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放課後の憂鬱   第2章 写真(4)


  
                                          



【第2章 (4)】



藍は慌ててブルマーを引っ張りあげた。
すると今度は引っ張りすぎて、ブルマーの下に穿いている白いパンティーが、足の付け根から出てしまった。
その上ブルマーは股間に激しく食い込み、藍の股間の形をはっきりと映し出した。

「ははは、藍ちゃん、引っ張り過ぎだって。それじゃ、あそこの形も丸見えだ」

吉田は嬉しそうに笑った。
伊藤と柴田は黙って見入っている。この光景を彼らは一生忘れないだろう。

藍は少し足を開くと、股の付け根の部分から指を入れパンティをブルマーの中にしまいこんだ。この姿も、妙になまめかしかった。
やっと直し終わると、藍は胸を手で隠すようにして立っていた。

吉田が言った。
「藍ちゃん、手をどかしてよ。せっかくのビーチクが見えないじゃん。あ、そういえばオヤジにも、そう怒られたんだってね?!」

藍は顔をますます赤らめて下を向いた。

(一体、どんな親子なのよ!)

そう思ったが、ためらいながらゆっくりと手を下ろした。

「そうそう、いいよ、藍ちゃん。男心をわかってるねー。」
柴田が喜んでそう言った。

「どうだ、ちゃんと撮れてるか?」
吉田が伊藤に、ビデオをチェックしろと合図した。

伊藤はビデオのファインダーを覗き込むと、「OK、ばっちりです!」と返事した。

(えっ? 撮ってるの?)

藍はビデオが回っていたなんて思ってもいなかったので「や、やめて! 撮らないで!」と吉田の腕を掴んだ。

「だめだってば。ちゃんと撮れるか、チェックしなきゃ。」
吉田は笑いながら藍の手を振り払った。

「さぁて、次はどうしてもらおうかな?」
吉田が他の二人を見て言うと、「水、かけませんか?」と伊藤が提案した。

「や、いやよぉ。・・・そんなの、いやぁっ」
藍は泣きそうな声で言った。

ますます吉田が面白がって「おっ、いいね、それ! 柴田、バケツに水汲んで来い! いっぱいな!」と柴田に言う。

「わっかりましたぁ!」とバケツを持って、柴田が走り出て行った。

藍は震えながらうずくまっていた。両手でしっかりと胸を覆っている。

「藍ちゃんさぁ、どうしたんだよ! 座ってちゃだめじゃん。」
吉田はやさしげだが、棘のある声で藍に言った。
藍はゆっくりと立ち上がると、無理を承知で懇願した。

「お願い! なんでもするから、やめて、ね、やめてよ。」

吉田は笑いながら「何でもするんでしょ? だからやめないよ~。」とからかった。

柴田がバケツを重そうに持って帰ってきた。

「おせえよ! 早くこっちもってこい!」
吉田が怒った口調で柴田に言ったが、「へいへーい。」とおどけた調子で答えて、笑いながらバケツを吉田の前に置いた。

「藍ちゃん、また手を下ろしてくれないかなぁ。でないと・・・」
さっきより陰険味を増した口調で、吉田が藍の耳元で囁く。






※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。
尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。
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