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援交ブルース 第5話



  
                                          


【第5話】


        
        「ありさちゃんさぁ、他人から何のバイトをしてるの?って聞かれて答
        えられる?」
        「いえ、それはちょっと……」
        「無理だろう?君だってよくないことをしてるって十分分かってるわけ
        だ」
        「は、はい、それは……」
        「まともなバイトを探すんだったら、僕もいっしょに探してあげるよ。
        だから援交はすぐにやめろよ。ねぇ?ありさちゃん」
        「はい…分かりました……。色々とありがとうございました……」
        「あっ、ヨーグルトシェイク飲まなきゃ。ぬるくなっちゃうよ」
        「あ、そうだった!忘れてた~」
        「はははははは~」

        帰り際、車井山さんは名刺をくれた。
        それは会社の名刺だったけど、裏に手書きで携帯番号が書かれていた。

        「困ったことがあったらいつでも電話してきて。つながらなきゃメール
        でも構わないから。じゃあね」
        「はい、分かりました。どうもありがとうございました……」

        車井山さんが人通りの中に姿を消すと、急に疲れが押し寄せてきた気が
        した。
        あああ、肩が凝ったぁ……。
        ヨーグルトシェイクをご馳走してもらったけど、余計に喉が渇いちゃっ
        た感じ~。
        でも、車井山さんがいうとおりだろうな。
        やっぱり私、間違ってる……。
        早く援交やめなくちゃ。
        でもあと1回、あと1回だけ、援交させて……。お願いだから。
        あと3万円稼げたら、キッパリとやめるから。
        必ずふつうのバイトを探すから。
        誰に話すわけではなかったが、私は一人つぶやいた。

        最後の1回、私はまたテレクラを利用することにした。
        一人の男性が今夜7時にホテルで会いたいといって来た。
        先日のおじさんよりもずっと若い人のようだ。

        (あと1回だけやったら必ずやめてやるぅ)

        私は自分にそう言い聞かせた。

        ◇ ◇ ◇

        午後7時、待ち合わせのラブホに向った。
        どんな人か分からないからすごくドキドキする。
        私は教えられた部屋の前に立ち止まり、思い切ってドアのノブを廻した。
        鍵は掛かっていない。
        ドアを開けてみた。

        (あれ?真っ暗じゃん……)

        「あのぅ、すみません……電気点けてくれませんか?」

        そういいながら2、3歩進むと、突然部屋が明るくなった。
        急に明るくなったため、私は一瞬視点が定まらなくて呆然とした。
        次の瞬間、前後から指を鳴らす音と男性の声がした。

        「ひょ~!こりゃあ大当たりだぜ!予想とは違ってすっげいマブイじゃ
        んか!がっはっはっは~!」
        「全くだぜ!どうせ援交するような女だし、すれっからしのブスだと思
        ってたのにさ」
        「オレこの女見た途端ギンギンに勃ってしまったぜ~!がっははは~!
        おい、早速脱いでもらおうか?オレかなりご無沙汰で女にはチョー飢え
        てるんだよ~!」

        男が前後に二人いる。前がノッポで後がデブ。どちらもガラの悪そうな
        チンピラ風だ。
        私はここに来てしまったことを深く後悔したが、もう後の祭りだ。

        (とにかくここから逃げなくては……)

        恐怖で足がガタガタ震えていたけど、私は懸命にドアのノブに向かって
        駆けた。
        ドアまでたどり着きノブを廻そうとした瞬間、大きな手が私の肩を掴ん
        だ。

        「お嬢ちゃん、どこへ行くつもりかな?あんたの行先はそっちじゃねえ
        んだけど」

        ノッポの方がそういいながら私の背中を突いて部屋の中央へ押し戻し、
        ドアの鍵を掛けてしまった。

        「妙な気を起こすんじゃねえよ。あんたの行先はあのベッドだ。もうあ
        んたは俺たちと契約したんだから、約束は守ってもらわねえとな~。さ
        あ、こっちへ来な!」

        強引に手首をつかまれ、私は引きづられていった。

        「お願い、やめて!」
        「つべこべいうんじゃねえ~!」

        私はベッドまで引きずられ、そのまま仰向けに押し倒されてしまった。
        その弾みでプリーツスカートがめくれ上がり下着が露出した。

        「キャ~~~~~!やめて~~~~~!!」
        「おい!でかい声を出すんじゃねえよ!」

        (パシンッ!)

