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ありさ ブルースネイク  第10話


  
                                          


第10話



        金髪の男は終了後、腑抜けのようになりそのまま床にへたり込んでしま
        った。

        金髪の男が果てると直ぐに現れたのは、筋肉質の浅黒い男であった。
        ありさは息つく暇もなく四つん這いにさせられ背後から攻め立てられた。
        後方からの攻めのピッチは緩やかであったが、突きの一回一回にズシリ
        とした重みがあった。

        (ズンッ・・ズンッ・・ズンッ・・・)

        浅黒い男が前後に腰を動かす度に、美しい曲線がゆらゆらと揺らめいた。

        しばらくすると、男たちの度重なる攻めに身体が順応してきたのか、驚
        いたことにありさの亀裂からタラリと愛液が滴り落ちた。
        それは歯を食いしばって責めに堪えているありさとは、まるで別人格を
        形成し1人歩きをしているかのような下半身・・・ありさはそんな己の
        肉体を情けなく思った。

        (雅治・・・ゆるしてぇ・・・)

        浅黒い男の攻めは約10分間続き、その間我慢仕切れなくなった男は、
        いきり立ったイチブツをありさの口に強引に捻じ込み、ありさにフェラ
        チオを強要した。
        おぞましさからフェラチオを拒もうとしたありさの頬に、鋭利なナイフ
        がペタペタと当てられた。

        「おい、早くおしゃぶりしろよ~。オレ、もう我慢できねえんだ。その
        かわいい顔に傷つけられたくなけりゃ素直に言うことを聞くんだな~」

        ありさは悔し涙を滲ませながら、男の要求に従った。
        野卑な男の不潔な男根、吐き気を催しそうだったがありさは必死に耐え
        た。
        前後から責め立てられる光景は、まるで『前門の虎 後門の狼』のこと
        わざさながらであった。


        それからどれぐらいの時が経ったろうか。
        ありさは抵抗する気力も薄れ、ぼろ布のように全裸で床に転がっていた。
        白濁色の液体を口内に発射されたうえ、飲むことを強要されたありさは
        不快感に満ち溢れていた。
        早く口をすすぎたい。

        「み・・水を・・・」

        その時、水の入ったコップがありさの目前に差し出された。
        ありさは首をかしげ差し出した主を見上げた。
        視線の先にはリーダーの弟であるサブローがこちらを見つめていた。
        トレードマークのサングラスが蛍光灯に反射して光っていた。
        サブローはありさよりも1才だけ年下であったが、ありさのことをまる
        で姉のように慕い、ありさもまたよく彼の面倒を見てやっていた。
        そんなことから彼だけは自分には手は出さないだろうとありさは思って
        いた。

        ありさはコップの水をグイと飲み干したあと、サブローに尋ねた。

        「サブロー、あんただけはまさか私に手を出さないだろうね?」

        「はっはっは~、あいにくだな~。オレはなぁ、ずっと前からあんたに
        惚れてたんだよ。でもよ、リーダーの弟って立場もあったし、女リーダ
        ーのあんたに手を出せなかったのさ。だがよ、あんたはもう女リーダー
        でも何でもない、ただの女。だから、オレのしこたま溜まったあんたへ
        の欲望、今、たっぷりとぶちまけてやるぜ。ははは~、悪く思わないで
        くれよ~」







この作品は、愛と官能の美学 Shyrock様から投稿していただきました。
画像(ありさ嬢)も 、Shyrock様のご好意によりお預かりしたものです。
  尚、著作権は、愛と官能の美学 Shyrock様に属しております。
  無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。


ラヴラヴから凌辱ものまで多ジャンル官能小説取り揃え。
体験談、投稿体験談、夜学問、官能詩、エロエッセイ、その他カテゴリー多数。




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ありさ ブルースネイク  第11話


  
                                          


第11話



        「くっ!あ、あんたまでが・・・見損なったわ・・・」

        この男だけは信頼できると思っていたサブローにも裏切られた形になっ
        てしまったありさは、悔しさで目の前が真っ暗になってしまった。

        チームのメンバーとはうまくやってきたはずなのに・・・
        自分なりに精一杯面倒は見てきたはずなのに・・・
        彼らには人の情というものがないのだろうか・・・
        所詮は烏合の衆であり、クズのような人間の集まりだったのだろうか。
        期待が裏切られたありさは怒る気にはなれず、ただただ虚脱感に包まれ
        るばかりであった。

        彼らの本性をやっと悟ったが、時はすでに遅かった。
        ありさは三度、白濁色の液体にまみれようとしていた。

        サブローは床に仰向けに寝転び、腹の上に乗るようにありさに指示を送
        った。

        「へっへっへ、憧れのマドンナありさ様のマンコを串刺しにできるとは、
        オレもやっと運が向いてきたぜ~。さあて、どんなお味かしっかりと確
        かめてやるぜ。さあ、早く乗ってこい。嫌だとは言わせねえぜ」

        (シャキッ!)

