放課後の憂鬱 第2章 写真(3) 2015/01/09 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第2章 (3)】 藍は写真を取りあげると、すべて破り捨ててドアに向かって歩き出した。「ふーん、帰っちゃっていいんだ? 写真なんて破いたって無駄なのにね。ネガは俺が持ってるから、こんなの何枚でも作れるんだよ。みんなほしがるだろうな、藍ちゃんの透け透け写真。」吉田の言葉に藍は立ち止まり、震えだした。「ネガ、返してよ・・」藍は泣きそうな声で言った。「返してって? はははは・・・。これは俺のだってば。まぁ言うこと聞いてくれたら、返してあげてもいいけどねぇ。」吉田たちは顔を見合わせ、にやりとしながらそう言った。「ど、どうすれば・・いいの・・・」藍はすこし下を向き震えていた。「だっからさぁ、さっき言ったじゃん。まずブラ取ってよ。」吉田は笑いながら言った。「ジャージも脱いでね。」すかさず伊藤が続けた。「・・・わ、わかった・・・」藍は躊躇いながら、Tシャツの中に手を潜り込ませ、するするとブラジャーを外した。「さすが女優さん! 着替えは早いねー。さぁ、お次は下ね。」吉田たちは囃しながら、着替えている藍を見守った。藍はジャージに手をかけたが、そのままジッとしてしまった。手がかすかに震えている・・・。「早くしろよぉ。」柴田がせかしたが、すぐに吉田が立てた人差し指を口に持ってゆき「しー」というポーズを取った。「こういうのはさぁ、あっさり脱がれちゃおもしろくねーんだよ。わかってねーなぁ」と柴田をあしらった。「そっか、そうっすね。さすが、吉田先輩!」柴田も納得し、静かに藍を見つめた。藍は今にも泣き出しそうな顔で、「・・いや。できない・・」と懇願した。「でもさぁ、ブルマーになるだけじゃん。いいっしょ、別に。いつも体育の時なってるんだしさ。」吉田は追い討ちをかけるように言った。「脱がなきゃ写真をさぁ・・・」安っぽい脅し文句を伊藤が言った。体育の時と同じ・・・確かにそうなのだが、三人のサカリのついた男に見られながらジャージを下ろすということは、まるで裸になるのと同じ感覚だった。このままグズグズしていても・・・藍は覚悟を決めると、一気にジャージを引き下ろした。その拍子に勢い余って、下に穿いていたブルマーもずり落ちていた。藍はすぐには気づかなかった。「おぉぉぉぉ!」吉田たちは、お決まりの感嘆の声をあげた。「藍ちゃん!」吉田が藍に呼びかけると藍は「今度はなにっ?!」と強がった返事をした。吉田は続けた。「怖いなぁ、せっかくブルマーずれてるの、教えてあげようとしてるのにさぁ。はははは。」藍は驚いて下を向くと、かなりずれているブルマーに初めて気が付いた。「えっ? あっ、きゃあ!」藍は慌ててブルマーを引っ張りあげた。※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第2章(4)へ