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もえもえ マーメイド・ママレード  第5話



  
                                          



【第5話】



そんな安堵感が皮肉にもプールへの誘導を早める結果となってしまった。
もえもえはその場から逃れるようにプールへと身体を沈めた。
男たちももえもえの後を追うようにプールに入っていった。
プールの水を吸収したもえもえの水着は収縮し、さらにピッタリ肌に密着してしまった。
もえもえは水着が肌に張り付いていく感触に恥ずかしさを覚えながらも男たちの前で平泳ぎを始めた。

もえもえのすぐ後ろに車山が続いた。
ゴーグルを着けた車山の目に水中で大きく脚を広げて泳ぐもえもえの姿が映っていた。
白く美しい脚が広がる度に水着に包まれた股間は大きく開き車山を興奮させた。
飛び込み台下の白い壁に手を着いてもえもえは立ち上がった。

「プハ~……」

後を追っていた車山ももえもえの泳ぎが止まったのに合わせて立ち上がった。

「車山さん……平泳ぎはできるんですね?」

もえもえは大きく息をしながら彼女を見つめている車山に言った。

「ハ~、ハ~、先生……あのね……?」
「なにか……?」

車山がいやらしい微笑を浮かべて質問してくる姿に、もえもえは少し怪訝な表情を見せた。

「先生……サポーター着けてないでしょ……」

車山の言葉にもえもえは激しく狼狽した。

「えっ……」

「肌に水着が吸い付いてるから……よく分かるんだよ……」

遅れてきた野崎が横にいる宮本に呟いた。

「そうそう……先生の乳首とか……なぁ……」

「割れ目ちゃんとかも……くっきりと……へへへへへへ……」

「…………」

先日までは比較的健全そうに見えていた男たちのイメージからは想像できない恥辱的な言葉に、もえもえは言葉を詰まらせてしまった。

「どうせなら、裸で泳いでよ。もう見えているのと変わらないんだから」

車山は顔を赤らめているもえもえにささやいた。

「そんなぁ……」

もえもえの顔が更に赤く染まっていく。
車山に続いて、宮本たちも言葉を続けた。

「そうだよ、その方が俺たちも練習に身が入るってもんだよ」
「サポーターを着けない先生の方が悪いんだから……それぐらいいいんじゃないの?」
「そんなこと……」

もえもえは恥かしくてまともに彼らの顔を見られない。
どのように返事をすれば良いのだろうか。
もえもえは困り果てた表情でやっと言葉を選んだ。

「忘れてしまったことは謝ります……本当にすみません……だから許してください……」

もえもえは彼らに何度も頭を下げて詫びた。
だけど誰ひとりとして「もういいよ」とは言わなかった。
それどころか、車山がさらにもえもえを困らせるようなことを言い出した。

「どうしても言う事を聞けないって言うんなら仕方ないね……俺……スクール辞めさせてもらうよ……理由をきっちりと言ってね」
「そんなぁ……だけどいくら何でも裸でなんて……」
「担当の先生がサポーターを着けずに泳ぐんで、気が散って練習に身が入らないから、って言うからね」
「私も車山さんと同じだね。スクール辞めるよ、もう」
「俺も同感だ」
「僕も」

他の3人も車山に同調するかのように口々に言い出した。

「や……辞めるなんて……そんなこと言わないでください!」

思わぬ展開にもえもえの頭はパニック状態になってしまった。
自分が裸になって指導するなど言語道断ではないか。
とは言っても、自分が担当する生徒たちが一斉に辞めてしまえば、指導していたもえもえの責任が大いに問われるだろう。
来春大学進学以降、もしかしたら選手生命まで危うくしてしまうかも知れない。
あるいは将来、この世界においてインストラクターとしての道を閉ざされてしまうかも知れない。
高校生活最後のアルバイトで大失態を演じたという汚点だけは絶対に残したくない。
それに自分を雇ってくれたスポーツジムにも大きな迷惑をかけることになってしまう。
スポーツジムが乱立する昨今、大量に生徒が辞めたという噂が広がれば、スポーツジムとしても信用をなくすのは間違いないだろう。
それも自分のせいで……。
責任感の強いもえもえとしてはそれは耐えがたいことであった。

