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一足早いクリスマスプレゼント その3























(10)


12月 23日 日曜日 午後11時50分   二宮 佐緒梨



両手の爪で壁紙を掻きむしりながら叫び続けた。
爪が剥がれそうになるくらい指先を立てて、うつむいたまま首を左右に振った。

そんなに痛くなんかない。
痛くはないけど……

膣の壁が破れそうなくらい引き伸ばされているの。
佐緒梨の大切な処をメリメリと音を立てながら、太いバイブが貫いていくの。

息苦しくて……恐ろしくて……
わたしの女の子が喉が裂けるくらい泣き叫ぶから、佐緒梨も負けないくらい大声で泣いたの。叫んだの。

だって、まだ女○校生だし、恥ずかしいお仕事をしていても、そんなふしだらな身体じゃない。
こんなモンスターみたいなバイブ、佐緒梨の膣に簡単に入ったりしたらいけないの。

それなのに……

「ふふっ、根元まで入っちまったぜ。佐緒梨。
それも、呆気ないくらいにあっさりとな……」

「はあっ、あぁっ、い、いやぁ……う、嘘よぉっ、そんなこと……はぅぅっ……ない……」

「そうかぁ? 嘘つきは……佐緒梨、お前の方じゃないのか?
さっきからポタポタと垂れているぜ。
恥ずかしいま○汁がな。ははははっ……」

わたしは、下を向いたまま視線を足元に向けた。
肩幅にひらいた足首の真ん中に光る数粒の水滴。
その瞬間、雨粒のようにまたひと粒、淡い毛を伝うように淫らな水滴が落ちてくる。

「んくぅっ、はあ、はぁ……わたし……イヤァッ!」

「ふふふっ、だろう?
口では嫌がって見せても、佐緒梨の下の口はまんざらでもないようだぜ。
というより、まだまだ刺激が足りないんじゃねえのか?
玩具をおま○こに突っ込んだだけではな。
……だからよ!」

カチッ……!
ウイィ―ン、ウイィ―ン、ウイィ―ン、ウイィ―ン……

「んあぁッッ?! ああぁぁぁぁッ! んぐぅぅぅぅっ!」

佐緒梨の膣に突き刺さるバイブが、突然運動を始めた。
破れそうな膣の壁を更に引き伸ばしながら、ウネウネと回転し始めた。

言葉なんか出てこない。
獣のように叫ぶだけ。
イヤも許しても苦しいも、全部ダメ!

口はひらいているのに……
くちびるも動いているのに……
喉を搾り出すような声しか出せないよ!

こんなの玩具なんかじゃない。
女の子の大切な処を壊す凶器よ。

「はぐぅぅぅっ、むぐぅ、お、奥に……子宮にあたってぇっ! ううぅっ、きつぃぃぃっ!」

「随分と苦しそうな声で鳴くじゃねえか。
まあ、多少はきついだろうな。
割れ目が限界まで裂け切っているんだからよ。
さすがに直径5㎝の特大バイブは、佐緒梨にもちょっとばかしハードだったようだな」

背中の向こうで聞こえていたバイブの音が、耳元で鳴り響いている感じ。
頭の中でガンガン音がこだまして、同時に荒っぽいバイブの刺激に恐怖と切なさがごちゃ混ぜになっていく。

わたしは、住田の前でお尻を振っていた。
訳のわからないおぞましい感触に背中をくねらせていた。

怖い! 佐緒梨、ホントに怖いよ!

こんな刺激をいつまでも与えられると、佐緒梨のあそこが壊れちゃう!
ううん、その前に佐緒梨がわたしではなくなっちゃう!

ぐちゅぅッ、ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ……
ウイィ―ン、ウイィ―ン、ウイィ―ン、ウイィ―ン……

「ひやぁぁっ! な、膣(なか)がこすれてぇっ……めちゃくちゃに……う、うごいてぇっ……あふぅぅぅっ!」

指でカリカリと壁を引っかいているのに……
バカになるくらい首を左右に振っているのに……

どうしたのよ、佐緒梨?
怖いのが、恐ろしいのが、気持ちいいに置き換わっていく。
お化けバイブに犯されているのに、大切な処が……ううん、下半身全体が疼いているの。

「おいおい、ずいぶんと汗をかいているじゃねえか。
全身、びっしょりだぜ。
ふふふっ、まあ、佐緒梨のおま○こは、違う汁でベチョベチョだがな。
……どうだ? そろそろこんな刺激では満足できねえだろ? なあ……はははははっ」

