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援交ブルース(援助交際撲滅キャンペーン作品)  INFORMATION








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          第8話                   第16話







本作品ヒロイン  野々宮ありさ ちゃん





【第2話より抜粋】


        すぐに穴をいじくったりしないで、周りからゆっくりと攻めて来た。さ
        すがに若い男の子と違う。

        (あぁん……)

        感じやすい私は、もうそれだけで身体が熱球のように火照りはじめてい
        た。

        (あぁん、もうアソコ濡れてるぅ……)

        特にクリの皮を丁寧に剥かれた瞬間、思わず「キャンッ!」って犬のよ
        うな声を上げてしまった。

        「はっはっは、あさりちゃんのピンクチェリーが顔を覗かせたよ。意外
        に大きいね」

        おじさんは喋りながらでも、手はちゃんと動かしている。
        剥き出しにされたクリをおじさんは優しく揉み始めた。

        「はふ~ん……あぁ、ダメェ、そんなことしちゃいやぁ~……」
        「ほう、もうよだれが垂れ始めているよ。そんなにいいのかい?それじ
        ゃ穴のしまり具合はどうかな?」

        おじさんはそう言いながら、私の一番大切な場所に指をズブリと挿し込
        んだ。

        「あああっ!そんな~!」

        太い指に私の粘膜がグジュっと絡みつく。
        狭い穴を分け進むように指は奥へ入って来た。

        「あさりちゃんのここ、すごく締まりがいいね。ははは、指がちぎれそ
        うだよ」

        少し奥まで押し込んで一旦止まったと思うと、今度は途中の壁をこすり
        始めた。

        「ははは、ここ、コリコリしていい感じだね。しっかりと擦ってあげる
        からね」
        「ああっ!ああぁ~!やん、やん、そこをそんなに擦らないでぇ~!あ
        あぁん!」
        「ふふふ、気持ちいいかい?」
        「はぁ、はぁ、はぁ……、あぁ、あぁ!いい、いい!あぁ~ん、すっご
        く気持ちいいっ!」
        「そうかい、そうかい、それじゃもっと気持ちのいいことしてあげるよ。
        ふふふ……」












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それに夜学問(セックスのお勉強)という、ここでしか体験できないコーナーもあるサイトです。
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援交ブルース 第1話



  
                                          


【第1話】


        
        「ありさ、元気出しなよ~」
        「うん…そうだね。でもさぁ、明日からどうしよう……親父、会社が不
        況で倒産して失業しちゃったし、お母さんも身体弱いし……。お小遣い
        もらえないどころか、食べていけるかどうかも心配だわ…。高校だって
        もう辞めなきゃ……」

        困り果てた私(18歳)は、クラスで一番仲のよいみゆきに相談を持ち掛
        けた。

        「じゃあ、ありさ、援助交際するっかないね」
        「ひえ~っ!?援助交際って!そんなぁ……」
        「だって仕方が無いじゃん。食べて行かなきゃならないんだからさぁ。
        テレクラでもいいし、繁華街で探してもいいしさぁ……ありさ可愛いか
        ら簡単にお客が見つかるよ。ちょっとお金が欲しいって子はみんなやっ
        てるよ。ありさの場合、やんなきゃ仕方がないんだから~。やっちゃえ
        やっちゃえ~」
        「やっちゃおうかぁ……」
        「うん、やっちゃいなよぉ。そのうちまともでいいバイトが見つかれば
        辞めりゃいいんだからさ。それまでの繫ぎってことで」
        「う~ん、そうだねぇ……。うん、そうするよ、みゆき、ありがとうね」

        そんな切っ掛けで、私は援助交際を始めることになってしまった。
        繁華街で誘うというのも人目を差すと考え、テレクラを利用することに
        した。
        3度目の電話で会話したおじさんはいきなり私を誘って来た。
        これはしめたとばかり、私は相手の誘いに乗ることにした。

        待合わせはラブホだ。
        相手の条件は「制服を着てくること」だった。
        だから外での待ち合せはちょっとヤバイからラブホって言ったのだろう。

