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性奴隷~白い快楽 第3話



  
                                          


第3話



        「社長、宜しくお願いします」

        沈黙を打ち消すかのように藍子が一礼した。

        「まあ、掛けなさい」

        藍子はゆっくりと歩きソファーに腰を降ろした。
        高級感が溢れるソファーは見た目よりも軟らかく、藍子の下半身をすっ
        ぽりと埋めた。

        「相川君の言ったとおりだ」
        「えっ?」
        「実に綺麗な女性だ」
        「そ、そんな……」

        亀山の大きな身体がデスクを離れ、藍子の隣に向かってきた。

        「ご主人と結婚されて何年かな?」
        「……」

        藍子は亀山が隣に座るのと同時に、腰をずらした。

        (話題を変えなければ……)

        「社長、ご契約は……?」
        「まあ、そう急がんでもいいじゃないか?」
        「……」
        「君はもう子供じゃないんだ、月に数百万稼ぐためには何をすればいい
        のかわかるだろう?」
        「……どういう意味ですか?」

        藍子は耳を疑った。

        「ここに来たからには、覚悟が出来てたんだろ?」
        「……」

        亀山の手が肩に触れた時、藍子は咄嗟に立ち上がろうとした。

        「仕事が欲しくないのか!」
        「……」
        「わしがその気になれば君は金持ちになれるんだぞ!」

        亀山の罵声が部屋中に響き渡り、藍子の身体は硬直した。


        「や、やめて下さい! 社長、な、なにするんですか! ちょ、ちょっ
        と、きゃ!」

        棒立ちになっていた藍子に、亀山が抱きついて来た。

        「おとなしくしなさい、、ほらっ、おとなしく!」
        「いやっ! やめて下さい、、いやです、、あっ……」

        藍子の小柄な身体は、亀山の腕力には抵抗するすべもなかった。
        亀山の大きな手が身体に絡みつき、藍子は自由を奪われてしまった。
        胸ボタンは千切れ落ち、着衣が乱れた。

        「きゃ~~~~~、だ、誰か! 誰かたすけて~~~~~」
        「うっふっふ~~~、無駄だ! いくら叫んでも無駄だぞ!」

        次の瞬間、亀山の股間から鈍い音がした。

        「ううっ、、」

        藍子は無我夢中で亀山の股間を膝で蹴り上げていた。
        そして亀山の大きな身体が床に崩れ落ち、藍子は部屋のドアに向かって
        逃げ出した。

        (あっ……)

        藍子はドアの前で立ち竦んでしまった。

        (ドアが開かない……)

        「ううっ、、さっき言ったろ、、無駄じゃ、、観念しろ、、」
        「……」
        「ここは密室だ、観念しなさい!」

        今度は藍子の身体が崩れ落ち、床に座り込んでしまった。



        亀山の大きな身体が藍子を抱き上げた。

        「何も怖がる事はない、心配せんでもいいぞ……」

        藍子の目からは涙が流れていた。

        「こっちに来なさい」

        亀山は藍子の腕を取り、デスクの横にある大きなドアに導いた。
        そして中を覗くと、そこには大きなダブルベッドがあった。

        「社長、私は何をすれば……?」

        藍子が虚ろな目で問いかけた。

        「何もしなくてもいい、横になりなさい」

        藍子は自ら上着を脱ぎ捨て、ベッドに横たわった。


        藍子は抵抗する気力さえも失せていた。
        今更後悔しても仕方がない。後悔したところで、この場からは逃げられ
        るすべもなかった。

        (相川に騙された……)

        旨い話などある筈がない。
        赤字続きのモダに、一流ホテルからの専属依頼。
        藍子よりも実績や才能がある美容師など、掃いて捨てるほどいる筈だ。



        亀山は衣服を脱ぎ去り、ブリーフ姿になっていた。
        そして藍子のブラウスのボタンを外し、大きな顔を近づけてきた。

        「うう、、いい匂いだ」

        亀山は、藍子のブラジャーの上に大きな鼻を押し付けた。

        「どれどれ、若妻の乳首はどんなかな?」

        ブラジャーが、大きくゴツゴツとした手によって剥ぎ取られた。

        「おおう、これが若妻乳首か……」

        亀山は口先を尖らせ、藍子の乳首に吸い付いてきた。

        「ああ、うまい、、ああ、やわらかい、、」



        藍子は、初めて出会った男性に陵辱されながらも、まるでマネキンのよ
        うに動かなかった。
        じっと目を閉じ、亀山の卑猥な言動に逆らう事はなかった。

        (感じてはいけない……)

        藍子の脳裏には、この言葉だけが繰り返されていた。

        しかし女の身体というのは、時として意に反する事がある。

        「ほほう、、乳首が硬くなってきたぞ、、ほら、、」

        亀山の、軟体生物のようにうごめく舌先が、藍子の身体に変化を与えて
        いた。

        「気持ちいいだろう、、ほら、ほら、」

        亀山の舌先は、若い藍子の身体を容赦なく攻め続け、官能の泉へ導こう
        としていた。

        「我慢せんでもいいぞ、、感じなさい、、ほら、感じなさい、、」

        (感じてはいけない…… 感じては……)

        藍子は唇を噛み締めながら、じっと耐えていた。




※ この作品は、ましゅまろくらぶ 真理子様から投稿していただきました。
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