放課後の憂鬱 第6章 スタイリスト・後篇(3) 2015/05/29 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第6章 (3)】 「はあん・・ああぁぁぁぁ! だ、だめ・・やめてぇぇっっ!!」 真里は容赦しなかった。 更に強く藍の秘部をなぞり続けると、藍の水着の股布の部分が少しずつ 湿ってきた。水着の生地は薄いブルーだったので、濡れているのが明ら かだった。 「だめって言ってる割には濡らしちゃって、エッチなコ!」 真里が意地悪そうに言うと、 「ぬ、濡れてなんか・・・いません・・」 と恥ずかしそうに藍はうつむいて答えた。 「本当? じゃあ調べていい?」 そう言うと、真里の手は藍の水着の股布をずらし、割れ目をすっかり剥 き出しにしてしまった。 そしてその秘唇を押し広げるようにすると、藍のク○○○スを摘み上げ、 指の腹で撫で回した。 「ああぁぁ! あああああああ! や、やめてっ!」 藍は直に触れられ、大きな声をあげてしまった。 真里が更にその奥に、指を進めた。そこからは愛液がとろとろと流れ始 めていた。 「やっぱり濡れてるじゃない?! こんなにたらして・・おもらしみた いよ!?」 真里が濡れた指を目の前に突きつけると、藍は真っ赤な顔でうつむき、 何も反論できなかった。 真里の手は飽くことなく藍の全身を撫で回し続けた。 抵抗することも、庇うこともできない藍の乳房をこね回し、乳首を摘ん だ。 股布をずらされて、晒されたままの秘部を執拗に弄んだ。時には腋の下 や脇腹を擽るようにつついてもいた。 藍はその度に「うっ! あっ!」と小さな声で呻きつづけた。 藍の身体は真里の手の動きにつれ、ビクンビクンと跳ね回り、仰け反り、 そして捩れていた。 真里の絶え間ない淫弄(いたぶり)に、藍はもはや生気を失ってぐった りとしてきた。 藍の股間は愛液を溢れさせ、流し続けていた。 それは藍の太ももを伝い、床のフローリングをぐっしょりと濡らし、ま るで失禁したかのようになっていた。 「藍、すごいわ、濡れやすいのねー。こんなになって・・」 真里が藍の羞恥に、追い打ちをかけるようにそう言ったが、 「み、見ないでください・・あっ・・あぁ・・・・や、やめ・・て・・・」 息も絶え絶えに応えるのがやっとだった。 真里はしばらく藍の股間をまさぐっていた。が、思いついたかのように 藍に尋ねた。 「もしかして藍は・・処女?」 藍は少し意識を取り戻し、答えた。 「・・だったら・・なんですか?」 「処女なの? ちゃんと答えなさい!」 真里の口調が厳しかったので、藍はうつむいて、「・・・はい。」と答え た。 真里は何かを思いついたように、にこにこしながら言った。 「そうなの! ふーん・・処女なのかぁ・・」 藍は何をされるのか少し怖くなってきて、真里に聞いた。 「な、なに? なんですか?」 真里は嬉しそうに答えた。 「ふーん、じゃ、ちょっと待ってて! 私が藍の処女を奪ってあげる・・」 そう言うと真里は部屋を出て行こうとした。 「えっ? いや! いやですっ! やめて、やめてぇぇぇ!」 藍は我に帰って叫んだ。しかし真里は部屋から出て行ってしまった。※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第6章(4)へ 放課後の憂鬱 第6章 スタイリスト・後篇(4) 2015/06/05 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第6章 (4)】 (やだ! なにされるの?) (処女を・・・奪われるって・・・) 藍は両手を拘束され、吊られたままの身体を力いっぱい振って抵抗した。 しかし少しも体勢は変わらなかった。 真里が何かを持って部屋に戻ってきた。 「・・・・・」 藍が真里を睨んでいると、真里が言った。 「藍、どうしたの? 怖い顔して。せっかく女にしてあげようとしてる のに・・さぁ、これを見て!」 真里の手には、太くて黒い光沢を放つグロテスクな物体が握りしめられ ていた。それがバイブであることは藍も知っていた。 「これに藍の処女を奪ってもらうのよ!」 藍は真っ青になり、抵抗した。 「い、いや。そんなのいやっ・・お願い、お願いします。やめて!・・」 「だめよ。