放課後の憂鬱 第2章 写真(2) 2015/01/02 17:20.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第2章 (2)】「どぉ、藍ちゃん。結構雰囲気出るでしょ?」吉田はいままでより少し低めの声で藍に言った。「う、うん。そうだね・・」藍も不安そうな声で答えた。藍にライトが向けられた。すると陰影が藍の体のラインをはっきりと映し出し、妙に色っぽく映った。「どうすれはいいかなぁ。」藍はこの場の雰囲気を少し明るくしたかったので、わざと子供っぽく尋ねてみた。「まずねぇ・・・」吉田が藍が不安になっているのを弄ぶかのように、ねちっこい声で切り出した。「ブラジャー取って、ノーブラの上に、じかにシャツ着てくれるかなぁ・・・」(えっ、なんていったの)藍はしっかりと聞こえていたが「えっ?」と聞き返した。「あとさぁ、下もジャージ脱いで、ブルマーになってよ。」吉田はお構いなしに続けた。藍は驚いたがすぐに正気に返り、「なによぉ、ふざけないでよ。」と冗談ぽく返した。「ふざけてなんかないよ。早くしようよ。ねっ、藍ちゃん。」吉田は少し怖い顔で藍を見ていた。「で、できるわけ、ないじゃないっ!」藍は強く言い、吉田を睨んだ。「ほんとにできないの?」吉田は再度言ったが藍は「できないよっ! 帰るっ!」と吉田達の間を割ってドアへ向かおうとした。「ふーん、こんな写真はお金もらわないと撮らせないのか・・」吉田は帰ろうとする藍の前に立ちはだかると、ポケットから取り出した写真を、手にぶらぶらさせながらそう言った。「えっ!?」藍はその写真を吉田から奪うように取った。そしてすぐに蒼ざめた。それは・・・昨日の仕事で撮られ、そして破棄されたはずの写真だった。しかも、藍もまだ目にしていなかった写真。そこにはTシャツから乳首が、パンツには陰毛が透けた、想像以上にセクシーな藍が写っていた。「ど、どうして、あなたがこれを・・」藍は吉田を睨み、尋ねた。しかし、声が震えてくるのが止められなかった。語尾がかすれていた。「うちのオヤジさぁ、プロのカメラマンなんだよね。で、昨日藍ちゃん写したって言うから、見せてもらったんだぁ。それがこれって訳さ。・・・仕事では藍ちゃん、こんなにエッチなの撮ってるんだ。」吉田は薄ら笑いを浮かべ、まるでなぶるように答えた。(すぐに捨てるっていってたのに・・・・)藍はすぐにその写真を破り捨て、言った。「そ、そんな訳ないでしょ! そんなの撮ってない! 撮ってないよっ!」「でも、現に写ってるじゃん。俺たちにもエッチな格好、見せてくれるよね?」吉田は他の数枚の写真も机の上に放り出した。そこには、様々な薄い水着から乳首を立てた藍の姿があった。藍は顔を真っ赤にして「ふざけないでよ! できるわけないでしょ?!」と気丈に言い返した。※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第2章(3)へ