        ホテルにやって来たのは、中堅企業の社長風って感じのおじさんだった。
        いかにも好きそうで顔中が脂ぎっていて、しかも少なくなった髪の毛を
        大事そうに七三に分けている。
        (な~んかやだにゃん……、でも、仕方ないかぁ。お金欲しいし。それ
        によく考えてみれば、いい男来るわけないよね。いい男だったら女の子
        に困らないだろうし、援交なんかに手を出さないよねぇ。やっぱり諦め
        るしかないかぁ……)

        おじさんはベッドの上で鼻の下を伸ばして、私を舐め廻すようにジロジ
        ロ見てる。

        (かなりスケベそう……)

        私が制服を脱ぎ始めると、「そのままでいいよ」って言った。
        おじさんの言うとおり、制服のままでもじもじとしながらベッドに上が
        った。

        「君、とっても可愛いね。名前は何て言うの?エッチが始まると名前を
        呼びたいんだ。教えて?」

        本名の『ありさ』は出したくなかったから、適当に答えることにした。
        とっさに浮かんだ名前は単純に語呂をひっくり返しただけの『あさり』
        だった。
        するとおじさん、

        「貝みたいな名前だね。今から食っちゃうからちょうどいいか」だって。

        (つまんない……)

        「それじゃ、あさりちゃん。向こう向きでハイハイして」
        「ハイハイ……ですか?あぁん、恥ずかしいにゃあ……」
        「いいから、いいから」

        私は制服のまま、お尻をおじさんの方に向け、四つん這いになった。
        おじさんはわたしのスカートをゆっくりとまくり上げ、

        「おお、おおっ!可愛いパンティを穿いているね~」だって。
        その日穿いていたパンツは、白コットンでおへその下にワンポイントの
        赤リボンがついているごくノーマルなヤツだった。
        いわゆる女子高生パンツなのだ。

        (かわいいっていったって、このパンチュ、女高生なら誰でも穿いてい
        るごくごくフツ~のおパンツなんですけどぉ……。こんなので感動する
        かぁ?なんかよく分かんない~)

        おじさんはスカートを腰の辺りまでまくり上げて、わたしのお尻を撫で
        て来た。

        「可愛いね~、可愛いね~、あさりちゃんのお尻可愛いね~」

        円を描いていた手が、窪んだところにだんだん寄って来た。
        指で窪んだところを押したり撫でたりしながら、同じ言葉ばかりを繰返
        してる。

        「あさりちゃんは色白だし、本当に可愛いね~。僕の娘よりも若いんだ
        ね。どれどれ、娘より若い女の子のアソコってどうなっているのかな?」

        (おいおい、娘なんかと比較すんなよ~、ったくもう……)

        おじさんの手はパンツの腰の辺りにかかり、ゆっくりとずり下ろしてい
        く。

        (やっぱりやだにゃぁ~、こんな知らないおじさんに私の大事な場所を
        見られちゃうのかぁ……)

        パンツはお尻が見えたところで止めて、おじさんはもう一度、お尻を撫
        で始めた。

        「おお、おお!すばらしい~。あさりちゃんのお尻ってまるで採れたて
        の桃のようだね~」

        (貝の次は果物か……?)

        おじさんは左の手でお尻の左側を、右の手で右側をクリクリクリクリと
        撫でている。
        ちょっと汗ばんだ手が、おじさんの興奮を物語ってる。

        (くぅ、きしょいなぁ……やだぁ……)

        「桃の真ん中にきれいな筋が一本走っているね。さ~て、この筋の奥は
        どうなっているのかな?」
        「いやんっ!」

        おじさんの手が急にお尻のお肉を掴んで左右に分けた。

        「ほほう~、なんときれいなピンク色なんだろう」

        そういいながら、おじさんは私の割れ目に太い指を埋めて来た。

        「はぁ……いやぁ~ん……」

        不器用そうに見えたおじさんの指……それは意外なほど器用だった。






この作品は、愛と官能の美学 Shyrock様から投稿していただきました。
尚、著作権は、愛と官能の美学 Shyrock様に属しております。
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援交ブルース 第2話



  
                                          


【第2話】


        
        すぐに穴をいじくったりしないで、周りからゆっくりと攻めて来た。さ
        すがに若い男の子と違う。

        (あぁん……)

        感じやすい私は、もうそれだけで身体が熱球のように火照りはじめてい
        た。

        (あぁん、もうアソコ濡れてるぅ……)