遅れて来たり、お仕事ちゃんとしない罰よ。じゃ、入れるわ よ!」 そう言いながら、真里は藍の性器にバイブを押し当てた。 「いや、いやよっ! やめ、やめてぇぇぇ! そんなのいやぁぁぁぁぁ!」 藍は思い切り股間に力を入れて足を閉じたが、どうしようもなかった。 「いいわね? 入れるわよ?」 「あっ! あっ! あっ! いや、いやあ! ああぁぁぁ!」 目の前の鏡には、バイブの先がほんの少し自分の中に埋め込まれたとこ ろが映っていた。 「・・い、やあぁぁっ!、や・・め・・て・・・」 藍はあまりの恐怖に言葉も途切れていた。 「さぁ、いくわよ・・・」と真里が言いかけたその時、突然電話が鳴っ た。 「もう、なによ! 邪魔しないでよ・・・」 真里は舌打ちをした。 そのまま電話の音を無視し、バイブを藍に突き入れようとした・・・が、 肩をすくめるとバイブから手を離し、振り返った。 バイブは一瞬、そこに止まるかのように藍の股間で揺れていたが、やが てコトリと音を立てて、床に転がった。 真里は電話を取ると、話はじめた。話しながら藍の方をちらちら見て、 なにやら悔しそうな顔つきになっていた。 ようやく電話が終わり、真里が藍の所に戻ってきた。 藍は疲れ果てたのか、頭を垂れ、両手を枷に吊られたまま、グッタリと ぶら下がっていた。 真里は暫くそんな藍を見つめていたが「ふふ・・・可愛いコ・・・」と 呟いて、藍をしっかりと抱き締めた。 「う・・・むん?」 藍が驚いて顔を上げると、真里はそっと藍の頭に手をあてて引き寄せた。 そして優しく頬ずりをしていたが、不意に唇を合わせた。 「ああぁ・・・むむぅぅぅっっ」 藍が、ビックリしたように大きく目を開いた。 何をされているのか分からないまま、本能的に固く口を閉じていた。 真里は一層力を入れて、藍を抱き締めた。藍の胸は真里に押し付けられ、 つぶされ、そして擦られていた。 真里がそっと唇を離した。 そして優しく微笑むと「そんなに怖がらなくていいのよ、いいトコロに 連れてってあげる・・・」と囁いた。 もう一度、藍の頭に手を当てると、静かに髪を撫でていたが「さ、いら っしゃい・・・」と引き寄せ、もう一度唇を合わせた。 今度は藍も、抵抗しなかった。※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第6章(5)へ 放課後の憂鬱 第6章 スタイリスト・後篇(5) 2015/06/12 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第6章 (5)】 藍が唇を開くと、真里が舌を差し入れてきた。真里の舌は、藍の口の中 で動き回り、藍の舌を追いかけ、追いつめ、そして絡め取った。 「むふふぅぅぅ・・・」 藍のため息のような息遣いに、甘い響きが混ざっていた。藍の目は、夢 見るようにトロンとして、いつしか閉じられていた。 真里がそっと舌を抜く。そして藍の頬を唇で撫でるようにしながら、首 筋に息を吹きかけた。 藍が薄く目を開けると、真里は唇を藍の耳たぶに当て、そっと咬んだ。 「あ・・はん・・」 藍のため息が漏れた。身体がビクンと動いた・・・と真里は藍の耳に 「ふふふ・・・残念だけど、今日はこれでおしまい。解放してあげるわ よ。」 と囁くように吹き込んだ。 「・・・えっ・・もう・・・どうして・・」と思わず藍は聞いていた。 そう言ってしまってから (あっ、いけない・・嬉しがらなきゃ・・) と思った。 しかし心の片隅には、何か新しい感覚が真里の愛撫で目を覚し、動き始 めたのを意識していた。 真里には、藍の言葉が聞こえなかったようだった。すっかり冷静な顔に 戻ると 「藍、もうすぐお迎えがくるってよ」 といいながら、手馴れた感じで藍を拘束していた枷を外した。 藍はやっと自由を取り戻した。立っていられなくて、床に座り込んでし まった。それでも解放されて、ホッと安堵していた。 しかし、何かが足りなかった。確かに物足りない感じがしていた。安堵 する反面、そんな中途半端な気持ちを覚えるのだった。 真里は藍に手を遣り立たせると、ゆっくりと水着を脱がし始めた。 「えっ! あっ! じ、自分で・・」 藍が言い終わる前に、真里は手を藍の口にあてた。 藍は黙ってされるがまま、真里の動作を見守った。 水着が藍の体を離れ、床に落ちた。