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軽トラックに乗った白馬の王子様 軽トラック少女編  第四話


  
                                          



【第四話】



軽トラック少女に手を引かれる形でフェリーターミナルに駆け込んだ。
どうにか締め切りぎりぎりの時間で出港手続きができた。
軽トラックを乗船させる料金の他に、軽トラック少女の乗船料金も発生する理由が個人的に納得いかないものの、あまり難しく考えるのをやめて、とりあえずアウトサイドの客室を借りた。
急ぎのことだったのでコンドームは準備していないものの、たぶん軽トラックだから中出ししてもOKだと思う。
それに中古で買った軽トラックなので処女ということもないと思うので、あまり気を遣わずしっぽり楽しませてもらおうじゃないか。

船内の展望大浴場でゆっくり湯に浸かりながら、ここ数日の旅路を思い出していた。
逃避行的な一人旅のつもりが、軽トラック少女のおかげでずいぶん楽しめたし、気晴らしにもなった。
携帯には件の二人の少女からの着信履歴がずらっと並んでいるが、ようやく二人にも連絡する気力が戻ってきていた。
名古屋港を出港したフェリーはそのまま仙台港まで一気に行ってしまうので、実質フェリーに乗った時点で旅は終わったようなものであった。
そして夏祭りの夜から始まる一連の不思議体験も、未だに軽トラック少女が謎を抱えたままだけど、旅が終わると共に一区切りを迎える気がしていた。

先に部屋に戻り、軽トラック少女が大浴場から戻ってくるのを待つ。
さほど時間をおかず、鼻歌を歌いながら軽トラック少女が戻ってくる。
鼻歌に歌われているのはドリカムの未来予想図2、軽トラのオーディオデッキに入れっぱなしのCDだったから軽トラック少女が歌えるのは当然だった。

「さぁて待たせたな。
今夜はぞんぶんにあたしを抱くが良いぞ」

湯上がりの軽トラック少女の長髪はほどかれ、ナース服の肩を濡らしていた。
無防備に胸元のボタンが外され、鎖骨のラインが艶やかに覗けた。
白ストッキングをわざわざ履き直して来たあたり、着崩した感じのナース服姿で僕を誘っているのは明白だった。
軽トラック少女が後ろ手で部屋の鍵をカチャンと閉める。
硬質の突き抜けるような施錠音が引き金となって、五日間も女を我慢していた僕は軽トラック少女を抱き寄せ、唇を吸った。
片手では軽トラック少女の背を抱きながら、もう一方の手はすぐに股間に滑り込ませた。ショーツの上から性器を一度なぞり、次にはすぐにショーツの中に手を入れた。こちらも割れ目にそって一度なぞった程度ですぐに膣口へと指を入れる。

「んんっ、そんな……に焦るでない……っ」

背を仰け反らせる軽トラック少女のほどよい大きさの胸に顔をうずめる。
ボタンを外された胸元から顔を突っ込んで、直接胸を探る。腹を空かせた子猫のわがままのようになりながら、そうしてバランスが崩れてベッドに倒れ込む。
軽トラック少女に覆い被さると同時に指を膣奥へと捻り込む。

「あっんんっ!」

その深さを維持したままで、一種の聖域のようなナース服を粗雑に乱していく。
ボタンが飛び散ろうがお構いなしに、次はブラジャーを力尽くではぎ取る。
それは流石に軽トラック少女も痛かったようだが、無論僕は謝ったりせず、痛みに顔を顰めた軽トラック少女の唇に舌を突っ込み、露出した胸を鷲掴みに揉んだ。
膣奥をこじる指をくの字に折って攻めると、軽トラック少女の腰が浮く。
もっと、もっと、と強引に奥を攻めると軽トラック少女はキスを拒んで僕を睨み付けてきた。
その咎めた表情を鑑賞させてもらいながら、膣をえぐっていた手を小刻みに動かし始める。