        「いたっ!」

        突然私の頬に平手が飛んできた。

        「乱暴しないでっ!」
        「殴られたくなけりゃ大人しくしろ!」
        「……」

        私がひるんだ隙に、前後から男たちが一気に飛び掛ってきた。
        野獣と化した男たち相手に、非力な女の力ではひとたまりもなかった。

        「きゃぁ~~~~~~~!!」
        「えっへっへ、どれどれ。きれいなアンヨの奥はどうなっているのかな?
        さあて、早速見せてもらおうか」
        「いや~~~~~ん!!」

        手を振り上げて抵抗を試みたが、腕を逆手に取られグイグイとねじ上げ
        られてしまった。

        「いたいっ!!」

        デブの方が前に廻りこみ、ばたつかせる私の脚を押さえつけ、スカート
        を腰の辺りまで一気にまくり上げてしまった。

        「きゃぁ~~~!やめて~~~!!」

        宙に浮いた脚でデブの方を蹴ろうとしたが軽くかわされ、逆に怒らせる
        結果となってしまった。

        「おい、大人しくしろ!」

        (パチン!)

        肉厚な手がまたしても私の頬にさく裂した。

        「きゃっ!」

        二度までも顔を張られた私は、急に怖気づいてしまった。
        だって女の子は顔を傷つけられるって、たぶんだけど男性以上にダメー
        ジが大きいものなの。
        スカートはまるでパラシュートのようにまくり上げられ、パンティが丸
        見えになってしまった。




この作品は、愛と官能の美学 Shyrock様から投稿していただきました。
尚、著作権は、愛と官能の美学 Shyrock様に属しております。
無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。


ラヴラヴから凌辱ものまで多ジャンル官能小説取り揃え。
体験談、投稿体験談、夜学問、官能詩、エロエッセイ、その他カテゴリー多数。




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援交ブルース 第6話



  
                                          


【第6話】


        
        「へへへ、清純そうな白のコットンパンティじゃん。女子高生らしくて
        いいね~。お嬢ちゃまはいつもこんなの穿いているの?」
        「……」
        「ふん、無視かよ。まあ、いいや。ではお嬢ちゃま、ぼちぼちヌギヌギ
        しましょうか~?」

        (きゃっ!脱がされる!)

        「言っておくが逆らうのはやめるこったな。痛い目には合いたくねえだ
        ろ?ふふふ」

        (この男たち、まともじゃないわ……逆らうとマジでひどいことされそ
        う……)

        私は恐怖のせいで身体の震えが止まらない。
        野獣は汚らしいよだれを垂らしながら、パンティを引き千切りそうな勢
        いで乱暴にずり下げた。

        「いやぁ~~~~~~~!!やめて~~~~~~~!!」

        援交というよりこれじゃ強姦だ。
        私は無意識のうちに大声を張り上げていた。

        ゴツゴツとした厳つい指がお尻やアソコを這い廻っている。

        (やだなぁ……肛門まで触わってるし……)

        野獣が垂らしたよだれが恥丘にポタリと落ちた。

        (キモいよぉ……)

        身体中に悪寒が走った。
        私の身体を細かく観察しながら、わざと大きな声で「毛が薄い」とか「マ
        ○コが上付きだ」だとか、聞くに堪えないような嫌らしい言葉を、聞こ
        えよがしに並べ立ててくる。

        割れ目を指で押し広げて中を覗き込み、男二人が何やら品定めをしてい
        るようだ。

        (恥ずかしいから見ないでぇ……)

        もう十分に広がっているのに、まだ広げようとお肉を左右に引っ張る男
        たち。

        (クニュ……)

        「い、いたいよ~……」
        「ヒッヒッヒッ、ちょっとの間我慢しな」

        (やぁん、広げるのはもうやめて……)

        (クニュ~……)