        後方でナイフの構える音がして、冷たい感触がありさの背中に触れた。

        「・・・」

        サブローはつぶやいた。

        「ありさ、オレのデカマラでマンコをぶち抜かれたいか、それとも鋭利
        な刃物で背中を貫かれたいか、さあどっちかを選べ!」
        「くっ・・・」
        「さあ、時間はねえぜ、すぐに決めな」

        サブローは冷ややかにささやいた。

        「この人でなしが・・・」
        「ふん、ほざけ」

        ありさはサブローをキッと睨みつけながら、おもむろに腹の上にまたが
        った。
        虚ろな瞳で天井を見上げながら、ゆっくりと腰を沈めていくありさ。

        (うっ・・・)

        ありさは膣内にかすかな痛みを感じた。
        もしかして2度の性交で膣内を傷つけてしまったのかも知れない。
        それでも拒むことは許されない。
        ありさは目を閉じ痛みに耐えた。

        「さあ、オレの腹の上で踊れよ。おまえ、クラブではダンスが滅法上手
        かったじゃねえか?」
        「い、痛いの、太すぎて痛いのよ・・・」
        「へっ、そんなこと言ってオレから逃げようって魂胆か?逃がしやしね
        えぜ」

        サブローはありさの腰に手を添え、自らの方へグイグイと手繰り寄せた。

        「い、痛い!痛いよぅ~、ああっ、やめてぇ~!」
        「踊れえ!踊らねえか!オレの言うことを聞かねえなら、オッパイをナ
        イフで切り裂くぞ!いいのか~!?」

        サブローはありさを貫きながら叫んだ。
        ありさは涙をサブローのぶ厚い胸板に落としながら、歯を食いしばって
        腰を振り始めた。

        「そうそう、その調子だぜ。マンコの締りは最高だぜ!いいぜっ!いい
        ぜっ!その調子だ!」

        上下動を繰返しているうちに徐々に潤滑油が滲んできたせいもあり、あ
        りさの痛みは少し和らいでいた。

        まもなく、痛みがほとんど消えて、やっとリズミカルな動きに戻ってい
        た。
        見下ろすとサブローが馬鹿っ面でアヘアへと喘いでいる。

        サブローは下からありさを突き上げながら、こちらを見つめている黒人
        のサムを呼んだ。
        サムはふたりの行為を興味深そうに覗きこみながら「何の用か」と尋ね
        た。
        サブローは隠微な笑みを浮かべた。








この作品は、愛と官能の美学 Shyrock様から投稿していただきました。
画像(ありさ嬢)も 、Shyrock様のご好意によりお預かりしたものです。
  尚、著作権は、愛と官能の美学 Shyrock様に属しております。
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ありさ ブルースネイク  第12話


  
                                          


第12話



        「サム、確かお前は後の穴が好きだったな。女と致す時はいつもバック
        ばかりだと聞いているぜ」
        「ボク、マエノアナ、アマリキョウミアリマセン。デモ、ウシロノアナ
        ハダイスキデス」

        たどたどしい日本語であったが、どうにか意味は理解できた。
        サムはアナルマニアのようだ。

        ふたりの会話を聞いていたありさの表情が険しくなった。
        過去性経験はそこそこあったが『アナル』の経験は皆無と言えたし、以
        前からそのような性行為に嫌悪感を抱いていた。

        「サブロー、サム、お願い、それだけは許して・・・あたしそっちは嫌
        なんだ。絶対にダメ!」

        「サイショハダレデモ、イヤガリマス。デモスグニナレマス。アリササ
        ン、コワガラナクテモダイジョブデス。ソレデハ」
        「ありさ、サムのいうとおりだ。大人しくヤツに任せてりゃいい気持ち
        にしてくれるぜ!わっはっはっは~!さあケツを高く差し出せ!!」

        「やだぁ~~~~~!いや、いや、いや~~~!!絶対に嫌!!」

        ありさは子供が駄々を捏ねるように激しく拒絶した。
        だがサブローもサムも全く聞く耳を持たない。
        サブローは嫌がるありさを自分の真上で覆いかぶさらせる形に、すなわ
        ち『伸ばし茶臼』の体位に切り替えた。
        尻が後に突き出た格好だ。
        これであれば、前門と後門の『二丁掛け』が可能となる。
        サブローの太い腕ががっしりと背中に巻き付いてきたため、ありさは動
        きが取れなくなってしまった。
        もちろんサブローの肉棒は先程からありさにきっちりと挿入を果たして
        いる。