        特にクリの皮を丁寧に剥かれた瞬間、思わず「キャンッ!」って犬のよ
        うな声を上げてしまった。

        「はっはっは、あさりちゃんのピンクチェリーが顔を覗かせたよ。意外
        に大きいね」

        おじさんは喋りながらでも、手はちゃんと動かしている。
        剥き出しにされたクリをおじさんは優しく揉み始めた。

        「はふ~ん……あぁ、ダメェ、そんなことしちゃいやぁ~……」
        「ほう、もうよだれが垂れ始めているよ。そんなにいいのかい?それじ
        ゃ穴のしまり具合はどうかな?」

        おじさんはそう言いながら、私の一番大切な場所に指をズブリと挿し込
        んだ。

        「あああっ!そんな~!」

        太い指に私の粘膜がグジュっと絡みつく。
        狭い穴を分け進むように指は奥へ入って来た。

        「あさりちゃんのここ、すごく締まりがいいね。ははは、指がちぎれそ
        うだよ」

        少し奥まで押し込んで一旦止まったと思うと、今度は途中の壁をこすり
        始めた。

        「ははは、ここ、コリコリしていい感じだね。しっかりと擦ってあげる
        からね」
        「ああっ!ああぁ~!やん、やん、そこをそんなに擦らないでぇ~!あ
        あぁん!」
        「ふふふ、気持ちいいかい?」
        「はぁ、はぁ、はぁ……、あぁ、あぁ!いい、いい!あぁ~ん、すっご
        く気持ちいいっ!」
        「そうかい、そうかい、それじゃもっと気持ちのいいことしてあげるよ。
        ふふふ……」

        おじさんって性急じゃないし、ひとつひとつの動作が丁寧なんだけど、
        何か粘っこい。
        それでいて、もっとされたいような、逃げ出したいような、おかしな気
        分。
        指を入れて掻き回されるだけでも、すごく感じているのに、おじさんは
        もっとすごいことをして来た。

        (ペチョッ……)

        おじさんは、突然、私のアソコにキスをした。

        「あ~んっ……」

        (ピチョピチョピチョ……)

        「あぁ、あぁ、あぁ、あああ~……」

        おじさんは舌まで挿し込んで、私の割れ目を舐めはじめた。

        「あぁん~!ああ、すごいっ!」

        (ピチャピチャピチャ~)

        「ううう……あさりちゃんのオマ○コ、すごく美味しいよ~、ううう……
        おじさん、もうたまらん!」

        おじさんは唇をアソコにまるで吸盤のようにくっつけて、むしゃぶりつ
        いて来た。

        (フンガァ、フンガァ~……ベチョベチョベチョッ……)

        おじさんの鼻息がすごく荒くなっている。

        「あっ、あっ、いやっ!そんなあ~、ひい~っ、ひゃあ~!そんなに強
        く吸わないでぇ!」

        おじさんのキスってすごいんだもの……私、感じ過ぎちゃって、お汁が
        止めどもなく溢れたの。
        おじさんはそのお汁を美味しそうに品の悪い音を立てて吸い続けた。

        (ジュルジュルジュル……チュ~チュ~チュ~……)

        時々クリトリスの皮を拡げて、舌の先っぽでレロレロと舐められた時は、
        気持ちが良すぎて泣き出しそうになってしまった。

        「ひぃ~~~~~!やんやんやんやんやん~~~っ!」
        「ふうふうふう……う、美味い……ふぅ、フンガァ~フンガァ~……
        (チュルチュル~)」
        「ダ、ダ、ダメェ~~~~~!はぁはぁはぁ、わ、私、おかしくなっち
        ゃう~~~!」
        「う、美味い……あさりちゃん、う、美味い……若い子のオマ○コはホ
        ントうまいね~(ぜぇぜぇ……)」

        (若ければ誰でもいいのかよ~!ったくもう……でも気持ちよくしてく
        れてるから大目に見ようかなぁ……)

        (ジュルジュルジュル……)