        ノッポの方が指をこじ入れようとしてる。

        「やめて…入れないで……」
        「うるせえんだよ~。大人しくしてろって!」

        デブの方が恐い顔で私を叱りつける。

        「なかなか感度よさそうじゃねえか。どれどれ?締まり具合もどんなも
        のかな?」

        そうつぶやきながらノッポの方が指を挿しこんできた。
        気持ちが悪い。虫唾が走る。

        「イテテ、狭すぎて指が千切れそうだぜ」
        「えっ?マジで!?」
        「うん、こりゃかなりの上マンだぜ。挿し心地メチャよさそう!」
        「こりゃ儲けものかも」
        「やったね」

        二人は勝手にアソコの品定めをしてニヤニヤしている。

        (クニュクニュクニュ…クニュクニュクニュ……)

        濡れていないのにかき回されるのはきつい。
        私はたまりかねて拒絶の態度を示した。

        「い、いたい…やめて、お願い……」
        「やめてだと?何を言ってるかなあ。今更困るんだよなあ」
        「おい、お嬢ちゃん、拒んだらどうなるか分かってるだろうな~」

        デブの方が凄んでみせた。

        「……」

        彼らは自分たちの思うようにならないと、すぐに威嚇してくる。
        でも私は従うよりなかった。

        「えっへっへ、この狭さだとオレのデカマラは無理かなあ?へっへっへ
        ~、こりゃ楽しみだぜ」

        ノッポの方がいつのまにか下だけ全部脱いでしまっている。
        汚らしい肉棒が私の方をじっと睨んでいる。
        私は思わず目を背けてしまった。

        「ははははは~、合体直前のイチブツが照れくさくて見れないってか
        ~?」
        「ふん、見たくなくても咥えりゃ否が応でも目に入っちまうさ~」

        デブの方がそういいながら私の首筋をつかみ、顔を怒張した竿に近づけ
        た。

        「さあ、しゃぶんな!」
        「……」
        「さあ早く!手間をかけるんじゃねえよ!」

        男は私の頭を押さえつけ、正面にそびえるノッポの肉棒をむりやり咥え
        させた。

        (うぐぐっ!むぐぐっ!)

        肉棒を喉元まで挿し込まれ、私は気持ち悪くて戻しそうになってしまっ
        た。

        (ゴッホゴッホ!)

        「おい!ちゃんと咥えろ!」

        男たちは私が咳き込む暇すら許さない。
        まるで鬼のようなヤツラだ。
        なんでこんな仕打ちを受けなきゃいけないの…私は口惜しくて泣けてき
        た。
 
        肉棒が口の中でさらに大きくなり、まもなくノッポは私の身体を求めて
        きた。

        「やめてっ!」
        「さあ、いい思いをさせてやっから、足を大きく開くんだ!」

        ノッポは私の両足をむりやりこじ開け、硬くなったモノを押しつけて来
        た。
        何とせっかちで粗暴なヤツラだろうか。
        ノッポは私に有無など言わせず強引にねじ込んできた。

        「ひいっ!いたいっ!」

        私は痛さのあまり思わず腰を引いてしまった。

        「逃げるなって!」

        ズルズルと簡単に引き寄せられ、腰高正常位の状態でむりやり押し込ま
        れてしまった。
        裂かれるような痛みが走る。
        耐えられなくもないが、耐えたくない痛み。

        「いたたっ!」
        「痛いのはちょっとの間だ!直ぐにアンアンよがり狂うって!がっはっ
        はっは~!」
        「鬼っ!」
        「ふん!金欲しさにノコノコやって来やがったのはどこのどいつかな
        ~?ここまで来たらもう諦めな~。わっはっはっは~!」
        「くっ!」
        「それっ!オマ○コに大砲ズッド~ン!!」
        「ひぃ~~~!!」

        愛撫もなしに一気に奥まで挿し込まれてはたまったものじゃない。
        激しい痛みが私を襲った。

        「ぎゃぁ~~~~~っ!!」




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援交ブルース 第7話



  
                                          