        気も狂わんばかりに泣き叫ぶありさの頭を、サムはやさしく撫でながら、
        ゆっくりと菊門へと指を滑らせた。

        「ひぃっ!!いやぁ~~~~~!!」

        サムはマッサージをするように菊門を揉みほぐしていく。

        まもなく何やらクリーム状のものを取り出して菊門に塗り始めた。
        おぞましさで身も震えた。
        たっぷりとクリームの付着した指は菊門へと沈んでいく。

        「うう・・・うううっ・・・」

        内部を掻き回われる不快感に、ありさは思わず叫び声をあげた。

        「いやあ~~~!!もうやめて~~~~~!!」

        サムは動じない。
        指による蹂躙は数分に及んだ。

        「サア、アリササン、ボチボチイレヨウカ。サイショダケ、チョットイ
        タイケド、ガマンシテクダサイネ」

        サムは最初情けないほどに萎んでいたモノが、ありさの菊門を愛撫して
        いるうちに激しい怒張を見せていた。
        ありさの角度からは幸い見えなかったが、もしも彼女が目にしていたな
        ら気絶していたかも知れない。
        それほどにサムのそれは大きく立派なイチブツと言えた。

        後ろに双臀を突き出した格好は、次章への布石であった。
        少しでもサムが挿入しやすいように、サブローが準備を整えていた。
        サムは水密桃のようなありさの臀部をしっかりと抱えた。

        そして尻の割れ目の中央に息づく菊門目掛けて鉄槌を押し込んでいく。

        (ググググ・・・)

        「ひぇぇぇぇぇ~~~~~!!ぎゃぁ~~~~~~~~~~
        ~!!!!!」









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ありさ ブルースネイク  第13話


  
                                          


第13話



        ありさは絶叫した。
        サムの肉杭が未開の地に打ち込まれていく。
        菊門が張り裂けそうなくらいパンパンに腫れ上がっている。

        「無事開通したようだな~。さてと、じゃあ、オレも再開と行くか」

        生まれて初めてアナルへの挿入を許し、その痛みに顔を歪ませるありさ
        を、動きを止めてじっと見つめていたサブローが、おもむろに腰の律動
        を再開させた。
        下からサブローに突き上げられ、後方からサムに攻められ、痛みとおぞ
        ましさにありさは気も狂わんばかりにもがき泣き叫んだ。
        2穴攻めが初体験のありさにとっては、まさに生き地獄にも思えた。
        2人の男たちは呼応しながら延々と2穴攻めは続いた。

        上下からサンドイッチにされ激しく責められ泣き叫ぶありさを、リーダ
        ーはニヤニヤとほくそ笑みながらビデオを撮影している。
        後程明らかになったことだが、実はリーダーは不能者であった。
        しかしながら、時折、規則に反した女性隊員を複数でレイプし、その場
        面をつぶさに撮影したあと、裏ビデオとしてこっそりと暴力団に売り捌
        き、チームの資金源としていた。


        延々と続いた2穴攻めから解放されたありさは全裸のまま、綿のように
        ぐったりと横たわっていた。
        そのありさに対して、リーダーは吐き捨てるように宣告した。

        「やっと4人か。まだまだ休憩はできねえぜ。おまえは人気者だからな
        ~。おまえを抱きたい野郎どもがまだワンサカ順番を待っているぜ。は
        ははははは~!せいぜいがんばってくれよ~。野郎どもとの一戦が一回
        り終わったらちょっこら休ませてやるぜ。メシも出してやっからな。腹
        が減っては戦ができねえって言うしな~。はははははは~!そうそう、
        次の野郎はちょっとアブノーマルな野郎で浣腸マニアなんだ。尻を突き
        出してたっぷりと可愛がってもらいな。だがトイレには行かせねえぜ。
        スキを見て逃げられると困るからな。隅に便器を用意しておいたからそ
        れを使いな。ただし、衝立は無いから用便中覗かれるかも知れねえけど
        よ~。がはははははは~~~!!」

