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その人を想うとアソコが……

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【第1話】



いつからだろうだろう? 
胸の奥がドキドキするようになったのは?
息を小さく吐いてみても、息を大きく吸い込んでみても、やっぱり直らない。

わたしは窓辺の席に座ったまま、その原因を作る人を見つめた。
キラキラとした太陽の陽射しに照らされた特等席から、廊下側に面したちょっぴり暗めで肌寒そうな座席に、同情の想いも載せていつまでもずっと……

「それでね……あのね……」

だけど、その人は気付いてくれない。
全然気にもしてくれない。

大勢のクラスメイトに囲まれて、楽しそうにおしゃべりを続けている。
縦長な瞳を陽も当たらないのにキラキラと輝かせて、時折口元を手のひらで覆って、そうでない時は真っ白な前歯を微かに覗かせて、とにかく明るかった。
これ以上視線を合わせていたら、その眩しさに目眩まで覚えそうなくらいに。

「宿題、たくさん出ちゃったし……今のうちにしようかな……」

わたしは独り言を呟いていた。
もちろん誰も聞いてなんかいない。
聞き耳も立ててくれない。

「キャ♪ キャ♪」と、はしゃいでる声の合唱に耳を傾けながら、たどたどしい手付きでカバンに収めたノートと教科書を引っ張りだして、頭を俯かせる。
シャープペンを握って、そして……

椅子に腰掛けたまま、わたしは太腿を捩り合せていた。
その人の話す声が透き通った空気になって制服の胸元から忍び込むと、スルスルと降りてくる。
オヘソの窪みを覗いて、もっと下の部分へと。
ヒダスカートのウエスト部分をくぐって、背伸びして穿いたハイレグなショーツの中へと潜り込んできて……

ダメよ……ここは教室なの……
放課後で授業は終わってるけど、でもね、わたしの部屋でもベッドの上でもないのよ。

「んん……ふうぅっ……」

変な声が漏れていた。
決して聞かれては困る鼻声を吐いて、わたしは顔を少し持ち上げた。

宿題なんて、都合の良すぎる言い訳。
白いノートの上で遊んでいたシャープペンが、いつのまにか消えている。
握り締めていた右手と一緒に、逆さを向いてスカートの上から股間に宛がわれているけど、それはそれで構わないと思う。

だって、愛おしくて切ない空気は、大切な処の中にまで侵入しているもの。
ピタっと閉じているはずの割れ目のお肉を、透明な身体ですり抜けて、独りエッチの時にだけ覗かせるピンクのビラビラを、優しくタッチしてその奥にまで……

「くぅ、はあぁぁ……んん、ふうんんっっ」

どんどん漏れてしまう。
どんどん気持ちいい感情に支配されちゃう。

固くて薄っぺらい木製の背板から、背中が引き離されていた。
左腕を無地なままだったノートの上に置くと、肘を曲げて即席の枕をこしらえる。
突っ伏すように降りてきた横向きな顔を、手首の処で受け止めて、きっとわたしはお昼寝中。
窓ガラスに映る校庭をトロリとした目で眺めて、素通りするクラスメイトは、そんなわたしに興味など有りませんって感じで、素通りして。

「うぅ、ふんんっっ……やだぁ、そんなに急かさないでぇ……」

愛おしかった空気は切ない衣を纏って、処女の孔を冒険している。
膣っていう神秘的で、なのにとってもエッチな洞窟を這い這いしながら更に奥の方まで進んで……

わたしは、右手に握らせていたシャープペンを落とした。
密着させて擦り合せていた太腿を開いた。
そして、フリーにさせた手の指にヒダスカートを捲り上げさせると、Vの字形にされた内腿の突き辺りを目指させる。

