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闇色のセレナーデ  INFORMATION

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【小説 闇色のセレナーデ ご案内】

        
        寒風が吹き晒す深夜のまちかどで、男は白いペットと出会った。
        いや、それはペットではない! 
        漆黒の首輪を嵌められ、キュートなヒップから尻尾のようにバイブのグ
        リップを覗かせた少女である。

        「え? あぁ、これですか。こいつは僕の飼っているメス犬で、名前を
        チカって言うんです」

        「メス犬ってアンタ。こ、これはどう見たって、そのぉ……女の子だろ
        う?」

        「女の子? まあ人間の年齢に直せばチカも17才くらいだから、当た
        っているといえば当たっているけど。おじさんって、変わった表現しま
        すね。ちょっとお酒臭いし、酔っていらっしゃるでしょ」

        俺は夢を見ているのか?
        それとも、これが現実なのか?

        世間の荒波に浸食され希望の二文字を忘れかけた男は、リードを引く若
        い男を見つめた。
        そして、今まさに女の絶頂を晒そうとしている自称犬の少女にも、チラ
        チラと浮ついた眼差しを落下させる。

        幸薄な美少女と冴えない中年サラリーマン。
        闇夜に潜むマモノの悪戯か、弄ばれる二人の運命。
        それは、やがて激しく交り合い……そして……




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                     登場人物紹介

            第1話    闇に溶け込む白い裸体            
         
            第2話    メス犬の衣装

            第3話    運命の出会い

            第4話    妹はメス犬奴隷
             
            第5話    淫具の響きは、同士の囁き
             
            第6話    上唇にはペニスを! 陰唇にはバイブを!

            第7話    夢の始発は、ミステリアスガールと共に

            第8話    リードしているのは、誰?

            第9話    黒いレンズにせっつかれて、男は柔肉を……

            第10話   路上セックスの果てに……

            第11話   代理調教は、目新しさを前提に

            第12話   女子トイレで色づく、少女の恥肉 

            第13話   性奴隷の身だしなみ

            第14話   羞恥調教の身だしなみ

            第15話   恥辱プレイの身だしなみ

            第16話   淫具の唸りと少女の嬌声

            第17話   少女の想いは、アールグレイにのせて

            第18話   再び、悪夢の公園で……

            第19話   月夜に輝く銀色の液体

            第20話   花弁にバイブを! アナルにもバイブを!
            
            第21話   転機の始まりは、波乱の予感

            第22話   営業ガールは、ノーブラ・ノーパンで

            第23話   忍び寄る悪魔の足音

            第24話   淫乱の証明

            第25話   膣肌にめり込む悪魔の指先

            第26話   男は女を! 女は男を!

            第27話   薄れゆく闇色

            最終話    少女とおじさんと白いパンティー




【第5話  淫具の響きは、同士の囁き より抜粋】


        「さあ、千佳。今夜はここで思いっきり鳴いてもらおうかな」

        昼間になると子供の声で賑わう遊具広場も、月明かりに照らし出される
        無人のそれは、物悲しさを通り越して不気味にさえ思えてくる。

        「はうぅぅっ、あぁっ……お兄ちゃん、きついのぉ……バイブが暴れて
        ……ふぁっ、わたし、また……」

        千佳はここまでの道すがら、既に2回は絶頂を極めている。
        突然歩様が止まり、突き出したヒップをブルブルっとさせたかと思えば、
        上半身を仰け反らせて嬌声をあげる千佳の姿を、卓造は目撃しているの
        だ。
        そして、3回目がまもなく。

        「ふふっ、だったら、もっと暴れさせてあげるね。バイブを」

        カチッ……! ヴゥゥーンッ、ヴゥゥーンッ、ヴゥゥーンッ……!

        「ひゃぁっ! だめぇっ、きつく……しないでぇ。あうあぅっ、バイブ
        がぁ、中でぇ……も、もうっ……イク、イク……イキますぅぅぅっっ
        っ!!」

        和也がリモコンを操作したのだ。
        明らかに大きくなったバイブの音ともに、千佳が3度目の絶頂を経験さ
        せられる。

        ビクン、ビクンと何度も両肩が震えた。
        愛液で汚れた内股が、膣肉を嬲り続ける玩具をギュッと絞め付けていた。
        桜色の唇が空を見上げて、哀しい声で鳴いた。

        「あーぁ、イッちゃった。千佳ったらそんなにオマ○コが気持ちよかっ
        たの? ちょっとはしたなく鳴きすぎだよ。でも、イク時にはイキます
        って。これだけは褒めてあげる。ちゃんと言えるようになったからね」

        「んんっ……は、はぁぁ……だって、お兄ちゃんがそうしろって……ん
        ぐぅっ」

        次の快感の波が押し寄せてきたのだろう。
        千佳は砂地に指先を突き立てると、漏れる吐息を減らそうと唇を噛み締
        めている。
        だが、激しいバイブのうねりに蕩け切った恥肉は、少女の乙女心を嘲笑
        うかのように淫靡な快感をもたらそうとする。