        ありさは憎々しそうな表情でリーダーを睨みつけた。

        「リーダー・・・あんた言ったね。8時間耐えたらあたしを解放してく
        れるって・・・?約束は守ってくれるんだろうね・・・?」

        「うん・・・?それがなぁ・・・そうは行かなくなってしまったんだよ。
        おまえと交わった野郎どもがさぁ、1回だけじゃなくって、もう数回ヤ
        リたいって言って聞かないんだよ。だから、まあ当分は帰してやるわけ
        には行かないなぁ。まあ、悪く思わないでくれ。ありさ、美人なうえに
        名器と来りゃ仕方ねえよな~。まぁ、恨むならてめえを器量を恨むんだ
        なあ。がっはっはっは~~~~~!!」

        「そ、そんなぁ・・・8時間我慢したら帰してやるって言ったじゃない
        か・・・今更・・・汚い野郎がぁ・・・」

        ありさは僅かに託していた一縷の望みを断ち切られ、ただ愕然とするば
        かりであった。
        耐え難い辱めであっても、ぐっと歯を食い縛って耐え忍べば助かるもの
        と信じていたありさであったが、リーダーの冷酷な言葉に、身体中の力
        が抜けてしまい抗う気力も失せてしまった。









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ありさ ブルースネイク  第14話


  
                                          


第14話



        瞳を閉じると瞼に浮かぶのは雅治の優しい笑顔だった。

        (雅治・・・あたし、もうダメだよ。あなたの元にはもう戻れそうもな
        いよ・・・身も心ももうボロボロ・・・)

        ありさの目頭から涙が伝った。


        その頃、雅治はありさの携帯に何度も通話を試みていた。しかし留守電
        のメッセージが繰り返されるばかりであった。
        当然マンションへも何度も電話してみたが一向に出なかった。

        雅治は取りあえず、ありさが住むマンションに向かった。
        だが部屋の灯りが消えており帰った形跡がまったく無かった。

        (これはおかしい・・・ありさの身にきっと何かあったに違いない。
        すぐに手を打たないと・・・)

        雅治はすぐに最寄りの警察署に出向き事情を話した。
        最初は若い刑事が1人で対応していたが、途中から貫禄のある年配の刑
        事が加わった。

        「警部の山元です。もう少し詳しくお話しいただけませんか」

        警察はこの事件をかなり重要視しているようであった。
        雅治は包み隠さず事の次第を一部始終伝えた。
        その間、刑事は真剣な眼差しで雅治の話に耳を傾けていた。

        「事情はよく分かりました。ありささんは彼らに拘束されている可能性
        が高いですね。実は彼ら暴走族『ブルースネイク』は、暴走族がらみの
        事件だけにとどまらず、数多くの刑事事件を起こしているのです」

        「それはどのような?」
        「婦女集団暴行事件です・・・」
        「え、本当ですか!?」
        「はい・・・ただちにありささん救出に向かいます」

        警部は雅治の気持ちを察してか、あるいは警察ではあまり使用しない言
        葉なのか『強姦』という言葉の使用は避けた。
        婦女暴行とは女性に対して性行為など淫らな行為を強制し力で相手を抑
        圧する行為のことを指し、強姦と比べるとはるかに広い意味を表す。ま
        た、婦女暴行は強姦や強制わいせつを置き換える言葉であり、新聞等の
        報道で用いられるのもほとんどこちらである。

        雅治はありさから彼らのアジトを聞いていたので、その所在地をすぐに
        警察に伝えた。
        早速多くのパトカーが現場に急行した。


        パトカーの後部座席で腕を組む山元警部は悩んでいた。
        もしかしたら証拠が乏しく警察として大失態を演じるかも知れない。
        だが、雅治には話さなかったが、山元警部の脳裏には『ありさという女
        性は間違いなく彼らに監禁されている。しかもレイプまでも・・・』と
        いう確信があった。
        それは雅治が持参したありさの写真を見て、一層確信を深めたものであ
        った。
        警部が過去幾多の刑事事件を担当してきて、レイプされた女性は偶然に
        も美女が多かったのだ。

        (思いたくはないが、ありささんもおそらく彼らの魔の手に・・・)

        被害者の共通項が『美女ばかり』などとは、警察が発表できる事項では
        なかったし、調書にそのような記述すらできなかったのだ。
        しかし、そんな事実は担当警部の記憶には深く刻みこまれていたのであ
        った。


        皮肉にも山元警部の勘は当たっていた。
        踏み込んだ彼らのアジトから、ボロ布のようになったありさが見つけ出
        された。
        ありさはすぐに病院に運ばれ手当てを受けた。
        全身を丹念に検査された結果、膣内や肛門等数個所に裂傷が見つかった。
        また複数の男性の精液が検出されたが、幸いにも妊娠していないことは
        のちに判明する。
        雅治は病院の待合室で、検査が終わるのをじっと待っていた。









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