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放課後の憂鬱   第3章  もう一人の藍(4)


  
                                          



【第3章 (4)】



(あぁ、す、すごい感覚・・こんなの初めて・・)

藍はバージンだったが、オナニーの経験はあった。が、こんな感覚は初めてだった。

(・・もしかして、私、襲われたかったの?・・)

鏡の前にしゃがみこんでしまった藍は、ついにブルマーの中に手を入れてしまった。

「ああっ! あぁっ! い、いい・・・」

藍の手は激しくブルマーの中で動いている。クチュクチュといやらしい音を立てて・・・

藍はTシャツを脱いで、左手で乳首を力いっぱい摘んでいた。

「あっあっあっあっ・・・」

藍は我慢できなくなり、ブルマーをひざのあたりまで下ろした。
濡れたブルマーの内側には、かけられた水とは明らかに違う水分が、股間から糸を引いている。

それを見た藍は、「あ、あぁ、こんなに濡れてる・・」と呟くと、鏡に映る自分と見比べた。
鏡の中の自分は、いつもの藍ではなかった。

何者かに襲われ、まさに食い散らかされようとしている哀れな獲物・・・
おののき、それでもなお逃れようとして必死に抗い続ける幼い贄・・・
それでいてその何者かを受け入れるように、可憐な蕾を開きかけている・・・
そんな「もう一人の藍」がそこにいた。

直接、藍はク○○○スをいじり始めた。

「あぁ、だ、だめぇ!」
藍はまるで他人に触られているかのように、抵抗する言葉を発した。

「いっ、いやぁ、だめぇ・・・」

藍の両手は、藍の性器を激しく責め上げた。片手はク○○○スを擦り、もう片手は割れ目の中を、幾重にも折り重なる襞を掻き回すようにしている。

「あぁ、あぁ、だっだめ、やめてぇぇ!」

ついに藍は、指を襞の奥まで差し込んだ。
それは、とうとう「もう一人の藍」が何者かを迎え入れた瞬間だった。

藍はブリッジのような格好で鏡に股間を向け、いじりつづけた。せわしく両手を動かし、突き入れた指を一層激しく出し入れしている。
そして最後に藍の体が、えびのように激しく反った・・・

「あああああああ! いっいくっ、いくぅ!」
と大きな声をあげた。同時に絶頂に達した。

藍は上半身裸で胸をあらわにし、濡れたブルマーをひざの下ぐらいまでだらしなく降ろした格好で、鏡の前に崩れ落ち、失神していた。

「もう一人の藍」はそれと同時に姿を消した。


しばらくして、藍は意識を取り戻し、我に返った。

「えっ、あっ、ああぁ・・」

藍が股間に手をやるとぐっしょりと濡れていた。藍は赤くなった。

(わ、わたし、どうしちゃったの・・)

ようやく起きあがった藍は、ちゃんとブルマーを脱ぎ着替えると、気怠そうに体操服を洗濯した。
その時藍は、自分で自分がわからなくなっていた。

(きっと、夢なんだ・・夢だったのよ・・・)

藍はそう言い聞かせた。そうすることで「本当の藍」を取り戻そうとした。

しかし、「もう一人の藍」は消えてしまった訳ではなかった。
それどころか「本当の藍」を、明日の出来事が消してしまうのだった。






※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。
尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。
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