もう、人の気配は感じないのに慎重に。
わたしは女の子だからと、恥じらいだけは意識させて。

シュル、シュル……

摘まむようにたくし上げたスカート生地が、モゾモゾとしてざわついた。
紺色の定間隔に並ぶヒダが盛り上がっては落ち込んで、別種の生き物を飼っているように蠢いている。

サワ、サワ、サワ……

程よい絞め付けのショーツのゴムを引っ張り、腕が挿し込まれていた。
汗ばませた手のひらがお股の中心を下り、淡い下草に触れる。

チュク、チュク……チュニュ……

「んんぅっ……やだぁ、こんなに……」

尚も降りていく。
先導する中指と人差し指と薬指を、熱くてヌルっとしたスリットの扉に当てて、わたしはこっそりと慌てた。
おいしい処だけ食い散らかしたような、都合のよい快感を覚えて、椅子に押し付けたヒップをキュッと引き締める。

愛おしい空気は、膣の行き止まりに到着していた。
それを包み込む粘膜の層が伝えて、それを今から追いかけようと、わたしは中指に命じる。
一番長くて頼りがいのあるその指に、恥ずかしい肉の狭間から膣口を探らせて、処女と大人の端境に存在する薄いカーテンの外側まで……

引き破ろうと思えば、今なら出来るかも。
傷つければ修復不可能なソレを自らの指で、消失させて……?

ダメよ……今日はまだ、その気分じゃないの。








放課後の教室でエッチな遊びを

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【第2話】



心の葛藤だろうか。
失ってしまえば、それはそれで見えてくるものがあるかもしれない。
なのに、乙女なわたしは躊躇した。

にちゅ、にちゅ……ちゅにゅ、ちゅにゅ……

「ふぁ、はあぁっ……くぅ、感じるぅぅっっ……」

細長いボディを持て余したまま、中指が動いた。
第一関節まで沈めて端境の膜に爪先を掠めさせると、クルクルと円を描かせる。
軟質なゴムのような触感の膣壁を弄ってあげて、引っ掻くように刺激もして、愛おしかった空気を振り向かせ、『こっちだよぉ』って呼び寄せようと。

中途半端なオナニーだね。
やるせなくて、切ない思いだけを募らせる、そんな独りエッチだよね。

待機させた人差し指も薬指も、割れ目の隙間を滑るようにスルスルと往復している。
遅れて到着した親指が手付かずだった肉芽を目に留め、ボタンでも押すように潰した。クニクニと揺らせた。
小指だけが迷子のフリをして、溢れるエッチ汁に浸っては淫らな水音を響かせる。

「ひゃ、はあぁぁ……くぅ、ふうぅぅっっ」

ジンとした疼きが強い電気に変わる。
稲妻のように拡散して、わたしの神経を気持ち良くマヒさせてくれる。
背中がピクピクと震えて、オシ○コでも催したように腰をクネクネさせて、椅子に腰掛けたまま拡げていた太腿を、手首を挟んだまま絞め付けて、またガバッと開かせて……

たぶんこのままイッちゃうと思う。
オレンジ色に変化した陽だまりの特等席で、わたしは恥ずかしくてハシタナイ絶頂の快感を経験を……

あれぇ? 膣奥に潜り込んでいた愛おしい空気はどこ?

意識して、神経を集中させて、それなのに感じるのは普通のオナニー。
大胆ぶって、ちょっと弱気で繊細ないつもの指使いと、いつもの赤面しそうな後ろめたい刺激。

じゅにゅ、じゅにゅ……ぬちゅ、ぬちゃ……

「はあ、だめぇ、でもぉ……もっと、もっとぉっ……んく、はあぁぁっっ」

机の上で真横にした顔で、わたしは堂々とエッチな声を吐いた。
眉根を真ん中に寄せて、眉間に縦シワをこしらえて、薄目に覗く白い雲を頭の中に取り込んで……

中指だけで充分な狭い空間なのに、人差し指と薬指を呼んだ。
3本にさせた指の束で、処女膜すれすれラインの膣穴を引っ張って、それに拡張させる。
親指のお腹が、硬くなったお豆をグリグリとさせて、小指の先っちょが、触れてはいけないオシ○コの漏れる入り口を突いた。