【第7話】


        
        痛がってもノッポはヘラヘラ笑うばかりで、がむしゃらにねじ込んでく
        る。
        強引な挿入は快感のかけらもなくただ痛いばかり。
        それでも出し入れを繰り返されているうちに、少しは慣れてきて痛みが
        だいぶ和らいできた。
        痛みはマシになったけど、なんかやり切れなくなって泣けてきた。
        涙の向こうにぽっかり浮かんだのは、私に「援交をやめろ」と諭してく
        れたあの人の顔だった。
        名前を『車井山達彦』と言っていた。
        たった一度しか会っていないのに、浮かんだのは何故かあの人だった。
        素直にあの人の忠告を聞いておけばよかった。

        (あぁ、しまったなぁ……)

        いまさら悔やんだってもう遅い。
        私は今自分の本意ではない人とセックスしている。
        援交を求めた者と求められた者。
        あぁ、何か情けない……悲し過ぎる……
        わずかなお金のためにこんな汚らわしい人とセックスするなんて……
        いいや、私自身がもう汚れてしまっている……

        ぼんやりとそんなことを考えていると突然甲高い声が聞こえ、現実の世
        界へと連れ戻されてしまった。
        声の主はもう一人のデブの方だった。

        「おい、早くオレにもやらせろよ~!もう我慢ができねえよ~!」
        「うるせえな!オレが終わるまで待ちやがれ!今、一番いい所なんだか
        ら~!」

        ノッポは私へのピストンを止めることなく、デブに言い返している。

        「オレ、もう漏れそうなんだよ~」
        「今一番いい所なんだから、無茶言うなっつ~の!」
        「そんなこと言わないで変わってくれよ~」
        「横からごちゃごちゃ言ったら萎えるじゃねえか!チェッ、仕方ねえな
        ~、じゃあツープラトン行っとくか?」
        「おお!それ面白いじゃん!」

        (ツープラトンって何……??)

        「お嬢ちゃんよ~、ベッドの横に立ってくれるかな~」

        ノッポは腰の動きを止めると、私にベッドから出て真横に立つよう指示
        をした。

        (いったい何をするつもりかしら……)

        何やら不吉な予感はあったが、逆らうとまたぶたれると思い、仕方なく
        彼らの言うとおりベッドの横に立った。

        「ふふふ、それでいい」
        「今からいいことしてやるから楽しみにしていろ」
        「……?」

        先程とは逆で、今度はデブが私の前に立ち、後にノッポが立った。
        『前門の虎、後門の狼』ということわざを聞いたことがあるけど、こん
        な場面を言うのかしら。
        前後から二匹の野獣が迫ってきた。何やらすごい威圧感だ。

        「何をする気なの!?」

        二人は私に身体を寄せた。

        (キモいなあ……)

        前後から挟まれた私はまるでサンドイッチのようになってしまってる。

        「おい、お嬢ちゃん、左足をベッドに上げてもらおうか」
        「え?足をベッドに上げるの?」
        「そうだ。早くしろ」

        前にいるデブから催促された私は、仕方なく左足をベッドに乗せまるで
        フラミンゴのような姿で立った。
        足を90度開いてしまっており、とても無防備な格好だ。

        (いやだなぁ……)

        前方のデブの指がスッと股間に伸びた。
        指は割れ目に沿ってグリグリとまさぐってくる。
        初めは鳴りを潜めていた後方のノッポが突然肛門に触れて来た。
        おぞましさで私は思わず悲鳴をあげてしまった。

        「キャ~~~!やめてぇ~~~~~!」
        「うるさいっ!騒ぐなっ!」

        怒鳴られて萎縮した私に、ごつい指が前後から襲い掛かってきた。
        手荒に擦られたから堪ったものじゃない。

        「い、いたい!」

        でも彼らは私が痛いといっても黙殺し、デブが正面から、

        「う~ん、全然濡れてこねえな~。でもオレのムスコが早く入りたいっ
        てよだれを垂らしているから、もう挿れちまおうぜ。おまえは後ろから、
        オレは前から、同時にぶち込むぜ!いいな!ぎゃっはっはっは~!」