もえもえは苦境に立たされた。
男たちの無言の圧力がもえもえに苦しい選択を求めてきた。

「辞めるなんて言わないでくれて言ったって……じゃあ、いいのかい?」
「どうなの?」

「…………」

男たちから浴びせられた言葉にもえもえは拒むこともできないまま黙って俯いていた。

「もう胸のポッチとかアソコの割れ目とか見えてんだから裸と変わらないよ」
「…………」

「先生っ、どうするんだい?」
「……許していただけないでしょうか……」

もえもえは小さな声を漏らした。

「じゃっ……辞めるしかないか」

車山はそう言うとプールサイドに向かって歩きだした。
それに連られるように宮本たちももえもえの方に目をやりながら水を漕ぎつつ歩いていた。

(どうしよう……みんな辞めちゃう……)

もえもえはプールから出ようとしている男たちの後姿を茫然と眺めていた。
もえもえの脳裏には進退問題で呼び出されている自分の哀れな姿が浮かんでいた。

「ま……待って……」

バスタオルで身体を拭き出した男たちにありさは悲壮な表情で叫んだ。
もえもえは水着の肩ひもをそっとずらした。

両肩から次第に降りていく水着に合わせて、もえもえのピンと張った瑞々しい素肌があらわになった。

(これで……これで……ジムのアルバイトが続けられるなら……)

男たちは水着を脱ぎ出したもえもえの姿をプールサイドから見下ろしていた。

「そうかい……先生……物分かりがいいや……」






 




この作品は、愛と官能の美学 Shyrock様から投稿していただきました。
尚、著作権は、愛と官能の美学 Shyrock様に属しております。
無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。


ラヴラヴから凌辱ものまで多ジャンル官能小説取り揃え。
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もえもえ マーメイド・ママレード  第6話



  
                                          



【第6話】



乳房の谷間まで水着を降ろしたもえもえは思い切りがつかないのか、その手を水着のストラップに当てたまま立ち尽くしていた。

「さぁ……時間が無いから早く……」

車山たちはプールの縁にしゃがみこんで顎で指図した。
逃れることのできない状況に自分を追い込んでしまったもえもえは、羞恥心に震えながら自ら水着を下げていった。
胸まで水に浸かってはいるが次第に白い肌が露出していくのが分かる。

(…………)

揺れ動く透き通った水中で次第に白い乳房の全貌が明かされていった。
露わになっていくもえもえのピンク色の乳輪に男たちは息を潜めて見つめていた。

「おぉっ……」

可憐なもえもえの乳首が姿を表した瞬間、男たちから歓喜に満ちたどよめきの声があがった。

「もう……これで……」

もえもえはふくよかな胸を腕で隠すように廻しながら呟いた。
だが量感のある乳房を彼女の細い腕で隠すことなど所詮は不可能であった。
しかも皮肉にも、もえもえの恥らう動作が男たちの情欲を一層そそる結果となってしまった。

「…………」

男たちはもえもえに向かって首を横に振った。
最後まで脱ぐようにとの無言の催促である。

もえもえはこれで許されるとは思っていなかったが、「やはりだめか」と落胆して首まで身体を水中に沈めた。

(…………)

もえもえは乳房の下まで降ろした水着に手をやると、ゆっくりと下に降ろしていった。
腰骨の辺りまで水着を降ろし終えたもえもえはそっと目を閉じ足先から包まった水着を抜き去った。

(…………)

スクールのプールではある程度水温調節はしているものの、当然ながら風呂のように温かい訳ではない。
素肌に直接触れる水は意外と冷たいものだ。
目前の男たちの視線が下半身に集まっているのをもえもえは感じ股間を手で押さえた。

「さあ、レッスン開始だ」

車山は嬉しそうに叫んだ。

「先生……平泳ぎ教えてくださいよ……」

宮本が口元にいやらしい笑みを浮かべながら意地悪な催促をした。

「え?この格好で……ですか……?」
「もちろんですよ。さあ、時間がないんだ、早く」

もえもえは顔を真っ赤に染めている。
他の泳法ならまだしも平泳ぎは必ず開脚しなければならない。
水着を着けていない姿で開脚。
もえもえはその光景を思い描いて茫然としていた。
だが無言の圧力はもえもえが躊躇うことを決して許さなかった。