カチッ……!
ヴイィ―ン、ヴイィ―ン、ヴイィ―ン、ヴイィ―ン……

「ひいっっ! だ、だめぇっ! くぅぅぅぅっ……ああぁぁぁぁっ!」

壁にへばりつかせた両手が、ずるずるって下がった。

壁紙に汗を滲ませながら、引っかいた跡を残しながら……
ひざが折れて太ももがもっとひらいて……

わたしは、がに股のような姿勢でお尻を左右に振った。
一気に強くなったバイブの刺激に上下にも振った。
お尻をぐるりと回転させた。

「ああぁぁっ、き、きついよぉう……と、とめてぇぇっ! バイブぅ、とめてよぉっ!」

住田が、わたしになにか話しかけてる。
背後から囁くように呟いた。
あざけるように笑った。

でも、聞こえないの。
きっと、佐緒梨のエッチになっちゃったあそこを指差して、もっともっとわたしを辱めようとしているのに、なにもわからないの。

聞こえるのは、身体の芯まで響いてくる玩具の音。
かきまわされるお肉の音。
感じるのは、身体の芯まで気持ちよく疼かせている玩具の振動。
敏感な壁を伸び縮みさせる玩具の運動。

そうよ。佐緒梨、感じちゃったの。
お腹のなかで好き勝手に暴れるバイブに気持ちいいって鳴いちゃうの。
背筋をビクビクさせながら、エッチなお汁を溢れさせちゃうの。

ぐぢゅぅッ、ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐぢゅぅっ……
ヴイィ―ン、ヴイィ―ン、ヴイィ―ン、ヴイィ―ン……

「はあぁぁっ、あくぅぅっ……わたしぃっ、わたしぃ……あはぁぁぁっっ!」

頭の中が、ぼーっとしてきちゃった。
半開きの口からいやらしい声と一緒に、涎まで垂れてきちゃう。

でも、仕方ないよね。
女の子の身体は、感じやすいの。デリケートなの。

だから、心の中で哀しくて泣いた涙も、ほっぺたを滑るときは嬉しくて鳴いた涙に変化しているの。

「あぁぁっ、佐緒梨ぃ、気持ちいいぃっ。バイブぅ、いいのぉっ……ひあぁぁぁっ」

住田が、また耳元でささやいた。
でもやっぱり聞こえない。
聞こえないのに、イヤイヤって首を振って……

それなのに、ビンビンしているバイブをグニュグュって動かされた。
尻尾のように突き出したバイブの取っ手を握って、膣の感じる壁に押し当てられた。

いっちゃう! 佐緒梨、お化けバイブではしたなく絶頂させられちゃう!

全身を高圧電流が貫いていく。
割れ目からエッチなお汁が噴水みたいに溢れて、床の上に水溜りをつくってる。

熱い炎に火傷しそうな子宮が、哀しく悲鳴をあげた。
同時に、膣がキュゥッってなって、暴れているバイブを締め付けて、大きな大きな快感の波が足先にも指先にも頭のてっぺんにも拡散していく。

ヴイィ―ンッ、ヴイィ―ンッ、ヴイィ―ンッ、ヴイィ―ンッ……
ぐぢゅぅッ、ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐぢゅぅぅぅっ……!

「ひぃっ、ふあぁぁっ、はぁぁっ……い、イクぅ、佐緒梨ぃっ、いっちゃうぅぅぅっっ……はああっ、はああぁぁんんんんっ!!」

わたしは、あごを突き出して喉元をさらして絶叫してた。
淫乱な佐緒梨を見せ付けるように、お尻をブルブル震わせて背中を湾曲させて、ついでにおっぱいも揺らせて……

お仕事でも見せない、サリーじゃない佐緒梨で絶頂しちゃった。
大ッ嫌いな男の前で、笑われながら感じさせられちゃった。

「ううぅ……はあぁ……ああぁ……」

視線がすぅーって落ちていく。
ひざが床に付いて、両手も引っ付いて、それと同時に意識が薄くなっていく。

頭の記憶が、さっき囁かれた住田の言葉を再生した。

「このバイブは、俺からのプレゼントだ。
1日早いクリスマスプレゼントだ」って……

そして、「明日の夜、また来るからな。
そのときに、俺の女になるか決めてもらう」って……

わたしは、勢いよく閉まるドアに向かって呟いていた。

「そう思うんだったら抜いてよ!
今すぐ、このお化けバイブ、引き抜いてよ!
佐緒梨……明日からあなたの彼女なんでしょ!」って……



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