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闇色のセレナーデ 第25話  膣肌にめり込む悪魔の指先


























【第25話】




「いやぁっ……んぐぅ、ふあぁぁっっ……どうして?」

千佳が悲鳴とは違う種類の声をあげた。
逃げることを許されない少女の乳房を、緒方は指に代わって舌で責め始めたのだ。
痛々しく腫れ上がった膨らみに顔を寄せ、唾液のまみれた舌先で舐め回しているのだ。
時折、尖って過敏になった蕾を突くようにもしながら。

そんな苦悶の快楽に耐える千佳を、藤波はただひたすら見続けていた。
和也に命じられた通りに、人差し指2本を束ねて忍術ポーズのままに。

「おっと、これを忘れるところでした」

そんな律儀すぎる藤波を見下ろしていた和也だが、思い出したような声を上げた。
ズボンのポケットから簡体字で刻印された怪しげなチューブを取り出すと、その中身を捻り出し、突き立てた藤波の人差し指になすり付けていく。

「これは中国から取り寄せた催淫剤なんですけど、結構高かったものですよ。効果の方は分かりませんがね」

和也の自慢半分、自虐半分の説明が終了する頃には、薬剤によりテカテカに輝いた人差し指が姿を現していた。
そして男の準備が整ったのを見計らって、和也は千佳に声を掛けた。

「藤波の指が何をするものか、オマ○コ好きな千佳なら分かっているよね。さあ、自分の思った通りにやってみるんだ」

「はあぁ、はい……わかりました」

千佳は頷くと、組み合わされ突き立てられた人差し指を跨いだ。
慌てて腕を引こうとする藤波を、弱々しく首を振って引き留めると、腰をゆっくり下ろしていく。

「ふふ、面白そうな余興じゃないか」

恥首の舌舐めにも飽きたのか、緒方は口元を拭うとソファーに腰を下ろしている。

にちゅ、ちゅにゅ……

「んんっ、くぅっ……」

ヒザが『く』の字に折れ曲がり、爪先が恥肉の合わせ目に触れた。
藤波の顔の前で千佳の引き締まったお腹が揺れて、腰位置が更に下降する。

ずにゅ、ずにゅ……ずりゅぅっ……

「んは、ふぁっ……藤波さんの指がぁ、入って……んふぅっ……」

くの字だったヒザ関節は、その角度を増した。
若さ溢れるヒップがグッと突き出されて、藤波の指が根元まで膣腔の中に沈んだ。

「熱い! 千佳さんの中に指が埋まって……熱くて、気持ちいい……」

節立った2本の人差し指は、あっけなく呑み込まれていた。
藤波が呆けた顔で声を上ずらせて、ガニ股ポーズをしてまで指のペニスを挿入させた千佳が、切なそうに眉を潜めた。

「それにしても、ハシタナイ姿だね。女の子がこんなに股を拡げて、千佳には恥じらいってものがないのかな?」

「いやぁ、そんなこと言わないで……」

和也が底意地の悪い言葉を投げ掛けて、千佳がイヤイヤするように首を振った。
半ば強制するように仕向けても、少女の過剰すぎる羞恥心を利用してネチネチと言葉攻めをするのは、この男の常套手段である。

もちろん千佳も、そのくらいのことは心得ている筈である。
地獄のような調教を受けてきた彼女なら……



(おかしい? どうしたんだ、千佳?!)

卓造がその変化に気付いたのは、千佳が腰を落としてまだ2分も経っていない頃だった。
無防備に突き出した千佳のヒップが、小刻みに痙攣し始めたのである。

「あぁ……やだぁ、なんなの? アソコが……んふぁっ!」

そして更に1分が経過し、千佳の口から切羽詰まった声が漏れた。
藤波の拳の上で腰がクネクネと踊り出している。

「ふふふっ、ようやく効いてきたみたいですね。催淫剤が……」

「はあぁっ、熱いの……それに痒いの……やだぁ、こんなの……くうっ!」

ガニ股に開かれていた両足が、指ペニスを咥え込んだままギュッと閉じられる。
まるで幼子がオシ○コをガマンするように、千佳は太股を捩り合せて身悶えている。

「千佳さん……私は、どうしたら? その……」

「だぁ、ダメぇっ! 指を……んぐぅ、抜かないで……お願い、そ、そのまま……」

額に脂汗を浮かべてもがく千佳の姿に、藤波の腕が真下に落ちかけた。
それに気付いた千佳の腰が、追いかけるように下がった。
再び、ぱっくりとヒザを開いて指のペニスに膣奥まで貫かせた。

「ふぁ、あうぅぅっ……お肉がぁ、くあぁぁっっ!」

今まで何度も、凶器のようなバイブで責められた千佳である。
それが男の人差し指2本に、我を失うほどの喘ぎをあげる。
膣腔に付け根まで沈ませても、大きさからすれば精通前の子供ペニスみたいなモノにである。
やはり和也が塗った催淫剤が、相当効果を発揮しているということだろう。

「これは傑作だ。はははっ……おらおら、もっと腰を振って見せろ!」

「大丈夫ですよ、副社長。なにせこの薬、現地の女の9割方が失神したっていう代物ですからね。クククッ、今後の千佳の腰振りダンスには期待が持てますよ」

ここは本当に、小嶋技研副社長室だろうか?
見守ることしか出来ない卓造は、首を振った。頭を激しく振った。
これは夢だ。タチの悪い幻覚だとも。

じゅにゅ、じゅにゅ、ぬちゅぅ、にちゅぅ……

「あひいぃっ! かはぁっ、は、入ってぇ……オマ○コがぁ、どんどん……嫌ぁっ、はぁ、はあぁぁぁっっ!!」

けれども悪い夢はまだ続いている。
卓造を倣うかのように千佳もまた、首を頭を狂ったように振り回している。
艶やかなショートの黒髪まで振り乱している。

ヒザ立ちで向かい合う藤波の肩を、少女の指がめり込むくらいに掴んで、腰を上下に揺すっているのだ。
前後にも左右にも、突き立てられた指のペニスを基準にして、薬剤に冒された膣肌を剥ぎ取るように。

「ううぅぅっっ、はあぁぁっっ、みないでぇ、こんな千佳を見ちゃ……いやぁっ、ふうぅぅっっ」

「千佳ぁ……千佳ぁっ! しっかりするんだ」

ヒザ関節が折れ曲がっては伸ばされて、千佳はガニ股スクワットを続けた。
彫像のように固まった藤原の拳を目掛けて、腰を落としては引き離し、花弁の恥肉をなすり付けている。
女をよがり狂わせる液体の混じった愛液をダラダラと垂れさせながら、人目も憚らずに下腹部をくねらせている。

そして、卓造は叫んでいた。
心に秘めた少女の名を呼び捨てで絶叫していた。