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放課後の憂鬱   第6章 スタイリスト・後篇(4)


  
                                          


【第6章 (4)】



        
        (やだ! なにされるの?)
        (処女を・・・奪われるって・・・)

        藍は両手を拘束され、吊られたままの身体を力いっぱい振って抵抗した。
        しかし少しも体勢は変わらなかった。

        真里が何かを持って部屋に戻ってきた。

        「・・・・・」
        藍が真里を睨んでいると、真里が言った。

        「藍、どうしたの? 怖い顔して。せっかく女にしてあげようとしてる
        のに・・さぁ、これを見て!」

        真里の手には、太くて黒い光沢を放つグロテスクな物体が握りしめられ
        ていた。それがバイブであることは藍も知っていた。

        「これに藍の処女を奪ってもらうのよ!」
        藍は真っ青になり、抵抗した。

        「い、いや。そんなのいやっ・・お願い、お願いします。やめて!・・」
        「だめよ。遅れて来たり、お仕事ちゃんとしない罰よ。じゃ、入れるわ
        よ!」
        そう言いながら、真里は藍の性器にバイブを押し当てた。

        「いや、いやよっ! やめ、やめてぇぇぇ! そんなのいやぁぁぁぁぁ!」
        藍は思い切り股間に力を入れて足を閉じたが、どうしようもなかった。

        「いいわね? 入れるわよ?」
        「あっ! あっ! あっ! いや、いやあ! ああぁぁぁ!」

        目の前の鏡には、バイブの先がほんの少し自分の中に埋め込まれたとこ
        ろが映っていた。

        「・・い、やあぁぁっ!、や・・め・・て・・・」
        藍はあまりの恐怖に言葉も途切れていた。

        「さぁ、いくわよ・・・」と真里が言いかけたその時、突然電話が鳴っ
        た。
        「もう、なによ! 邪魔しないでよ・・・」

        真里は舌打ちをした。
        そのまま電話の音を無視し、バイブを藍に突き入れようとした・・・が、
        肩をすくめるとバイブから手を離し、振り返った。
        バイブは一瞬、そこに止まるかのように藍の股間で揺れていたが、やが
        てコトリと音を立てて、床に転がった。

        真里は電話を取ると、話はじめた。話しながら藍の方をちらちら見て、
        なにやら悔しそうな顔つきになっていた。


        ようやく電話が終わり、真里が藍の所に戻ってきた。
        藍は疲れ果てたのか、頭を垂れ、両手を枷に吊られたまま、グッタリと
        ぶら下がっていた。

        真里は暫くそんな藍を見つめていたが「ふふ・・・可愛いコ・・・」と
        呟いて、藍をしっかりと抱き締めた。

        「う・・・むん?」

        藍が驚いて顔を上げると、真里はそっと藍の頭に手をあてて引き寄せた。
        そして優しく頬ずりをしていたが、不意に唇を合わせた。

        「ああぁ・・・むむぅぅぅっっ」

        藍が、ビックリしたように大きく目を開いた。
        何をされているのか分からないまま、本能的に固く口を閉じていた。
        真里は一層力を入れて、藍を抱き締めた。藍の胸は真里に押し付けられ、
        つぶされ、そして擦られていた。

        真里がそっと唇を離した。
        そして優しく微笑むと「そんなに怖がらなくていいのよ、いいトコロに
        連れてってあげる・・・」と囁いた。

        もう一度、藍の頭に手を当てると、静かに髪を撫でていたが「さ、いら
        っしゃい・・・」と引き寄せ、もう一度唇を合わせた。

        今度は藍も、抵抗しなかった。




※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。
  尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。
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