真里は藍の股間を濡れたタオルで拭 きはじめた。 「あ・・ん・・!」 藍が声をだすと、真里が話し始めた。 「藍、岸田には注意しなさいね。あいつはあぶないわよ・・」 「・・・・・」 藍が黙っていると、真里は藍に服を着せながら続けた。 「私はあなたの味方。いつでも藍を守ってあげるわ。さぁ、着替え終わ りっと。もう、外にお迎えが来る頃よ。早く行きなさい。」 藍には、真里の言うことがよくわからなかった。 まだ、先程の興奮が冷めずに、頭の中がボーっとしていた。 それでも、真里の言葉に、真剣なものがあるのを感じていた。 藍は鏡に映る自分の姿を見て、髪を直すと、あやふやなまま真里に言っ た。 「・・・・はい。じゃあ、また。」 藍が外に出ようとドアノブに手をかけると、真里が呼びとめた。 「藍、今日のことは誰にも言っちゃだめよ。知られてもだめ。約束よ。」 そういいながらウインクする真里に、藍は静かにうなずくと部屋をでて 外にいる岸田の元へ急いだ。 向こうから岸田が歩いてくるのが見えた。 藍は岸田の元に走った。 走りながら藍は、なぜか真里に惹かれていく自分に気が付いた。それが 少しも不思議には感じられなかった・・・。※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第7章(1)へ 放課後の憂鬱 第7章 無邪気な悪魔・前編(1) 2015/06/19 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第7章 (1)】 真里と別れた後、藍はサイン会、テレビ出演と休む間もなく仕事をこな した。 久しぶりのアイドルらしい仕事に、藍は充実した時間を過ごした。 夜中にようやく家にたどり着くと、家族はみな眠っていて真っ暗だった。 藍は物音を立てないように自分の部屋に入り、すぐに着替えを済ませた。 そしてベッドに横になったかと思うと、疲れていたせいか何一つ考える ことなく眠っていた。 次の日の朝、その日も仕事だった。藍はまた少し寝坊をしてしまい、忙 しく身支度を整えている。 (・・学校、二日連続休みかぁ。) ふと藍は手をとめた。それまで感じたことのない、そんな感覚が沸き上 がった。 ついこの間まで、学校に行くのが苦痛だった。誰にも話しかけられず、 1日中黙って過ごすあの教室・・・。 それが、今は部活の仲間がいる。自分の場所がある・・・。 初めて経験した喜びだった。その嬉しい記憶に、最初はあの出来事を思 い出せなかった。 (・・・・) 藍の顔が、少し曇った。少しずつ、あの悪夢の記憶が蘇ってきた。 ・・・学校に行くと、また辱しい目に逢わされてしまうかもしれない。 ・・・いや、この前のように、自分から変なコトをしてしまうかも知れ ない。 仕事の日は、学校に行かない今日は、それから逃れられる・・・そんな 安堵も感じた。 それでいて、なにかわからない、モヤモヤとした物足りなさを感じてい るのを意識していた。 が、次の瞬間、藍は身支度を続けた。藍のもやもやとした気分は、朝の 忙しさに紛れてすぐに消されてしまった。 「藍、遅いぞ! はやくしろ、行くぞ!」 藍の家の外に既にタクシーが止まっていた。タクシーに乗っていた岸田 が、玄関を飛び出してきた藍に怒鳴り声を上げた。 「あっ! す、すいません!」 藍は岸田の声に驚き、反射的にそう返事すると、慌ててタクシーに乗り 込んだ。 藍が岸田の隣に座ると同時に、岸田は運転手に行き先を告げ、タクシー はすぐに走り出した。 「昨日は忙しかったな、よく眠れたようだな?」 岸田は少し遅れた藍に皮肉っぽく聞いた。 「は、はい。昨日はお疲れ様でした。・・・よく眠りすぎました。」 藍はぺろっと舌をだした。岸田は苦い顔をしたが、それ以上は黙ってし まった。 「・・・今日は・・どこに?」 暫くして、藍が聞いた。 今日の仕事の内容を聞かされていなかったので、そう尋ねるとすぐに岸 田が答えた。 「ああ。今日は打ち合わせだ。今度は‘写真集’のな。」 「・・・写真集・・ですか。」 藍はテレビやラジオの仕事が好きだったので、できれば「写真集」など の仕事は避けたかった。 藍の嫌そうな気分を察したのか、岸田がすぐに続けた。 「野村由香、知ってるよな?」 「・・はい。」