もえもえはゆっくりと腰を浮かせ水面に両手を伸ばした。

「あ、お手本の前に……あのぅ……少し説明をします……」
「…………」

もえもえは一旦は手本を示そうとしたが、平泳ぎだと脚を引きつけた瞬間どうしても開脚になってしまい股間が丸見えになってしまう光景が脳裏を過ったため、手本を躊躇い口頭による説明で時間を繋ごうとした。

「平泳ぎ足の裏で水を蹴って進む独特な泳法です。水面で身体に受ける抵抗が大きいので、足で蹴った身体を十分に伸ばして進むことを覚えてください」
「…………」
「蹴る要領ですが、膝を閉じ踵から蹴り出すとうねりが生じやすくなり、のびのある泳ぎになってきます。蹴り終わった足は、踵をつけて足先を水面近辺に置いて伸びていると後の動作にスムーズにつながります。伸びが弱まる直前に足をお尻の方にひき戻しますが、両膝はやや開いて持って来ましょう。水をかく時手の動きは……」
「先生」
「え?」

泳ぎ方の説明をしているもえもえに車山は口を挟んだ。

「先生、説明の最中に悪いんだけど、今日は時間があまり無いんだから先に手本を示してくれないかなあ?なあ、みんなもそう思うだろう?」

車山は他の3人に同意を求めるべく声を掛けた。
返ってくる答えは言うまでもなかった。

「俺も同感だね。先生、今日は実践だけでいいですよ」
「先に手本を見せてくださいよ」
「車山さんの意見に賛成」

生徒たちの強制に近い要求を受けざるを得なくなったもえもえは、ついに観念して手本を示すべく平泳ぎをはじめた。

両手を伸ばして水をかく。
脚をグイっと引き寄せて外に蹴り出す。
その引き寄せた瞬間を男たちは息を潜めて覗き込むように見入っていた。

よく鍛えられプリプリとした双臀の中央には、縦に走る一条の川が美しい佇まいを見せている。
脚を引き寄せる度に覗く桃色の川床が、まだ成熟し切っていない女のエロティシズムを醸し出していた。

男たちが昂ぶるのに多くの時間を要しなかった。
水中のためはっきりとは見えなかったが、スイミングパンツの前面が盛り上がって窮屈そうになっている生徒もいた。

手本を示すもえもえに車山は神妙な顔つきで質問をした。
平泳ぎが出来るはずの車山がだ。

「先生、ちょっと教えてくれないかなぁ?」
「はい……どのような……」
「う~ん、ちょっと口では説明しにくいなあ……。あの、先生、もう一度脚を折り曲げてくれない?」
「え……?脚を折り曲げるのですか?」
「うん、すまないんだけど」
「分かりました……」

もえもえは再び水に浮き脚を屈曲させようとした。
その瞬間、車山はスルリともえもえの後方に回り込み、もえもえの両脚の間に割り込んだ。
車山の胴体がじゃまになって脚が動かせない。
もえもえは驚いた。

「しゃ、車山さん!な、何をするつもりですか!?」






 





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もえもえ マーメイド・ママレード  第7話



  
                                          



【第7話】



「先生、そんな恐い顔をしないでよ。え~と、脚を折り曲げて蹴り出す時の角度なんだけどね……」

車山は図々しくも後からもえもえの太股に手を添えた。

「な、何をするんですか!うっぷ!」

突然太股を触られて驚いたもえもえは、バランスを崩してしまいあろうことか水面に倒れ込んでしまった。

「ううっぷ!」
「あっ、先生、大丈夫?」

その時タイミングよく横合いからもえもえに手を差し伸べたのは、太鼓のような大きな腹の宮本だった。
もえもえの両肩を支えてやったまでは良かったが、その直後、彼は混乱に乗じて驚くべき行動をとった。
水に濡れた顔を両手で拭っているもえもえの隙を突いて、後方からふくよかな乳房を鷲掴みにしたのだった。

