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放課後の憂鬱   第4章 狼の目(3)


  
                                          



【第4章 (3)】



Tシャツから硬く勃った乳首が、ツンと突き出していた。
藍の手は、まだ意思とは反して、その勃った乳首を摘もうとしていた。が、辛うじて思いとどまった。

(もう・・行かなきゃ・・)

ますます顔を赤らめ、興奮が冷めぬまま更衣室を後にした。


部室の扉に手をかけて、藍はハッとなった。

(あ、あたし・・・なんて格好してんの・・・)

藍の目は自分の胸に落ちた。先程の興奮のまま、乳首がはっきりと突き出ていた。本当の藍が、意識を取り戻しかけたのだ・・・。

(えっ、なんで?・・・やだ、着替えなくっちゃ)

更衣室に戻ろうと後ろを向いたその時だった。部室の扉が音を立てて開くと、みんなが出てきた。

「藍ちゃん、遅かったね。どしたの? OKでたから、早速行くよ。」

思わず両手で胸を覆っていた藍に、後ろから高科がポンと肩を叩いた。その瞬間、藍の胸はドキンと高鳴り、着替えに行こうとしたことを忘れてしまった。
藍が振り返ると、高科の顔が目の前にあった。その顔が、急に心配そうな色を浮かべた。

「あれっ? ちょっと顔が赤いけど・・・だいじょうぶ?」
「あ、あの・・はい、だいじょうぶです」
藍はそう答えると、ますます胸の高まりを覚えるのだった。


プールに到着すると、吉田が入り口の鍵を開けた。塩素の臭いが僅かに残っている。
みんなは入口から奥へと入ってゆくと、やがて重そうな鉄の扉の前で足を止めた。

「さぁ、ここだ。」

そこは薄暗く、四方をコンクリートで固められた狭いシャワー室だった。一部屋しかなく、鉄の重たい扉がある。
無理やりシャワーが取り付けられた、不自然な部屋だった。
扉の上はかなり開いているが、人が通れるほどではない。下には僅かな隙間がある。それ以外は扉を閉めてしまえば密室となる。
その鉄の扉も、外に鍵らしきものがついている。どうやら元は、小さな物置だったらしい。

いつもの藍なら、そこに何か危険なモノを感じただろう。
しかし今は、みんなといられる、仲間として扱ってもらえることの嬉しさ、そしてなにより高科への仄かな思いが、不安を感じさせる心を押さえ込んでいた。

「上からライトだな。暗すぎる。あと水出ると困るから元栓閉じてくれ。」
高科がてきぱきとそう言うと、部員たちがセッティングを始めた。

「元栓、OKです。ひねってみて下さい!」
伊藤がそう言うと、高科がシャワーを全開した。水はちょろっと少しだけ出たと思うとすぐに止まった。

「よーし、OKだな。藍ちゃん、ここに入ってくれる?」
高科が藍にそう言うと、藍は少し不安だったがすぐに従って薄暗いシャワー室の中に入った。

「じゃあ、ドア閉めるよ。」
高科がいい終わらないうちに、ガチャンと大きな音とを立てて鉄の扉が閉じられた。






※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。
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