放課後の憂鬱 第2章 写真(5) 2015/01/23 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第2章 (5)】藍がおずおずと手を下ろすと「では、伊藤君。提案者の君が、藍チャンをずぶ濡れにしてください!」と吉田が伊藤にバケツを手渡した。「ありがたきしあわせです!」と軍隊口調で言うとバケツを受け取り、一気に藍に水をかけた。「きゃあぁぁぁっっ!」ざばっという鈍い音とともに水がかけられ、藍はずぶ濡れになった。藍の白い薄いTシャツは水を得て肌の色と同化し、胸は裸以上になまめかしかった。赤いブルマーもパンティはおろか、陰毛までくっきりと浮かび上がらせていた。「あぁぁぁ! み、見ないで・・・」藍は耐えきれず、すぐにうずくまってしまった。吉田が藍に言った。「あらあら、またしゃがんだぞ! 立てよ、立つんだよ! 約束だろっ!」そこで振り返ると「おいっ、二人とも、藍ちゃんを立たせろ!」「Ok!」伊藤と柴田が藍の両腕を持ち上げると、背の低い藍の足は宙に浮かんでしまった。「やめて! やめてぇぇぇ! おろしてよぉ!」藍は足をばたばたさせて抵抗したが、男二人の力にはどうすることも出来なかった。「さぁて、濡れた体操服は冷たいね。脱がしてあげよう。」と吉田が抱えられ宙に浮いている藍のブルマーに手をかけ、ゆっくりと下ろし始めた。「やだ! やだ! やめて! 脱がさないでぇぇぇ!」藍は泣きながら足をばたつかせたが、無駄だった。吉田の手が藍のブルマーを膝ぐらいまでおろし、パンティがあらわになったその時、ドアがドンドンと音をたてた。「おい、なにしてるんだ!?」「やべっ、先輩だ!」吉田たちは慌てたが、すぐにドアは開けられ、高科が現れた。藍は二人の手から逃れ、ずぶ濡れでブルマーを下ろされた状態のまま高科に抱きついた。「ぶ、部長!」「吉田、なにしてるんだ!」高科は強い口調で吉田を問いただした。「いや、そのぉ、カメラチェックを・・・」「よしだぁぁぁっっ!」高科は吉田を張り倒した。吉田たちはふてくされ、そのまま部屋から出て行った。高科は自分のシャツをすぐに脱いで藍に着せ、抱き寄せた。「だいじょうぶ? ひどいことしやがって・・」高科は藍にやさしく声をかけた。「・・・は・・い・・」藍は震えていたが、高科の声で少し落ち着いた。「でも、あいつら、本当は悪いやつらじゃないんだけど・・藍ちゃんがあんまりかわいかったから、からかいたかったんだよ。許してやってよ。」「・・」「もう二度とこんなことさせないから! 約束するから、部を辞めるなんて言わないでくれ! 藍ちゃんは俺がなんとしても守るから!」藍は高科の言葉に少し安心した。そしてこの人を信じてみようと思った。でないと藍のいる場所はどこにもなくなってしまう。ここが私の場所なんだ、そう思った。それは藍の初恋だったのかもしれない。しかし藍の初恋は、ほんの一瞬の幻のような恋だった。※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第3章(1)へ