放課後の憂鬱 第9章 初めてのキス(5) 2015/10/02 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第9章 (5)】 藍は授業など上の空で考え事をしていた。高科にはあんなに恥ずかしい ことをされたのに、どうしても嫌いになれない。 とても複雑な気分だった。 それに、昨日の夜の妄想・・あんな風にされている姿を想像しながらオ ナニーしてしまうなんて・・ 藍は高科への恋愛感情を確信していた。 信じられないけれど、信じている。これが、恋なのかな、と思った。 それから藍は、放課後が待ち遠しくて仕方なくなった。 まだ一日の最後の授業も終わらぬ頃、高科と吉田は屋上でサボっていた。 「吉田、例のモノ、買ってきたか?」 「先輩~、ひどいっすよぉ。あんなもの、オレ買えっこないじゃないっ すか。さちとゆうこに頼んどきました。」 「はは、まぁいっか。で、買ったのか。」 「二人とも喜んで行きましたよ。そんで、すんごいの選んじゃって・・ スケスケのギチギチッ。ばっちりっすよ。」 「そりゃおもしれぇや。・・で、小道具のほうはどーした?」 「それもついでに買ってきてもらいましたが・・・ほんとにいいんっす かねぇ。ありゃ、きついっすよ。」 「だいじょうぶだって。例の切り札、ばっちりだからな。・・・それよか 吉田、今日はおまえとゆうこは早めに部室行ってろ。で、中で抱き合っ ててな。」 「いいっすけど・・またどうして?」 「ば~か、あいつぁ部屋入ろうとしたとき、中でおまえらがいちゃつい ててみろよ。ビックリして、ポーッとなっちゃうだろ。それでワケわか んないうちに、かまそうっつーのさ。」 「なるほどっすねぇ。しっかし先輩も、結構知的に責めてきますねぇ。 がぁっとやっちまえばいいのに。」 「まだ青いなぁ、おまえ。プロセスが大事なんだよ、プロセスが。そん なしたらそれこそ大変だろ。ここ使うんだよ。ここ。」 高科は得意げに指で頭を指しながら言った。 「了解っす。けどゆうこに、ちゃんと言っといてくださいよぉ~。やら せだって。」 「ははは。わかったよっ。ゆうこも嫌がったりしねぇよ。あいつをハメ るためだったらな。・・それにおまえら、どうせできてんだろ?」 「てへっ、知ってました?・・でもアイドルものにできるなんて、めち ゃすごいっすネ。これからも先輩に付いて行きますよ~。」 「ば~か。いつまでもやってられっかよ。バカやんのもこれが最後よ。 最後だからな、上物狙ってるってわけ。」 「な~るほどぉ。」 高科と吉田はそう言って笑った。 放課後になった。 藍は教室を出ると、一目散に部室に向かった。 高科に逢える、そう思うと嬉しくて仕方なかった。 部室の前にきて、藍は扉を開けようとした。が、すぐに躊躇った。 少しだけ扉が開いていたからだ。 そして、部室の中からなにやら声が聞こえる。 「・・・あっ、あぁ。いいっ・・」 藍は扉の隙間から、恐る恐る中を覗いた。 そこには吉田とゆうこが抱き合っていた。 (・・えっ?、何してる・・の?・・) 吉田は机に座り、体操服姿のゆうこを膝の上にのせていた。そして吉田 の手はゆうこのTシャツの中でもぞもぞと動いている。※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第9章(6)へ ≪ 闇色のセレナーデ 第4話 妹はメス犬奴隷 闇色のセレナーデ 第5話 淫具の響きは、同士の囁き ≫