        彼らはセックスとアナルセックスを同時にするつもりだ。
        当然アナルセックスなんてしたことがない。
        彼らの意図がようやく分かった私は恐怖からベッドに上げた左足を下ろ
        そうとしたが、がっちりと抱えられていてびくともしない。

        「おいおい、オレたちから逃げようなんて思うなよ!」
        「もう観念するんだな!」

        前後から威嚇された私はすくみ上がってしまった。
        その隙に二匹の野獣は前後から同時に汚いモノをあてがった。

        「おい、同時に挿れるぜ!」
        「やめて~~~~~~~~~~!!」

        男たちは前後から体重を掛けてきた。
        次の瞬間、哀願むなしく2本の肉棒が秘所と肛門を襲った。

        「ひぃ~~~~~~~~~~!!いやぁ~~~~~~~~~~~~
        っ!!」

        デブが膣に挿し込むのと同時に、ノッポも合わせて肛門に押し込んでき
        た。
        引き裂かれそうな痛みが身体を駆け抜ける。

        初めての二穴攻めはおぞましさと痛みに満ちて。
        私は思わず絶叫してしまった。
 
        「ぎゃあ~~~~~~~~~~~!!や、やめてっ!痛いよ~!抜いて
        ぇ~~~!!」
        「少しの間、我慢しな!それそれそれ~!それそれそれ~!」




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援交ブルース 第8話



  
                                          


【第8話】


        
        二人は呼吸を合わせながら、交互に出し入れしてくる。
        前は何とか耐えられるがうしろはかなりつらい。

        「いたたっ!!いたいよ~~~~~!!」
        「挿し心地のいいお嬢ちゃんだな~!」
        「はぁはぁはぁ、後ろもすげえシマリだぜ~!チ○ポが食いちぎられそ
        うだ!」

        (ズニュズニュズニュ!)
        (ズンズンズン!)

        「いたいよ~!お願い!抜いてよ~!」

        懸命に懇願しても彼らはどこ吹く風で、前後からグイグイと捻じ込んで
        来る。
        身体も前後から圧迫され、私は頭が錯乱しそうになっていた。

        「ひぃ~!や、やめてぇ~~~~~!」
        「えいっ!」
        「ほっ!」
        「えいっ!」
        「ほっ!」

        二人はまるで餅つきでもしているかのような掛け声をかけて楽しんでい
        る。
        まもなくノッポが動きを止めデブに合図を送った。

        「おい、今度は二人同時に突き上げてやろうじゃねえか!」
        「へへへ、こりゃ面白くなってきたぜ~!お嬢ちゃん、もっと気持ちよ
        くしてやるから待ってな~!」
        「いやぁ~~~~~~~!!」
        「それじゃ行くぜ!せ~の~!」
        「そ~れっ!」

        (ズンッ!!)
        (ズニュッ!!)

        「ひぇ~~~~~~~~~っ!!」

        前後2本の肉棒で突き上げられた私の身体は、ほんの一瞬だが床から浮
        き上がってしまった。

        (ズンッ!!)
        (ズニュッ!!)
        (ズンッ!!)
        (ズニュッ!!)

        「やめてぇ~~~~~~~~~~!!」

        膣と直腸それぞれに肉棒を挿し込まれて、その2本がゴリゴリと擦れ合
        うような気がする。
        まもなく前方のデブは両方の膝裏に手をあてがい私を一気にかつぎ上げ
        た。

        (え?もしかして『駅弁』とか言う体位で攻める気!?)

        実践の経験は無いけど、友達んちで観たAVで一度見たことがある。
        でも私は担ぎ上げられて宙に浮いた状態で、前から膣に背後からアナル
        に侵入されてしまったので、『駅弁空中サンドイッチ』とでも呼べばいい
        のだろうか。

        「ひぃ!!」

        前のデブの掛け声で後ろのノッポが合わすような形で、前後同時に突き
        上げてきた。
        前後から挟まれて身動きの取れない私は、ただされるがままに耐えるし
        かなかった。
        身体を前後から圧迫されてすごく息苦しい。