「きゃっ!な、何をするんですか!」
「まあ、いいじゃないか。ちょっとぐらい触らせたって」

宮本はそう言い放つと、乳房をぐいぐいと揉み始めた。

「いやあ~!宮本さん、やめてください~!」
「先生がいけないんだよ~。サポーターを着けないで現われて、俺たちをムラムラさせたんだから」
「そんなぁ~、本当に忘れてしまっただけなんです。わざとじゃないんです。だから、だから、許してくださいい~!」

間近に立っていた一番若い山下も意地悪そうな微笑を浮かべてポツリとつぶやいた。

「男子生徒が来ると分かっているのに、サポーターを忘れるなんて信じられないよ。意識的に着けなかったんじゃないの?男子生徒の気持ちを誘って、エッチなことをされたかったとか?」
「そんな~、そんなこと絶対にありません~!」

ずっと口を噤んでいた中年の野崎までが、さらにもえもえを窮地に追い込むようなことをつぶやき始めた。
メンバー中一番華奢な男で、いつも着けている眼鏡がないせいかやけに目を細めている。

「まあ、皆さん、ここは先生が言ってるとおり着けるのを忘れたと言う言葉を信じてあげようじゃありませんか。だけど……」
「……」
「サポーターを着けないで生徒の前に現われたと言うことは、コーチとして気持ちが弛んでいる証拠だと思うんです。だから、ここはしっかりと反省してもらう必要があると思うんです。先生のためにも……」

野崎の弁舌は一見もっともらしく聞こえるが、よく聞いてみるとやはりこじ付けとしか思えなかった。
だけど狼狽しているもえもえの耳には、どこか説得力があるように聞こえた。

「反省しています!本当です!もう二度と忘れたりしませんから。だから、だから、許してください……」

もえもえは既に半泣きになっていたが、誰一人として彼女に寛容な言葉を掛ける者もいなかった。
途方に暮れるもえもえの背後から、静かに淫靡な物体が接近していたが、懸命に懇願するもえもえはまだ気づくはずもなかった
そんなもえもえの臀部の割れ目に硬直した肉棒が密着した。

「えっ……なに……!?」

その独特な感触から、もえもえは直ぐにそれが男の肉体の一部であることに気づいた。
もえもえに密着したのは車山だった。
車山は後方からもえもえの腰に手を回しながら耳元でそっと囁いた。
その声には女性をうっとりさせる大人の男の色気が漂っていたが、内容は実に辛辣なものでもえもえを震撼させるほど淫らなものであった。

「先生がサポーターを着けてなかったからだよ……俺のがこんなになってしまったのは……」
「そ、そんなぁ……」
「だからさ、責任を取ってもらわなくちゃ。ね?」
「いや……いや……お願い、許して……」

車山は見えないことをいいことに、堂々と水中でもえもえの臀部を撫で廻した。
腰を左右に振って逃れようとするもえもえに、今度は宮本の手が伸びて来た。
宮本は先程よりも大胆に乳房を鷲掴みしグイグイと揉み始めた。

「きゃぁ~~~、許してください!宮本さん、車山さん!やめてください~~~~~!」

車山はもえもえの声に逆に煽られるかのように尻の割れ目に指を挟み込んできた。
おぞましさに打ち震えながら、車山と宮本以外の二人に助けを求めるもえもえ。
しかし野崎と山下までがもえもえを助けるどことか、嬉々としてもえもえの身体に触れてきた。
水中で男たちの魔手に肉体の各所を撫で廻され、気も狂わんばかりに泣き叫ぶもえもえ。
男たちはまるで予め申し合わせをしかたのように、器用にもパーツを分けて各所を愛撫し始めた。

「いやぁ~~~~~!!やめてぇ~~~~~っ!!」

宮本は乳房を揉みほぐし、野崎は首筋から鎖骨周辺に指を這わせた。
さらに車山は臀部の割れ目から指をこじ入れ秘孔をまさぐった。
また山下は前方から恥丘を撫で廻し、陰核包皮に指を宛がい包皮を剥きに掛かった。