「あくぅっ! も、もう……ンン、くぅっっ……」

満ちていた潮が引くように、一瞬全ての刺激が後退した。
そして……

「ひあぁぁっっ! イク、イク……いぃ、イッちゃうぅぅっっ! あはあぁぁっっ!!」

椅子が鳴った。
机も鳴った。
押し殺しても隠せない女の子の極みの声に、わたしは喉を鳴らした。

白い空間にキラキラとした星が飛んでいる。
手を伸ばせば掴めそうで、でもそんな余裕は全然なさそうで。

わたしは、復活した甘美な刺激の大波に呑み込まれていた。
『オナニー』という単語を今更になって意識して、気だるい電気を帯びた全身をギュッと縮ませていた。

やっちゃったって感じ。
どうしようって、机に載せた顔を心配そうに歪ませて……

耳鳴りのする鼓膜を、取り合えず澄ませた。
「はあ、はぁ」という過呼吸になりそうな息遣いをさせながら、右手をショーツの中から引き抜いて、股をピタッと閉じ合わせる。

シーンとしていた。
話し声ひとつ、物音ひとつも聞こえない。

「んふ……ふうぅぅ……」

勇気という感情を見付けだして、身体を起こしていた。
格好のつかない鼻息を吐きながら、首をゆっくりと回転させる。

「はあぁぁ……」

情けない溜息が洩れる。
たった1人だけ席に着いたわたしを残して、無人な教室の姿に勇気が安堵に置き換わっていた。

「みんな、帰っちゃったんだ……」

わたしの視線は、それが当然のように廊下側の席に向けられる。
もちろん、その人はいない。
何も置かれていない机の面が寂しそうに輝いて、じっとこちらを見返している気がして……

「わたしも、帰らないと……」

濡れて冷たくなった股間をそのままに立ち上がる。
今頃になって楚々とした少女を気取ると、スカートの乱れを整えた。
ノートと転がったシャープペンを通学カバンに押し込んで、それを下腹に密着させる。

振り返ったり、よそ見は禁止と胸に刻んで、わたしは教室を飛び出した。









気になる人のモノならなんでも……

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【第3話】



「おぉ、おはよう~」

朝の挨拶なのに、無視されることをお祈りしてドアを引いた。
寒々しい空気に包まれた人気のない教室を見回して、そうしたら、わたしの胸は薄っぺらいくせに弾んだ。

整然と机と椅子が並んで、無地一色な黒板が教室の前面の壁を覆って、その真上に掛けられた丸いボディをした時計を見上げる。
短針が『6』と『7』の数字の間に挟まって、長針が『6』の数字ピッタリを貫いている。

わたしは急いで窓際の席に向かった。
青白くさえ見える窓からの景色をチラ見すると、肩に掛けていた通学カバンを放り投げるように机の上に置いた。

そして、ここからは慎重な歩様を意識する。
教室に入るなり緩ませていた表情筋を引き締めると、廊下側に面したあの机を目指す。

お昼間になっても日当たりなんて最悪なのに。
だけどその人はとっても素敵だから、クラスメイトのいつも人気者で。

授業と授業の間の短い休み時間も、お弁当を食べてるお昼休みも、それに放課後だって。机の前にも後ろにも両サイドからも、たくさんの笑顔に囲まれて、わたしは……
そう、わたしがその人の元へ会いに出掛けても、身体を差し込む隙間だって存在しない。

「うふふ♪ だけど、今なら独り占め♪」

こんなことをするわたしって、ちょっと怖いなって自分でも思う。
だけど、今更止められないの。

ツルツル、スベスベした机を撫でていた。
長方形で白っぽさを強調させたクリーム色の天板に、その人が教科書とノートを並べて、時々頬杖も突いてたりして。
その姿を思い浮かべるだけで、嬉しくなってきちゃう。

机の下に収まっている椅子も引いた。
楕円形で木目調な背もたれに、両方の手のひらを乗せる。
滑らかな曲線の感触を真っ直ぐに伸ばした指全体に感じ取らせては、細くて華奢なその人の背中を思い描いてわたしは……

