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もえもえ マーメイド・ママレード  第4話



  
                                          



【第4話】



もえもえは片脚を伸ばしてしゃがみこんだ姿勢になった瞬間、自分がとんでもない状態であることを思いだし、身体から血の気が引き貧血を起こしそうな気分になった。
男たちはもえもえの股間にくっきりと浮かんだ恥丘の膨らみから目を離そうとしない。

(すげぇ~!絶景かなっ!割れ目がはっきりと分かるじゃないか!)
(あの薄い布の向こうにもえもえ先生の若いおま〇こが……)
(ふっくらとしたあの土手、柔かそうだなぁ……ああ、一度でいいから揉んでみたいなあ)
(あんなに脚を伸ばしたら、水着の奥はきっとパックリと……割れているんだろうなあ……)

男たちはそれぞれ水着の奥に秘められたもえもえの恥裂の様相を想像し逞しく思い描いた。

耐えようのない恥ずかしさが急にもえもえの中に広がっていった。

「つ……次は……前屈してから身体を斜めに反らします……1……2……3……4……」

さすがにもえもえの身体は柔らかい。
指先をピンと伸ばしてつま先まで深々と身体を折り曲げた後、両手を上げて真上から後にグイグイと反らせていく。
身体を後に反らせる時はどうしても腰が前に突き出すような格好になってしまう。
男たちは当然、その美味な瞬間を見逃すはずはなかった。
男たちの矢を射るような視線はもえもえの下半身の一点だけを鋭く突き刺していた。

元々薄い素材の競泳用水着を着てなおも身体をうしろに反らすことで、身体のラインやパーツがほとんど浮き彫りになってしまっていた。
なだらかな曲線の中央には臍の窪みがあって、さらに少し下った場所にはこんもりと盛り上がった恥丘がある。
丘は前方に突き出され、その真下には深い渓谷が走っているのが一目で分かった。

(ひゃっ!みんな、見てるう。私がアンダーショーツを着けていない事をみんな気づいているんだ……どうしよう……)

もえもえの顔がカ~ッと紅潮していった。

「最後に……深呼吸……ゆ……ゆっくりと……」

もえもえはできるだけ身体のラインが現れないように手足の動きを押さえ気味に動かした。

「ぜ、前回で……クロールは……しゅ、終了しました」

普段もえもえはハキハキとしゃべるタイプである。
だがこの時ばかりは、気持ちが上擦ってしまって、言葉が滑らかに運ばない。

「きょ……今日から平泳ぎの……練習をします」

4人の男たちに局部を見つめられる恥かしさに耐えながら、もえもえはレッスンに集中しようとしていた。

「平泳ぎの基本は手と脚のタイミングなんです。では、先ず手の動きから練習しましょう」

喋り始めるといつもの調子が出て来た。

(そうだ。この調子だ)

「このように腕を思い切り伸ばしてかき出します~」

手本を見せるもえもえは男たちの前で上に向かって両腕を伸ばした。

大きく伸びをしたもえもえの胸は内側に押し寄せられていった。
男たちの目にはプルプルと大きく歪むもえもえの乳房の動きが映っていた。

(あ、まずい!また胸の辺りを見られてる……)

もえもえは羞恥にグッと堪えながら喉の奥からやっと声を絞り出した。

「は……はい……では始めてください……」

もえもえの指示に従って、男たちは同様に腕を上に伸ばして外にかき出す動きをした。

「つ……次は足の動きですが……あの……今日はプールの中でやりましょう……」

その時、生徒の野崎が少し意地悪な言葉を挟んだ。

「先生、今日は平泳ぎの1回目だし、床の上でお手本を示してくれませんか。最初から水の中じゃ分かりにくいですよ」

さらに宮本が追い討ちを掛ける。

「そう言えば前回のクロールは床の上で教えてくれましたね?私も野崎さんの意見に賛成だね」

確かに彼らがいうとおり、前回もえもえはクロールの方法を床の上で丁寧に示したのだった。
つまり『平泳ぎは水の中』でなければならないという理由などどこにもなかったのだ。
もえもえは少し辛そうに口を開いた。

「わ……分かりました。では、この場所で手本を見せますので、しっかりと……覚えてください」

『しっかりと』という言葉の後、もえもえは少し口ごもった。
本当は『しっかりと見てください』と言おうとしたのだったが、途中で語尾だけを変えてしまったのだ。

タイル床のプールサイドにうつぶせになったもえもえはその場で平泳ぎの動きを始めた。
男たちはもえもえの足もとに近づいて、蛙のように足を動かすもえもえの姿を見下ろしていた。

(あぁ、見られてる……は……恥ずかしい……)

アンダーショーツを着けていない股間を男たちの前で大きく広げなければならない。
もえもえは恥かしさのあまり激しく鼓動が高鳴った。

最初に行動を起こしたのは車山であった。
もえもえの股間を覗き見るように車山はしゃがみ込んだ。

車山は白い太股が開く度に、その内側にはっきりと見え隠れする少し色素の違う肉の膨らみをじっと覗き込んでいた。
宮本、野崎、山下たちも車山に続いて同様にしゃがみ込んでいた。
薄い布の両縁から隠し切れない大陰唇の裾野が、開脚時にははっきりと見えてしまうのだ。
アンダーショーツを着けていればたぶん防げたであろう。
少し色の濃いその部分はもえもえの陰唇の色あいを車山たちに想像させた。

男たちが何も語らないで自分の下半身をじっと見つめている姿にもえもえは戸惑いつつ、早口で義務的に説明をしていった。

「分かりましたか……」
「ええ……何となく……」

薄ら笑いを浮かべて車山が答えた。

「で……では……実際に泳いでみましょう……」

もえもえはそう言った後、少しホッとしたようで小さな溜息を漏らした。
床の上だと丸見えになってしまうが、水中であればおそらく大丈夫だろう。おそらく……。






 





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