        「ひぃぃぃぃぃ~~~~~!」

        おじさんの巧みなクンニについ堪らなくなくなってしまって、私はベッ
        ドの上で腹ばいの格好で潰れてしまった。
        だけど、おじさんのクンニは終わらない。
        私のお腹を持って、潰れた私を起こしに掛かった。
        そしてまたアソコばっかりキスの雨。
        私がギャ~ギャ~と喚くから、一層面白がって、執拗にしゃぶりついて
        くる。
        おじさんのキスのせいで、私のアソコから溢れた蜜は、太股を伝ってシ
        ーツまで濡らしてしまった。

        (前に付合ってた彼とは全然違う……年輩の人ってみんなこんなに上手
        なの?外見はちょっとキショいけど、テクは抜群~あぁ、どうしよう…
        …)

        本音を言うと、気持ちは拒んでいるんだけど、身体はおじさんに素直に
        なってしまってる。
        アソコをしゃぶられて、身体がジンジンしてきた。
        甘ったるい痺れとでもいうのか……。

        (あぁ……私、困っちゃう……)

        見知らぬおじさんにお尻を剥き出しにされて、女の子の一番大事なとこ
        ろを舐めまくられている。私って、今、すごいことをされているんだ。

        ジンジンしてきたアソコは何かをとっても欲しがってるみたい。

        (あぁ、いけないわ……)

        「んんっ、んっ、ああ…………」

        私いったい、どうなっちゃうんだろう。
        おじさんとは今日はじめて会ったばかりなのに。

        前の彼とはそれなりに色々と経験はした。
        抱っこされるのは嬉しかったけど、エッチは痛いばかりで、気持ちよか
        ったのはほんの少しだけだった。
        でも彼の前では「すごくいいわ~」なんて演技をしてしまった。
        だって一生懸命がんばってくれてる彼に悪いんだもの。

        身体がジンジン痺れてくるって、初めて体験するような気がする。        




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援交ブルース 第3話



  
                                          


【第3話】


        
        「ふう~、それじゃ、あさりちゃん、そろそろ、入れちゃうよ?おじさ
        ん、もうたまらなくなって来たんだ」

        やっとアソコから唇を離したおじさんは開口一番そう言った。
        おじさんは私のお尻をもう一度抱き起こして、体勢を立て直した。

        (あぁ、ついに入れられちゃう……あぁ……)

        そう思ってるうちにオジサンは、わたしの腰を両手でしっかりとつかん
        で、すごく硬くなったモノをアソコにあてがった。
        一瞬、背中に緊張が走る。

        (ズニュ、ズブズブズブ……)

        ゆっくりと太いモノが肉ひだを分け入ってくる。

        「あぁ、ああああぁ……」
 
        おじさんはゆっくりと腰を動かしている。

        (ズン、ズン、ズン)

        入る瞬間の感じと抜く瞬間の感じってすごく違う。
        これってヒダヒダの向きのせいかしら?
        おじさんがズンッって押してくる度に、私のお尻が前のめりになってし
        まう。

        ああん、だんだん気持ちがよくなって来た。
        アソコから伝わった快感が身体全体に広がっていく感じ。

        「あっ、ああっ、あっ、ああっ、くうっ…………」

        ああ、どうしよう。
        私、何だか変……。

        「あぁん、あぁん、あんあんあん、はぁ~ん…………」
        「ううう……、おお~、あ、あさりちゃんってすごいシマリだね……。
        おじさん、もう持たないよ~、よし、最後の一突きはやっぱりこの格好
        だな」

        おじさんはそういいながら、少し強引に、私を仰向けにさせて、脚を海
        老のように折り曲げた。
        ハイソックスを穿いた私の両足が、顔の横辺りに来てる。
        でもスカートはまだ穿いたまま。
        パンツだって、足首で辛うじて止まってる。
        なんかすごいスタイル。

        おじさんは一度抜いたモノを、もう一度入れ直して来た。
        その瞬間、私は思わず声をもらしてしまった。

        「あぁ~~ん!お、おじさん……」

        おじさんのアレは先程よりもすごく大きくなってるし、すごく硬い。
        私のアソコにギチギチにキツく入りこんでる。
        おじさんは私の曲げた脚を大きく開かせて、グイグイと強く押し込んで
        来た。

        「はふ~~んっ!」

        もうどこにも逃げられないすごい格好。

        (ああん、気持ちいい、たまんない~!)