「い、いいよね……」

ガマンできずにしゃがみ込んでいた。
両手を背もたれに預けたまま、四足のパイプに支えられた正方形な座板に顔を寄せる。
瞬時に鼻をヒクヒクさせる。
肺の中がいっぱいになるくらい鼻腔を拡げて、その人がお尻を乗せて座っていた残り香をかき集めるつもりで吸い込んで、グッと胸の中で溜めて味わったつもりになって、ゆっくりと吐き出していく。

「ふぅんん……はあぁぁ……」

それを何度も繰り返してみる。
吸っても吐いても喉が物欲しそうに鳴って、狂おしい何かがわたしの胸を絞めつけてくる。

「チロ、チロ、ネロ、ネロ……」

暴走した心も身体も、止まる気配なんて見えそうにない。
わたしは舌を伸ばしていた。
芳しい鼻呼吸の間、しっかりと溜め込んだ唾液を惜しげもなく舌の刷毛に塗して、舐めていく。
立ったり座ったりして、少し剥げかかった木目調の木肌に、唇を密着させては丹念な舌使いを披露する。

そのお味は、どんな……?

一言でなんて言い表せない。
芳醇なのに淡白で。
どうしようもないほどに心が陶酔しそうで。
脳内の味覚センサーがマヒしそうなほど、退廃的で。

だけど……何のせいかな?

舌先がピリリと痛んだりするの。
左胸のハートがドラムを叩いて歓喜しているのに、空虚な右胸がブスリブスリと鋭いモノに抉られたりするの。

それって良心の呵責かな?
ううん。そんな普通の女の子な心は、教室へ入る前にゴミ箱へポイしちゃった。

だったら、どうしてなの?

いくらでもハテナマークをぶつける、もう一人のわたし。
そろそろ答えるのにも面倒臭くなって、わたしは立ち上がった。
べっとりと汚れた口元を制服の裾で拭うと……

ふふふっ♪ 知りたい?

それはね、わたしが救いようがないくらいにスケベな女の子だから。
その人の面影を、鼻をひっつけて嗅いでみたって、ペロペロと犬のように舌を這わせたって、ムズムズとした下腹部の疼きは収まってなんかくれないの。
もっともっとスリリングな欲求を突き付けてくるの。

わたしは時計を見上げた。
同時に両耳の鼓膜が、溌剌とした掛け声と共にランニングする健全な青春を拾う。

「やだ、急がないと」

スリリングな欲求に相応しく、ちょっぴり心を焦らせてみる。
そして、焦ってるというより、焦らさせた両手をスカートの裾へと運んだ。

背骨が縦に走る背中のラインを、大粒な汗の塊が伝って落ちた。
髪の生え際から次々と補充の汗も沁み出してきて、わたしはスカートヒダの先端を固く握らせた両腕を引き上げていく。
取り合えずだけど、股の下から冷却しようかなと。
そんなデタラメな思い付きを胸に吹き込むと、勿体ぶることなく持ち上げる。
縦長のキュートなオヘソが覗くくらいに。

「はあぁぁ……イヤぁっ……」

そうしたら、早朝の教室に女の子した悲鳴が響き渡っていた。
ちょっとお股がスースーするだけなのに、大げさなのよね。
唇と声帯がタッグを組んで、持ってもいない羞恥心を演出しようとする。

「見えてる? わたしのアソコ……もっと近くで見せてあげるわね」

わたしは引き上げたスカートを掴んだまま、靴裏を滑らせる。
1歩、2歩と微調整するように進んで、長方形な天板の四つある角の内の一つを選んだ。
窓際の陽だまりの席から真っ直ぐな、左上の角っこを。

「やっぱり、これだと全部見えないよね。だったら、これでどうかな?」

閉じていた足を開いていた。
ショーツ、パンツ、パンティー、何も穿いてなんかいない剥き出しの下腹部を露出させた。









『羞恥の風』は引っ越しました!

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