「ゆ、許してください!お願いです……こんな酷いことはやめてください~~~!」
「ダメダメ、責任を取ってくれなきゃ」
「やめてえ~~~~~!」
「さあ、みんな、先生にしっかりと愛撫をしてあげてね。今から責任を果たしてもらうからね」
「オーライ~。しっかりと擦ってあげるからね~」
「いやぁ~~~!」
「男四人から責められるってどんな気分かな?」
「やめてえ~~~~~!」
「先生がずっと立ちっ放しって言うのは申し訳ないね。どうだろう?先生を水面に寝かせてあげるとするか?もちろん溺れないように俺たちが支えてあげて」
「そうだね。このままじゃ肝心な場所を舐めることもできないもんね~」
「そんなぁ……そんな嫌らしいことはしないでください~~~~~!」

いくら水泳で鍛え抜かれた強靱な身体ではあっても、小柄な18歳の少女が男たち4人に囲まれては抗うすべもなかった。
瞬く間にもえもえは男たちによって、水面に仰向けで水面に浮くいわゆる『背浮き』のような格好にされてしまった。
通常『背浮き』は自力で浮くものだが、今は4人の男たちの腕に支えられていた。
『背浮き』の軸となる背中の部分は一番若い山下が支え、足は左右に大きく割り開かれ、右側に野崎、左側に宮本が陣取った。正確に言うならば、野崎と宮本は支えと言うより拘束係と言った方が適切かもしれない。
つまりもえもえは水面で恥辱の『大の字』にされてしまったのだ。
そして4人の中ではボス的存在の車山がもえもえの股間に近づいた。






 





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もえもえ マーメイド・ママレード  第8話



  
                                          



【第8話】



羨望のまなざしで車山の行動を見つめる人の3人の男たち。
真っ先に最も美味なる箇所にありつこうとしている車山に対して不服を漏らす者はいない。
スイミングスクールの中にあっても『猿山』のような社会構造が自然発生的に構成されているようだ。

「いや、お願いですから許してください……」

もえもえの懸命の哀願も空しく、車山の指は女の羞恥の個所を捉えた。
水に濡れて陰部に貼りついた薄い恥毛を指で丁寧にかき分け、縦に走る女の証を指でなぞる。

「あぁ……やめてください……いやぁ……」
「ふふふ、それにしても先生って身体は細いのに、おま〇こはふっくらと肉付きがよくていい感じに盛り上がっているよね。俗に言う『もりまん』ってやつだね?こりゃ楽みだ~」

車山の言葉に呼応するかのように、もえもえの片足を支えていた宮本がつぶやいた。

「車山さんが言うとおり、もえもえ先生は確かに良いおま〇こをしているよ。名器間違いなし!」
「この中で人生経験が一番長い宮本さんが言うんだから確かだね」
「いやいや、人生経験がイコール性経験とは限らないからね。わはははは~」

車山は喋っている間も指の運動を休めることはない。

「あぁ、いや……いじらないで……車山さん、やめて……」

そこへ若い山下がもえもえの耳元で、わざと聞こえるようにささやいた。

「そう言えば、数日前のあるスポーツ新聞の記事に『もりまんの女は名器。男は2倍楽しめる』って書いてありましたよ。へぇ~、これが『もりまん』なんだ。ワクワクするな~」

山下は『もりまん』の女性を見るのは初めてのようで、素直に感動を表した。

「触り心地ってどう違うんだろう?車山さん、俺にも早く触らせてくださいよ~」
「まあまあ、そう焦るなって。後でバトンタッチするから」

聞きたくもない男たちの卑猥な会話がもえもえの耳に飛び込んで来る。
それも他人事ではなく、自分の性器のことをあれこれと論じ合ってるのだから恥ずかしくてしょうがない。
もえもえは頬を真っ赤に染めていたが、顔を背けることもできず目を閉じるしかなかった。

その時もう1人の年長者である野崎が車山に催促をした。

「車山さん、もうぼちぼち……やらないと時間がなくなりますよ」
「あ、そうだね。じゃあ、ぼちぼちと」

受講時間を大幅に超化すると、不審に思った他のコーチがやってくるかも知れない。
あまりゆっくりもしてられない。
車山の休めていた指が再び活発に動き出した。
陰核を覆っている皮を剥き広げ、艶やかなピンク色の実をつまんでみせた。