        おじさんの動きが慌しくなって来たみたい。
        はぁはぁというおじさんの激しい吐息を、私はもうろうとした意識の中
        で聞いていた。
        私の中に秘めた淫靡な渦は、とめどもなく大きく広がろうとしていた。

        「うううっ、うううっ~!」

        おじさんの動きが一段と速くなったと思ったら、アレを引き抜いてしま
        った。
        おじさんのモノがビクンビクンと脈を打ったあと、白い液体が私のおな
        か目掛けてシュシュッと降り注がれた。
        白濁色のドロリとしたものが私のおなかだけじゃなく、紺色のスカート
        まで汚してしまった。

        (ありゃあ~……)

        「ああ、ああ……しまった……あさりちゃん、ごめん~、スカートを汚
        してしまった」

        おじさんはイッタ感動に酔うどころじゃなくなったようだ。
        すぐさま、素にもどって、私にペコペコと謝った。

        「うん…仕方ないかぁ…」

        私はタオルを絞って来て、スカートの汚れをゴシゴシとこすっていると、
        おじさんは私の肩に手を掛けて、

        「それじゃ、これ約束の代金だよ」と言って3万円くれた。

        「ありがとう~」

        私はニッコリ笑って頭を下げた。

        「それとね……」
        「うん、何?」
        「これ、取っておいて」

        おじさんはそういって、さらに1万円札を出した。

        「どうして?」
        「いやぁ、あさりちゃんね、すごくよかったからボーナスあげるよ。そ
        れにスカートも汚しちゃったからクリーニング代も要るだろうし」
        「あぁ、そうなんだ。ありがとう!それじゃぁ、これ遠慮なくいただき
        ます!」

        私はおじさんに礼を言った。

        「それとね、あさりちゃん。もし良かったら、君、私と契約をしないか?」
        「契約?」
        「うん、1ヵ月につき10万円あげる。その代わり、私と月に4~5回
        付合ってくれないか。食事も奢ってあげるよ」
        「う~ん……」
        「いやなの?」
        「う~ん……すごく嬉しいけど、やめときます……。またチャンスがあ
        れば会えると思いますし」

        そこには急に丁寧言葉に変わった自分がいた。
        私の断りに、おじさんは怒りもしないでニコニコと、
        「そうだね。機会があればまた会えるね」と言ってくれた。

        (おじさん、やさしい人なんだ……)

        確かにお金は沢山欲しかったけど、特定の人と援交するのって、やっぱ
        り嫌だった。
        ひとりの人とずっと付合うと、やめにくくなるし。
        だってある程度お金ができたらやめたいんだもん。       




この作品は、愛と官能の美学 Shyrock様から投稿していただきました。
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援交ブルース 第4話



  
                                          


【第4話】


        
        翌日、私は池袋でお客さまを物色していた。
        昨日はいい人だったけど、ちょっとおじさま過ぎたにゃん。
        もう少し若くて、私好みの人がいないかなあ。
        でもあまり若過ぎるとお金を持ってないか、それとも値切られることも
        あるだろうし。

        うん?信号で待ってる30代のサラリーマン風……ふうむ、結構私の好
        みかも。
        一度、声をかけてみよう。
        ダメで元々じゃん。

        私は長い信号を待っている男性のそばに近づいて、思い切って声を掛け
        てみた。

        「あの~……」
        「……?」
        「あの~……」
        「なに?」
        「あのぅ、すみませんが……お茶をおごってくれませんか?」

        突然「援交しませんか」って切り出すわけにもいかなかったので、遠ま
        わしにジャブを放ってみた。
        ところが返って来た答えは、

        「へぇ?僕が君に?どうして初対面の君にお茶をご馳走しなきゃいけな
        いんだ?」
        「喉が渇いたんです。でもお金、持ってないんです」
        「そんなこと僕に言ってもらっても困るんだけど」
        「はぁ……ダメですかぁ……」
        「はい、ダメです」

        ちょうどその時信号が変わり、その男性は振り向きもしないで信号を渡
        って行った。
        男性はダーク系のスーツに茶色のカバンを提げている。
        私は諦めないでその男性の後を追いかけることにした。
        信号を渡り終ったところでようやく追いつき、もう一度声を掛けてみた。

