闇色のセレナーデ 第24話 淫乱の証明 2015/12/13 18:00.00 カテゴリ:闇色のセレナーデ 【第24話】「ま、待ってお兄ちゃん。藤波さんは関係ないの。わたしが……千佳が唆したの。こんな生活が嫌で、お兄ちゃんを罠に嵌めようとして。佐伯さんもよ。この人もわたしが誘って仲間にしたの。嫌がってたのに、無理やり……」責任を痛感した千佳が、和也の前に進み出ていた。卓造が止める間もなく、硬質な床の上で土下座をしてみせると、声を振り絞って哀願する。「ふ~ん、千佳お得意の色仕掛けでかい?」「はい、そうです。わたしが、藤波さんと佐伯さんに……おっぱいを触らせてあげて……その、アソコ……ううん、オマ○コも見せて誘惑したの」「だったらさ、再現して見せてよ。女の象徴を使ってどんな風に誘惑したのかさ。ふふふっ」「え! あぁ……はい、分かりました。お兄ちゃん……」けれども千佳の必死の願いは、この男に届かない。淫語まで交えたデタラメな証言が、少女を恥辱の淵へと誘い込んでいく。「やめるんだ、千佳ちゃん」「千佳さん、どうかお止めください」仲間だった男二人の声も、今の千佳には雑音でしかなかった。伊達メガネだった細身なフレームの眼鏡を外した少女は、すくっと立ち上がるとブラウスを脱いでいく。半ばまでしか残されていないフロントのボタンを全て外すと、はだけた襟元から覗く乳房をそのままに、光沢のあるブラウスを肩から引き抜いた。「こうやって、おっぱいを見せてから、お乳のお肉を下から持ち上げるようにして……」細くてしなやかな指が、未熟な乳房の肉を歪めていく。和也が正面に陣取り、その左右から卓造と藤波が目を伏せて突っ立っている前で、千佳が自らの手のひらで、バストを揉みしだいていく。「何がどうなって……分からん……」ブツブツ呟きながら、忘れられていた緒方も這い寄ってきた。唯一仲間の匂いがする和也の横に並び立つと、触れそうで触れなかった少女の膨らみに両目を吸い寄せていく。「どうぞ、副社長。遠慮なさらずに弄ってあげてください。アナタのお好きなようにね」「で、では……そうさせてもらうよ」緒方のグローブのような手のひらが、千佳の胸に貼り付いていた。和也から特等席を譲り受けた男は、華奢な彼女の腕を払い除け、荒々しく乳房を揉んだ。お椀を伏せたような乳肉を抉り取るように、太くて長い指が鷲掴みにする。「うぐぅっ! 痛い! お願い……もっとやさしく……んんっ」「ふふっ、痛いってなんのことかな? これはね、藤波と佐伯さんをたぶらかした再現をしているんだよ。だったら泣き顔じゃなくて、笑顔をみせないと」「んはぁ、はぁ……はい……」和也に指摘されて、千佳が笑った。恨みを込めた緒方の指に乳房の肉を変形させながら、涙を溜めて頬の肉を緩めている。「どうだ? ワシの指使いは中々のもんだろう。ほら、遠慮せずに声をあげろ。この淫売女が!」「うぐ、くうぅっ! はい……緒方様の指、気持ちいいです。ひ、ひぎぃっ! 千佳のおっぱい……感じています」千佳が心にもないセリフを言わされた。柔らかくてデリケートな膨らみを、餅を捏ねるように嬲られながら、溜めていた涙を決壊させる。痛みと屈辱の味がする光るモノが、無理に歪んだ頬肉に添って流れ落ちていく。「副社長、おっぱいの方はお任せします。千切れない程度に弄んでやってください。それと次は下半身ですが……? そうですね、当事者の藤波に再現してもらいましょう。千佳のスカートを脱がせてもらえますか?」和也は淡々とした口調でそう言うと、伸ばした指先を藤波に向けた。自分の妹である千佳が、目の前で獣のような男に弄ばれても一向に動じる気配はない。「わ、私が?! そんなこと出来るわけが……」「何をしているんです? ここで誠意を見せられれば、妹さんも苦しまなくて済みますよ。それとも僕に、可愛い妹さんの葬儀に参列しろとでも?」「ふぅ、藤波さん……千佳のことは、はうぅっ! 気にしなくていいから……は、早くぅ、スカートを!」悪魔に魂を売った緒方や和也と違い、藤波は真っ当な人の心を保持していた。その男の純粋なソレを、兄の和也が嘲るように脅迫する。妹の千佳がその身を差し出して、心ならずも兄の言葉に同調してみせる。「藤波さん、俺からも頼む。千佳ちゃんのスカートを」そして、卓造が血を吐く思いで藤波の背中を押した。風前の灯でしかない妹の命のために。「あぁ……済まない……許してください……」千佳の腰にしがみ付いた藤波が、うわ言のように謝罪の言葉を繰り返す。震える指先が、スカートのウエストを緩めて下に引いた。肌にフィットしたタイトスカートが、ゆっくりと慎重に足首を目指して脱がされていく。「ほら、藤波。顔を上げてちゃんと見てやりなよ。千佳のオマ○コをね。クククッ……」「くぅ、見てぇ……藤波さん、千佳のオマ○コを……んんっ、ご覧ください」床を睨みつけたままの藤波を、和也が哀れむような声で誘った。千佳が喉奥から甘い声を絞り出すと、自ら股を開いていく。どんなに汚されても清らかなスリットを、そっと晒した。「あ、はあぁ……きれいだ……千佳さんのアソコ、とってもきれいだ」ヒザ立ちになった藤波が、千佳の性器を拝むように眺めている。盛り上がった恥丘の下に拡がる、閉じ合わさった花弁を瞬きも忘れて覗きあげている。「藤波、千佳のオマンコはそんなに綺麗かい? だったらさ、今度は中も見てみるといい。キミの指でね」「指で、この中を……?」茫然自失な藤波の目が上を向く。手のひらどうしを組み合わせて、人差し指だけを突き立てている和也をじっと見つめた。そして操られるように、藤波の両手も胸の前で組み合わされていく。(こいつ、何をさせる気だ?)和也の言動に嫌なモノを感じて、卓造の眉間にシワが寄る。まるで忍術を使う忍者のようなポーズを取る藤波。さっさと忍術ポーズを放棄し、腕を組み含み笑いをする和也。一体、何が行われようというのか?その淫靡な回答は、無防備なまま責められる千佳の目前にまで迫っていた。目次へ 第25話へ