極太ペニスバンドで繋がる姉妹愛 2015/07/08 20:00.00 カテゴリ:悪魔の集う家 【第17話】 「おいおい! あんな太っといの、ホントに入るのかよ?」 「弥生ちゃんのオマ○コ、壊れちまうぞ」 ステージの下まで摺り寄っていたお客さんの間からも、期待半分以上の 驚きの声が漏れる。 そして数少ない心配症の声を打ち消すように、今川が軽快な声で説明す る。 「皆様、ご心配には及びません。このディルドは直径60ミリの硬質ゴ ムで出来ておりますが、弥生嬢のオマ○コは何ら問題ありません。確か に調教を始めた頃は、極太なディルドに泣かされておりましたが、今は この通り気持ちいい声で鳴いております」 「はぁ~い、心配をかけたようでごめんなさい。弥生はこのディルド君 でないと、オマ○コが感じないんです。だって変態ですから」 「なぁーんだ。心配して損しちゃったな」 「ホントホント。性処理接待している娘なんだし、オマ○コなんてガバ ガバで当たり前だよな」 「そうそう、自分で変態なんていうスキモノだからな。ははははっ」 今川の説明を間に受けた顔をして、お客さんが笑った。 弥生さんが微かに覗かせた哀しい笑顔を、みんな無視して自分達の性欲 のために盛り上がっている。 嘘よ! そんなの弥生さんの本心じゃないのに。 弥生さんの内股が震えているのを見れば気付くはずなのに。 卑怯なわたしは、声も立てずに叫んでいた。 孝太の手を痛いほど握り締めているのに、何も出来ずに照明の当てられ たステージに視線を送り続けていた。 「ほら見てごらん。弥生のオマ○コにディルドが埋まって……ふふふ」 わたしは漂う香水の匂いも忘れていた。 SM女王の存在を忘れていた。 お義母さんだけじゃない。手を繋いでいるのに孝太のことも忘れかけて いた。 男達に向けて、半オクターブ声音を高めた弥生さんが「ディルドを挿入 しますね」って。 丸い筒型を握る指と指が全然届いていないのに、それを股の間に移動さ せて。 ステージの下でお客さん達が小競り合いしながら見上げているのに、ヒ ザをくの字に曲げてガニ股の姿勢を取って、恥ずかしい割れ目のお肉を 全部晒して。 両手の指で固定したお化けディルドを持ち上げていく。 即席の笑顔を維持できなくて、天井を仰ぎ見てごまかしながら、膣の中 へと一気に挿入させる。 「あぁっ! はあぁぁっっ! み、見てぇっ……弥生のオマ○コにぃ、 ディルドがぁ……はいってぇ……ふあぁぁっっ」 もうとっくに入れ終わっているのに、弥生さんの声が鼓膜にひっついて 離れてくれない。 いくら赤ちゃんが産まれてくる穴だからって、勝手に拡張したらいけな いのに、その瞬間、お客さんの間から拍手が起こって、それもオマケみ たいに耳にひっついて。 「お客様、皐月の未熟なオマ○コも見てください」 ステージの上では弥生さんに代わって、皐月さんが腰を屈めていた。 両手をヒザに押し当てて高々とお尻を掲げて、足の裏を滑らせる ようにして股を開いてみせている。 そして薄らと傷痕の残るヒップを晒したまま、身体の向きを変える。 右のお客さんにも左のお客さんにも、恥ずかしい処を観賞してもらえる ようにサービスを繰り返している。 「皐月、もう……いいわ」 そんな皐月さんの痴態に、弥生さんがストップをかけた。 決してお客さんには届かない優しい声で囁くと、足を引きずるぎこちな い歩様のまま皐月さんに近付いていく。 まるで男の人みたい。 胸の膨らんだ女の人の身体なのに、弥生さんの下腹部だけは男性そのも のだった。 お義母さんはあれで標準なんて笑って言ってたけど、本当にそうなの? 初めて見た孝太のよりも遥かに大きなオチ○チンの模型が、天井を向い てそそり立っているから。 「皐月……好きよ……」 「弥生お姉ちゃん……わたしも……」 その言葉の往復が合図だった。 馬跳びの姿勢を保つ皐月さんの背後に、弥生さんが移動する。 両腕を伸ばして皐月さんのウエストをガッシリと掴むと、生やしたての オチ○チンで彼女の割れ目を探った。 「……んんっ、はあぁぁぁ」 揺れるだけで身体の芯まで響くのよね。 弥生さんがくぐもった声を吐いた。 そのまま皮のベルトが喰い込んだお尻をぐっと前に押し出すと、今度は 皐月さんが呻くように押し殺した声を漏らした。 「あはぁっ……入って……くるぅ……オマ○コにぃ、お姉ちゃんのオチ ○チンがぁっ!」 まるでお腹の中のモノが押し出されるように、皐月さんの背中が上向き に反った。 膣の奥にまでオチ○チンが挿入されたことを示すように、腰を密着させ た弥生さんも上半身を仰け反らせていた。 「んはぁっ! 皐月のオマ○コぉ、感じるぅ……私もぉ、いいぃっ!」 弥生さんが叫んで、皐月さんも負けないくらい大きな声で叫んで。 姉妹だからきっと仲はいいと思う。 両手で持ちきれないほどのたっぷりとした愛情だって有ると思う。 でも、わたしは違うと思う。 こんな繋がり。こんなセックス。 彼女達だって全然望んでなんかいないと思う。 「いいぞぉっ! ほら、ピストンやれぇっ!」 「弥生ちゃーん。オマ○コにオチ○チン挿したままだと、セックスは終 わらないよぉっ!」 「早く、妹の皐月ちゃんを犯してみせてよぉっ!」 そうよ。心ない野次が、彼女達を追い詰めているんだ。 スーツを着て立派な格好をしただけのどうしようもない人達が、こんな 哀しいショーを誕生させてるんだ。 隣で薄笑いを浮かべている悪魔達を利用して。目次へ 第18話へ