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性奴隷~白い快楽  第8話


  
                                          


第8話



        「やめてください!」
        「やめてくださいだと?はっはは~!そんな事を言うのは今だけじゃ!
        お前の身体は俺のサオを欲しがっている。はっはは~!」

        精一杯の抵抗をする藍子だったが、鼻息を荒げ、巨体で襲い掛かる暴漢
        の前では、なすすべもなかった。

        「や、やめて、、あ、嫌っ!」


        ◇


        ホテルを出ると既に黄昏時を迎えていた。
        亀山と2時間あまり過ごしたベッドの上で、藍子は3度絶頂に達した。
        悔しさとやるせなさが脳裏で渦巻いていたが、25歳の肉体は険悪感を
        抱く事はなく、むしろ快楽を覚えていた。
        女の性は、時として気持ちとは裏腹に反応してしまう。


        (『あぁぁ~~、いぃ~~、そ、それ、そこ、あぁ、、もっと、もっと、
        あぁぁぁ~~、い、いくぅ~~~』)


        藍子の肉体は3度目の絶頂を迎える瞬間、更なる激しい行為を亀山に要
        求してしまったのだ。


        その日の夜、夫の武彦から久しぶりに抱かれた藍子だったが、無論絶頂
        感はなかった。
        亀山から開拓された肉体は、亀山からの行為でなければ快感を得る事が
        できなかった。

        「藍子、最高だったよ」
        「私も……」
        「どうしたの?元気ないね」
        「うん。ちょっと疲れてるみたい」
        「そうだよな。藍子、最近忙しかったからな……」

        藍子の目からは涙が滲んでいたが、薄暗い部屋の中では夫が気付く事は
        なかった。


        ◇


        「おお~、君か!」
        「はい、藤沢です」
        「今日、会えんかね?」
        「今日ですか?」
        「ああ、6時に部屋で待ってる」
        「わかりました」

        直接亀山から電話があった。
        久しぶりに亀山の声を聞いた。
        あの日以来、およそ2週間ぶりだった。
        この期間、藍子は亀山の事ばかり考えていた。
        それは愛情ではなく、性の欲求に他ならなかった。

        大成ホテルに向かう途中、藍子の下腹部は熱くなっていた。
        亀山との行為が脳裏をかすめる度に、陰部が湿気を増していた。


        「藤沢です」
        「ああ、君か、入りなさい!」

        この部屋に、一人で訪れたのは初めてだった。

        「失礼します」

        部屋に入ると、いつもの大きな椅子に亀山が座っていた。
        亀山は、既にジャケットを脱いでネクタイも外していた。

        「久しぶりだな~、ひひひ、、待ってたぞぉ~」

        亀山の眼球は、藍子の全身を舐め回すような動きをしていた。

        「今日は君に渡したい物があるんだ!」
        「私に?」

        亀山は、机の中から封筒を取り出した。
        その封筒には、市内の銀行名のロゴが印刷されていた。

        「専属サロンの支度金だ」
        「支度金?」
        「50万入ってる」
        「そ、そんな……」
        「まあ~いいから受け取りなさい!」

        亀山は、拒む仕草を見せた藍子の右手を取り強引に封筒を握らせた。

        「ありがとうございます」

        藍子は、深々と頭を下げた。

        「それから他にもあるんだ!」

        亀山は再び引き出しを開け、同じロゴが入った封筒を取り出した。

        「今日は君にお願いがあってな……。ぐっひっひ~」
        「お願い?何ですか?」
        「ちょっとこっちに来てくれ」

        亀山は、ベッドルームに藍子を導いた。

        「あっ!!」


        絶句する藍子の視線の先には相川がいた。

        「相川さん、どうしてここに……」

        「まぁまぁ、そう慌てんでもいいじゃないか、わっははは~」

        亀山が割って入った。

        「実はな、相川君は君に前から惚れていたらしくてな……、ぐっひっひ
        ~」
        「……」
        「これは報酬だ、受け取ってくれ!」
        「……報酬?」
        「そうだ、100万入ってる!わっははは~」

        亀山の背後に立っていた相川は、薄ら笑いを浮かべていた。

        「どういう意味ですか?」

        藍子が冷静に問いかけた。

        「はっきり言おう!今日は3プレイだ! ははは~、いいだろう?」
        「……」
        「二人の男と仲良くするだけで100万だぞ!悪くないだろう!わっは
        はは~」

        亀山は、100万円が入っている封筒を藍子に差し出した。

        「わかりました、お願いします……」

        藍子は小さくうなずきながら答え、そっと目を閉じた。


        「さすが先生、決断が早いですね~!」

        これまで言葉一つ発しなかった相川が、口を開いた。
        そして藍子に歩み寄り、肩に手を掛けた。

        「綺麗だぁ……、俺、ずっと前から先生が好きだったんだ!」
        「あらっ、そうだったの?知らなかったわ」

        藍子は、身に付けていた白のブラウスのボタンを外し、胸部を顕にさせ
        た。

        「好きにしていいのよ……」

        そして藍子は笑みを浮かべ、黒のタイトスカートのホックを外した。



        「よし、そろそろ始めようじゃないか!」

        亀山が罵声を上げた。

        二人の男は、全ての着衣をゆっくりと脱ぎ捨てブリーフ姿になった。


        「先生、服を脱いでここに座って……」

        相川はベッドの縁に腰を降ろし、自らの膝の上に藍子を誘った。

        「これでいいかしら?」

        着衣が床に落ち、藍子は下着姿になった。そして相川の正面に立った。

        「せ、先生……」

        相川は唾を飲んだ。
        小柄ながらも色白で均整のとれた肉体。
        形状が整った豊満な乳房。
        くびれた腰にサテン系の黒のブラジャーとショーツが、絶妙に調和して
        いた。


        藍子は、一本に束ねていた髪を解き、ゆっくりと相川の膝の上に腰を降
        ろした。

        「せ、先生、、ふっ、ふっ、ふっ、、、先生~~」

        相川は鼻息を荒げ、膝上に座っている藍子の背後から手を伸ばし、ブラ
        ジャーの中の乳房を弄った。
        そして豊満な乳房が露骨になり、乳首まで顕になった。




※ この作品は、ましゅまろくらぶ 真理子様から投稿していただきました。
  尚、著作権は、ましゅまろくらぶ 真理子様に属しております。
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