        「あの~すみません~……」
        「なんだよ、君は。お茶はおごらないよ。他の人に頼んでみれば?」
        (ひぇ~、何と冷たい……)
        「あのぅ、お茶はもう諦めます……」
        「え?じゃあ、どんな用なの?」

        男性は迷惑そうな表情に変わっている。

        (これは無理かも…。いやいや、この際思い切って誘っちゃえ)

        蚊が鳴くような小声で、

        「あのぅ……私と……3万円でいいことしませんか?」

        私の言葉を聞いた途端、男性の顔色が大きく変わった。

        「な、な、なんだって?3万円で君といいこと~~!?いいことっても
        しかして、エッチするってこと!?」
        「あのぅ…ちょっと声が大き過ぎるんですけど……」

        私は周りの通行人に聞かれてないかと、思わず辺りを見廻した。

        「こりゃあ、ぶったまげたな~」
        「はぁ…ダメですか……」
        「3万円でナニをするって、それって援助交際じゃないの。そんなこと
        しちゃいけないよ。すぐにやめた方がいいと思うよ」
        「それはそうなんですけど……」
        「何か深い訳がありそうだけど、とにかく援助交際はダメだよ」
        「はぁ……」

        (こりゃ、とんでもない相手に声をかけてしまった……失敗だぁ……)

        説教されてしまって返す言葉に詰まってしまった私だったが、その男性
        から意外な言葉が……

        「よし、それじゃこうしよう。エッチはしないけどお茶はおごってあげ
        るよ。何が飲みたいの?」
        「えっ?いいんですかぁ?わ~~い、嬉しいな~!それじゃ、ヨーグル
        トシェイクをおごってくれますか!」
        「うん、じゃあ、それがあるお店に行こう。この近くでどこか知ってる?」
        「はい、知ってます!それじゃ私に着いて来てください!」

        近くにはアイスクリームとヨーグルトの専門店で『マンデルセン』とい
        うお店があって、私は男性をそこに案内することにした。

        (何か変な展開になってきたけど、まぁいいか……)

        「それにしても制服の女子高生と歩くって目立つなあ。会社の誰かに見
        られたらちょっとヤバイかも」
        「そうですねぇ。じゃあ娘って言えばいいじゃないですか?」
        「バカ、君のような大きな娘が僕にいるはずないじゃないか」
        「あはは~、それもそうか。じゃあ妹ってことで」
        「うん、そういうことにしよう。ところで、君、名前は何て言うの?」
        「名前ですか?ありさで~す♪」

        私はその時何のためらいもなく本名をいっちゃったの。
        目の前の人には何故だか嘘をつけないような気がしたから。
        まだ出会ったばかりなのにね。

        「ありさちゃんっていうんだ。僕は車井山達彦。で、早速聞くけど、ど
        うして援助交際なんかしているの?」
        「はぁ……実は……」

        私は援助交際を始めるようになったいきさつを、車井山さんに包み隠さ
        ず話すことにした。
        私が話している間、車井山さんは真剣な表情で黙って聞いていた。
        話し終ったあと、車井山さんはゆっくりと語り始めた。

        「ありさちゃん……だったね?君の家庭事情はよく分かったよ。とても
        気の毒だと思う。食べていくために人は働かなきゃいけない。だけどね、
        援助交際をすることはやっぱりいけないことだ。お金は手っ取り早く稼
        げるかも知れないけど、逆にありさちゃんが失うものも大きい。それに
        援交なんてしてしまうと、君の心に生涯傷を残すことになる。
        法律うんぬんは置いといて、大好きな人とエッチするんだったら全然構
        わないと僕は思う。だって身体はもう立派な大人なんだし恋もするんだ
        し。でもね、お金のために好きでもない人に抱かれる……それって楽し
        い?辛いだけじゃないの?」

        「うん…すごくイヤ……。でもね、お金がないと生きていけないし、仕
        方ないもん……」

        「お金が欲しけりゃ他にも方法があるじゃないか。そりゃあ、ちゃんと
        したバイトだとあまりお金は儲からないかも知れないけど、ほとんどの
        人はそれでも我慢して毎日がんばっているんだから」

        「はい……」

        私はヨーグルトシェイクに口もつけないで、いつしか車井山さんの話に
        耳を傾けていた。       




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