        「やめて、やめて、やめて~!いやぁ~~~~~~!」

        いくら拒んでも男たちは手を緩めることなく猛攻が続いた。

        『駅弁空中サンドイッチ』は3分ほど続いただろうか。
        後のノッポが「うっ」という低い声を洩らし、その直後に前のデブも情
        けない声を発して、私の中に発射してしまった。

        (ひぇ~!前も後ろも中出しされちゃったよぉ~……)

        挿し込まれた2本の肉棒はほぼ同時に引き抜かれた。

        (タラリ……)

        白く濁った二筋のしずくが床にこぼれ落ちた。

        ◇ ◇ ◇

        その後、私は風呂場に連れて行かれ、身体を洗ってやるからと言われた。
        「自分で洗うからいい」と断ったが、「逆らうと痛い目に遭うぜ」と凄ま
        れ、結局彼らに従うしかなかった。
        でも男の人って風呂に入るとどうして女の身体を洗いたがるのだろうか。
        ベッドで散々エッチなことしまくったくせに。

        身体を洗うと言いながら、結局胸やアソコを念入りにいじり倒されて、
        だんだん愛撫のようになっていった。
        入浴時は萎えていた彼らのイチブツだったが、見る見るうちに元気さを
        取り戻し、時折わざと私にくっつけてきた。
        彼らの立つ位置は先程と入れ替わり、前にノッポ、うしろにデブが廻り
        込み、私が浴槽の縁に片足を上げた格好で再び前後から股間をいじりま
        くられた。
        しかし意外にも愛撫は数分で終了し、私の身体はバスタオルでざっくり
        と拭われ、すぐにベッドへと連れて行かれた。

        ◇ ◇ ◇

        ベッドに押し倒された私は、二人がかりで身体の隅々まで舐められた。
        もう全身ベトベトにされてしまって……その気持ち悪さは喩えようもな
        いほどで……
        全身舐めが終わると、息つく暇もなくフェラチオをするよう命じられた。
        交互に2本を咥えるって結構顎がだるいものだと思い知らされた。
        2本の竿が元気にそそり立った頃、ノッポの方が仰向けに寝転び私に乗
        れと言ってきた。
        拒むことが無理だと感じた私は泣く泣くノッポのおなかの上にまたがっ
        た。
        天井を睨みつけている肉棒に照準を合わせる。

        (グッ…グッ…グチョッ…グチョチョ……)

        肉棒が割れ目の中心部に食い込んでいく。
        我慢しきれなくなったデブが真横で肉棒をこちらに向け「早く咥えろ」
        と私にせがむ。
        その頃、私は疲労困憊していた。
        泣き過ぎて涙も出なくなっていた。
        抗う気力も薄れ男たちの命じるままに、身体を任せていたような気がす
        る。
        そう、そのときの私はまるで従順な奴隷のようだった。 




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援交ブルース 第9話



  
                                          


【第9話】


        
        それからどれだけの時間が過ぎたのだろう。
        散々攻め抜かれて綿のようにぐったりと横たわっている私の身体に、何
        枚かの万円札が舞って来た。

        「ふふっ、たっぷりと楽しませてもらったぜ。約束どおり6枚置いとく
        ぜ。じゃあな、お嬢ちゃんよ」
        「へっへっへ、2本同時にぶちこまれてまだ身体が痺れてんのか?じゃ
        あまたな。バイバイ~」

        (カチャ……)

        嵐は去って行った。
        私の心と身体に深い爪痕を残して。
        私はしばらくの間何をする気にもなれずベッドでぐったりとしていたが、
        やっとの思いで立ち上がり風呂場へと向った。
        コックを捻り熱いシャワーを浴びた。
        汚れてしまった身体を指でごしごしと擦る。
        口惜しさでまた涙が溢れてきたが、すぐにシャワーの湯に混じってしま
        った。
        バスタオルで身体を拭いていると、ふと車井山さんの顔が浮かんだ。

        髪を乾かして制服を着終えた頃、静かな部屋に突然スマホが振動した。

        (誰かな?)