「あっ……」

まるで電流でも帯びたかのように身体をピクリと波打たせるもえもえ。

「先生ってすごく敏感だね。ちょっと触っただけなのにこんなに反応しちゃってさ。じゃあ、こうして擦るとどうなるのかな?」
「きゃっ!いやっ!あぁ、そこは擦っちゃダメぇ~~~……」
「そうなの?ここは嫌なの?それじゃ、こっちならいいのかな?」

車山は深い渓谷を指でなぞりながら、その中心部にある窪んだ部分に中指を挿し込んだ。

「きゃ~~~っ!いやあ~~~~~!!」
「先生、あんまり大きな声を出さないでくださいよ。コーチを辞めたくないんでしょう?」
「本当に?本当に今だけ……あぁん……我慢したら……許してもらえるんですか?事務所に言ったりしないのですか?」
「もちろんだよ。俺たちは約束は絶対に守る。先生が今夜大人しくしてくれたらね」
「わ、分かったわ……」
「ふふふ、なかなか物分りがいいじゃないか。では遠慮なく責めさせてもらうよ」
「……」

もえもえの顔から血の気が失せ蝋のように青白くなっている。

「宮本さん、野崎さん、両サイドから先生の下のお口をちょいと広げてくれますかね?」
「えっへへ~、お安いご用で」
「おおっと、待ってました~」

二人の男たちは水を得た魚のように喜び勇んで、早速もえもえの陰部に触れて来た。

「ほほう~、若い先生のおま〇こはいいね~。お肉がプリプリして弾力性が半端じゃないね~」
「いやっ!そんな恥ずかしいことを言わないでください!」
「陰唇が黒ずんでなくてきれいなサーモンピンクだね~。ゾクゾクして来た」
「いやぁ、そ、そんな広げちゃダメぇ~……」

(クニュクニュクニュ……クニュクニュクニュ……)

宮本と野崎はもえもえの陰唇に触れると「行き掛けの駄賃」とばかりに、拡げるだけに止まらず貪るように嬲り始めた。

「きゃぁ~~~~~っ!許してください~~~~~!」
「大きな声を出すなって」

宮本は陰唇の上部を擦り、さらには陰核をこねた。
野崎は陰裂の下辺を中心に愛撫し、時折アナルにも触れた。
もえもえは身体をよじって野卑な指から逃れようとするが、4人の男たちに固定されてはなすすべがない。
それに拒み続けて彼らを怒らせてしまっては元も子もない。
スポーツジムを解雇になるのだけは絶対に避けたい。
今の状況だとやはり我慢する以外方法はないだろう。
もえもえはは涙目でぐっと唇を噛み締めた。






 





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もえもえ マーメイド・ママレード  第9話



  
                                          



【第9話】



我慢も虚しくもえもえへの翻弄は絶え間なく続いた。
車山の指技に始まった愛撫も、まもなくすると四方八方から指や舌が迫り、男たちの暴走はとどまるところを知らなかった。
男4人の年齢を平均すれば39歳。自分の父親とそれほど変わらない男たちの老かいな前戯に、もえもえの若い肉体は不本意にもメロメロになりいつしか明らかな変化を見せていた。

自分がインストラクターをしているプールで、まさかこのような卑猥な仕打ちを受けるとは……

もえもえは今我が身に降り掛かっているこの災難がただただ夢であって欲しいと願った。

「あれ?先生、何か濡れちゃってるんですけど。かなり感度いいっすね~」
「本当だ!水とは違ってねっとりしてるものね、これは愛液だ!」
「いやぁ……そんな恥ずかしいこと言わないで……」
「へぇ~、先生って真面目そうに見えるけど意外とエロいんだね~」

わざと聞こえよがしに囁き合う男たちに、もえもえは頬を紅く染めて彼らから目をそむけた。
夢中になって『クリトリスなぶり』に興じる宮本と野崎に対して車山はぽそっとつぶやいた。

