放課後の憂鬱 第1章 新しい仕事(4) 2014/12/12 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第1章 (4)】何枚か同じような水着の写真を撮ったあとで、スタイリストは藍に薄手のTシャツとぴったりしたパンツを手渡し、「次はこれに着替えて」といった。藍は水着が終わったので、ほっとして着替えを始めた。着替え終わってカーテンを開けると同時に、スタイリストは藍に厳しい口調で言った。「ちょっと、なんでブラしてるのよ! それにパンティも穿いてるでしょ? プロでしょ、あんた?!」藍は驚いた様子で答えた。「えっ、ノーブラ、ノーパン・・・ですか?」「当たり前でしょ? ラインが出ちゃったら台無しじゃない!」「ご、ごめんなさい、すぐに・・」藍が答え終わる前にスタイリストはカーテンの奥に藍を押し込み、Tシャツに手をかけ脱がすとすばやくブラジャーをはずした。藍の乳房があらわになり、手で胸を隠そうとしたが、スタイリストはすぐにパンツも下ろしにかかった。しかし「こ、こっちは自分でします・・」と藍は手を払いのけた。スタイリストはあきれた様子でカーテンを閉めた。藍は女性とはいえ、自分の衣服を脱がされたことにショックを隠せなかった。少しして着替え終わるとカーテンを開け、吉田の前に行った。明るいライトが当たると藍はまた驚いた。Tシャツから乳首が浮き出ているどころか透けてしまっていて、何も身に付けていないも同然だった。しかもパンツは薄い黄色だったため、陰毛も透けてしまっている。シャッターの連続した音に藍はまるで「犯されている」ような気分になり、その場にうずくまってしまった。涙も出てきた。吉田が藍を気遣い「どうした?」と声をかけた。その声に反応して、藍はとうとう声を上げて泣いてしまった。多田と岸田が驚いた様子で部屋に入ってきた。多田が「どうしたんだい? 藍ちゃん、何かあったのか?」と藍の肩を取り抱きしめた。藍は泣きながら「な、なんでもありません・・」と答えるだけだった。「今日はこの辺にしようか、なぁ吉田?」と多田は吉田にいたずらっぽく合図した。「まぁ写真はちゃんと撮れましたから、お嬢ちゃん、がんばったね。」と吉田も藍をなぐさめた。藍は少しだけほっとした。しかし涙は止まらない。「どうした?」岸田が藍に聞いた。藍は「こんな服、着たことなかったので、ちょっと・・」とべそをかきながら答えた。多田は「まぁ、これはテスト撮影だから、本番はちゃんと見えないようにするんだよ、それに今日の写真はすぐに破棄してしまうんだ。安心しなさい。」と藍に言った。藍はまだ泣きながら「はい・・すみませんでした・・」と答えた。多田と吉田はそんな藍を見て、不穏な笑みを浮かべていた。が、藍は自分のことが精一杯な様子で気づかなかった。岸田は藍に言った。「そのうち涙なんか出したくても出なくなるんだから!」藍はその言葉の意味を、そのときは理解できなかった。※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第1章(5)へ