        (ブ~ブ~ブ~)

        それはみゆきからのラインでたった一行の他愛ないものだった。

        「みゆきか……」

        その時私にある一つのことが閃いた。

        「あ、そうだ」

        私はカバンを覗き1枚の名刺を取り出した。
        今日、車井山さんからもらったものだ。
        名刺には会社名や会社の電話番号が書かれている。

        「そうだ、確か裏に……」

        名刺の裏面を見ると、手書きで携帯番号が書かれていた。

        「車井山さんの携帯番号だ」

        車井山さんの声が無性に聞きたくなった。
        私は名刺を眺めながら考えた。

        (掛けようか……やめとこうか……)

        少し迷ったけど、結局逸る心を抑えきれず、ダイヤルアプリをタップし
        て電話機能を起動していた。
        呼び出し音が鳴っている。
        同時に私の胸も高鳴る。

        (出てくれるかなぁ……)

        1回…2回…3回…4回……

        (無理かなぁ……)

        「はい」

        (おおっ!出た!)

        「あのう……今日のお昼、ヨーグルトシェイクをおごってもらった野々
        宮ありさです……こんな時間にごめんなさい……」

        時計の針は午後10時を指している。

        「あぁ、ヨーグルトシェイクの子だね。やぁ、こんばんわ~」
        「今日はごちそうさまでした……」
        「いや、ごちそうさまと言われるほどのことは」
        「あのぅ……」
        「どうしたの?」
        「はぁ……」
        「どうしたんだい?」

        私は車井山さんの声を聞くと突然泣けてしまって、ちゃんと喋れなかっ
        た。

        「どうしたの?何があったの?」
        「ぐすん……あのぅ……ちょっとだけでいいので……ぐすん……お話聞
        いてくれませんか……あのぅ……ぐすん……もし良かったら今から会っ
        てくれませんか……?」
        「ええっ、今から?もう10時だよ」
        「ぐすん、無理ですか……?無理ならいいんですけど……」
        「いや、無理なことは無いけど……ふうむ…………よし分かった。じゃ
        あ今から行くよ。今どこにいるの?」
        「え?いえ、あのぅ……私が車井山さんの近くまで行きます」
        「いや、もう時間が遅いし、僕が行くから場所を教えて」
        「分かりました。それじゃ池袋東口パレコの前で待ってます」
        「うん、30分ほどで着くと思うので待ってて」

        ◇ ◇ ◇

        約束の時間よりも早めに待ち合わせ場所に着いた。
        車井山さんを待ちわびてキョロキョロしていると、遊び人風の男がナン
        パしてきた。
        こんな夜更けに声を掛けてくる男なんてろくなヤツがいない。
        いや、それよりこんな夜更けに街頭に佇んでいる女子高生の方がよほど
        怪しいだろう。

        約束の2分前にこちらに向かって1台のセダンが近づいてきた。
        車内は見えないが直感的に車井山さんが運転するクルマだと分かった。 
        クルマはスカイラインでシルバーなボディが大人っぽさを感じさせる。
        クルマが止まると車井山さんが降りてきて、助手席のドアを開けてくれ
        た。
        私は車井山さんの横に座ると、何だか本来の自分に戻れたように思えた。
        まだ1回しか会っていない人なのに何か不思議な感じ。
        でもクルマが走り出してからも、話を切り出すことができなくて口は閉
        ざしたままだった。

        しばらくの間沈黙が続いたがクルマが少し進んだ頃、沈黙を破って車井
        山さんがそっと尋ねた。

        「辛いことがあったんだね……」

        車井山さんが放ったその一言が、私の鬱積していた心の堰を切らせたの
        だった。
        私は急に涙が溢れだし止まらなくなってしまった。
        車井山さんは私を気遣ってクルマを路肩に止めた。

        「ありさちゃん、話してごらん?」

        車井山さんが優しく声を掛けてくれたが、私は泣きじゃくるばかりでま
        ともに話ができなかった。
        あれほど「援交をやめるべきだ」と忠告してくれたのに、私は車井山さ
        んの言葉も聞かずまたやってしまた。
        薄汚い男たちに散々なぶられ、自分というものに嫌気が差してしまった。
        前後をダブルで攻められ気が狂いそうだった。
        お尻がまだちょっと痛むし。
        今日の出来事を全て包み隠さず車井山さんに話すことにした。




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