「お二人さん、お楽しみ中に悪いんだけど、広げる役目頼みますよ」
「おっと、そうだった。こりゃすまない」

言葉遣いは丁重な車山だが、明らかに宮本や野崎を威圧する何かがある。
宮本たちは彼の言葉に素直に従った。

車山はにんまり笑ってもえもえの目前で左手の中指を天井に向かってかざした。
その動作は無言ではあるが「今から指を挿し込むぞ」ともえもえに示唆していた。
クリトリスや陰唇を這い回った指が、まもなくうら若き女性コーチの秘孔に食い込んでいくのだ。
周囲の男たちは固唾を飲んで車山の行動を見守った。

「じゃあ入れるね」
「や、やめてぇ……お願い入れないで」

もえもえの哀願も空しく、車山はゆっくりと秘孔に押し込んでいく。

(クニュッ)

「あぁっ……」

男たちは無言で車山の指先を凝視している。

「かなり狭いなあ……それに中に生き物でもいるみたいに襞がいっぱいある。指がぐいぐいと締め付けられる感じ……どれ、もう少し奥へ……」

車山の中指は第二関節まで食い込んで停止した。
膣に指を挿入するとき男に最も求められるのは女性へのやさしさである。
あの硬直した男根を受け入れるのだから、膣は指の2本や3本ぐらい平気で飲み込んでしまう、というような錯覚を持ってはいけないのだ。
男根は亀頭の部分が柔らかく、それがショックアブソーバー(衝撃を吸収する装置)になっている。
さらには、女性の愛液という潤滑液のおかげで、男根は容易に膣内に入るのだ。
だから、AVでもない限り指1本挿入が最も安全で、それだけであっても女性は十分感じることのできる生き物なのだ。
指を何本入れたところで、それが即、性感に結びつくというものではないことを車山は知っていた。
そもそも指を多く挿入した方が女性がより感じるというのは、男の勝手な思い込みなのだ。
 
車山は挿入した中指をゆっくりと動かし始めた。

「あぁ……いやっ……そこは……あぁぁぁぁ~……」

(クチュクチュクチュ、クチュクチュクチュ、クチュクチュクチュ)

中指の第一関節の指の腹をやさしく擦りつけるようなイメージで左右に動かす車山。
ざらざらとした特徴のある箇所が見つかった。
車山はその箇所を集中的に擦りまくる。

「いやぁ~~~……そこはだめぇ……あぁん……!」
「先生、ここ感じるの?」
「あぁぁぁ~~~、いやぁぁぁ~~~……!」
「ふふふ、感じるんだね?」
「恥ずかしい……そんなこと言えない……」
「言葉にできないほど気持ちいいのか。じゃあ……それそれそれ!」

(スリスリスリ!スリスリスリ!)

「いやぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~!!」

(スリスリスリ!スリスリスリ!)

「はぁ~だめぇ~、擦らないで~、あっ、あっ、あっ、ダメぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~!!」

車山の指が捉えた箇所は俗にGスポットと呼ばれており、膣入口から4センチほど奥に存在し表面的にはクリトリスの裏側辺りと言える。
ひとたびGスポットを開発された女性は強く擦られると、感極まって随喜の涙を流す女性もおり、時にはクジラのように潮を吹く女性も存在する。
もえもえの場合性経験はあるものの、男性からGスポットを攻められた経験はなく、今日生まれて初めて『Gスポット感覚』を体験するのであった。
その場所が彼氏の部屋でもラブホテルでもなく、よりによって自身がインストラクターを務めるプール内とは何とも珍妙な話であった。

体感したことのない奇妙な快感がもえもえの肉体を支配していく。

「しゃ、車山さん……はふぅ……はぁ~、そこは、ほんとに……だめです……狂っちゃいそうです……いやぁ、もうそれ以上擦らないで~~~!!」

もえもえは強い快感に耐え切れず身体を弓のように逸らせたが、宮本たちに手足を押さえつけられていては逃れることも適わなかった。
美しいサーモンピンクの亀裂からは止めどもなく蜜が溢れる。
 
「どれどれ、どんな味かな?」

車山が指で蜜を掬おうと顔を近づけた瞬間、亀裂から勢いよく透明の液体が噴出した。

(シュワ~~~~~~~~~~~!!)

液体は見事に車山の顔面に直撃した。

「うわ~~~~~っ!」

(シュワ~~~!ジュバジュバジュバ~~~!!)






 





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