「ぬっ……う、んんっ、あっ……! や、やめっ……ああ゛っ……ぁ!」

締まりの良い膣の中からグジュグジュと水の音が湧き出してくる。
軽トラック少女の棘の表情が、羞恥の悶えと快楽が入り交じった複雑で、ぎこちないものに変わっていく。
そうしている間にも股間からは愛液の水玉が弾ける。
残量が尽きかけて勢いの弱まったウォッシャー液のように潮を噴き出したかと思うと、次第に勢いは増していく。

「ひぁっぐっ、ああ……っ゛、ぐ……はあぅぅ……! やめ……こんな……溢れ、る……っ……!」

僕は軽トラック少女の腰、骨盤を抱きかかえるようにして、さらに手マンを激しくする。

「やめやめやめっっぇぇ!! あああ゛ぁっっぅ!! ああ゛っ! ああ゛あ゛ああっ!!」

背を仰け反らせたと思った次には背を丸めたり、せわしなく暴れる軽トラック少女の股間からは冷却水が漏れ出したかのように大量の愛液が溢れ出る。
逃げだそうとしてばたつく脚に足を絡めて拘束し、膣を掻き回す。
絶叫を続けていた声がぱたりと途絶えたので様子を見ると、せっかく可愛い顔をした軽トラック少女が口を半開きにしたまま白目を剥いていた。
でもせっかくなのでもうちょっと手マンを続けてやると、軽トラック少女はアイドリングが不調のエンジンのようにガクつき始め、僕はそこへ間髪入れずに勃起した性器を突っ込んでった。

「あっ、あ、あっあ、ああっ、あっ、ああっ……!」

まだ白目を剥いている軽トラック少女の最奥をゴツンと突いてやる。
すると奥歯をカタカタ鳴らしながらも視線はこちらを向いた。
エンストしそうな風に震え続けるものだから、アクセルを吹かしてやるつもりで最奥をゴツゴツ突いていく。
今し方たっぷり潮吹きしたばかりの膣は十二分に濡れ狂い、手に馴染んだシフトノブのように性器同士も申し分ない相性だった。

「ぎもぢぃぃっ! すごい゛っ……! こんな……あ、あぅぐ、だめっ、こわれ゛……壊れじゃうっっ! も゛ぅ……壊゛れじゃうのっっぉ!!」

軽トラックの取り柄は頑丈さなんだから大丈夫だろうと判断して、僕はどんどん腰の動きを加速させる。
臨界点に達したエンジンのように吠え続ける軽トラック少女の膣中は、熱く、熱く、溶鉱炉のようだった。

「壊れ゛るっ壊゛れ゛る壊゛れるぁ゛壊れる゛壊れるぉ゛壊れるぅ゛っ゛っぅ!!」

しかし軽トラック少女の膣は精液を搾り取る器官らしく僕の男性器を咥えて離さない。
それどころか僕の射精を急かすように蠕動し、快感の蜜を送り込んでくる。
僕の理想とする女性の容姿容貌、四肢格好をトレースして生まれた少女の正体が軽トラックであることなんか意識から溶け落ち、今や僕の目の前にあるのは僕の理想とする母胎のように思えて猛る。
若く、美しい母胎。
壊れるほどに女を抱こうとするのは、簡単には壊れない健康的な母胎であることを確かめようとする雄の本能と聞いたような気がする。
ならば今僕の下で綺麗な長髪を振り乱しながら絶叫する少女は合格だろう。
強い射精感が押し寄せてきた。

「出すぞ! 中に出すぞっ!!」
「ぁあああ゛あ゛あ゛あ゛っっっっ゛っ゛!!」

二人して息を止めて、最後の一滴まで快感を貪ろうとしていた。
僕はにょう道をキュッと締めて、少女は膣をギュッと締めて、性欲と力任せにお互いの性器を擦り合わせる。
そして後戻りできない射精欲が、数日間の禁欲のためだったろうか、それは自分でも怖くなるくらいの激しさで込み上げてくるのだった。

「あ゛あっ! 出るっっ!!」

そうして僕は少女の膣内で今晩一発目の射精を行ったのだった。





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