※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第7章(2)へ 放課後の憂鬱 第7章 無邪気な悪魔・前編(2) 2015/06/26 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第7章 (2)】 野村由香は藍とライバルとされている女優だ。 歳も同じ、仕事も藍と同じようなテリトリーで、藍自身も由香には負け たくない、そんな感情を抱いていた。 「あちらさんが今度出す写真集、結構ヤってるらしいんだ。こっちも指 くわえてるわけにはな・・」 藍は少し不安になった。藍の今まで出した写真集は、どれも清純路線だ った。 実のところ「水着や下着姿」の写真集を、という話がなかった訳ではな い。 しかし、その度に藍自身が「絶対にイヤ・・」と拒否していたのと、前 の事務所はそんな藍の希望を聞き入れてくれていので、今まではそんな 仕事をしなくて済んでいた。 (・・やっぱり、水着の写真集、出さなきゃなのかな・・・) 藍は事務所を変わったことを今更ながら後悔した。 が、負けず嫌いの藍は、妹の秋のことと、前の事務所に自分から啖呵を 切って出てきた手前、弱音を吐くわけにはいかなかった。 ましてライバルの由香がそうするのなら、と考えると「やらなきゃ、だ めか・・」と自分を納得させるしかなかった。 「・・・水着・・ですか?」 恐る恐る聞く藍に、岸田は言葉を濁すように 「・・そんなところだ。まぁどんなのにするか、これから行って打ち合 わせるんだがな。」 と答えた。 「・・がんばります!」 藍は自分に激を入れるかのようにそう言った。 が、岸田は藍の言葉が聞こえなかったかのように、別のことを言い始め た。 「それはそうと・・・昨日、七種になんかされなかったか?」 その質問に藍は動揺した。 昨日のことが鮮明に蘇ってきた。拘束されたこと、そして抵抗できぬま ま、いいように弄ばれたこと。それでも藍は真里に惹かれてしまったこ と・・・。 藍は詰まりながら答えた。顔が赤くなっていた。 「えっ? あっ? べ、別に・・何も・・」 藍が動揺しているのに岸田は気づいていた。が、そしらぬ顔で続けた。 「そうか・・ならいい。・・・あいつな、男には興味のない女なんだよ。」 「えっ?」 「レズ、なんだよ。」 「えっ? レ・・ズ・・ですか?」 昨日真里にされたことが、岸田の話でやっと納得できた。 「だからな、藍にちょっかい出したりしてないだろうな、と思ったんだ よ。何もなかったんなら、いい。」 「・・・・・」 藍が黙っていると、岸田がまた真里のことを話し始めた。 「藍、気をつけろよ。おまえ、結構無防備だからな。ほんとはあの女、 おまえに付けたくなかったんだが・・上からの命令でな。気に入ったと なりゃ見境ないからな。前も手出して、辞めさせちまって困ったんだよ。 おまけに、やり方がきついっつうかなんつうか、商品に傷つけてくれや がる。傷はなぁ、まずいんだよ、この商売。その辺わかってねーんだよ な、あの女。」※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第7章(3)へ 前へ Home 次へ
放課後の憂鬱 第6章 スタイリスト・後篇(4) 2015/06/05 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第6章 (4)】 (やだ! なにされるの?) (処女を・・・奪われるって・・・) 藍は両手を拘束され、吊られたままの身体を力いっぱい振って抵抗した。 しかし少しも体勢は変わらなかった。 真里が何かを持って部屋に戻ってきた。 「・・・・・」 藍が真里を睨んでいると、真里が言った。 「藍、どうしたの? 怖い顔して。せっかく女にしてあげようとしてる のに・・さぁ、これを見て!」 真里の手には、太くて黒い光沢を放つグロテスクな物体が握りしめられ ていた。それがバイブであることは藍も知っていた。 「これに藍の処女を奪ってもらうのよ!」 藍は真っ青になり、抵抗した。 「い、いや。そんなのいやっ・・お願い、お願いします。やめて!・・」 「だめよ。遅れて来たり、お仕事ちゃんとしない罰よ。じゃ、入れるわ よ!」 そう言いながら、真里は藍の性器にバイブを押し当てた。 「いや、いやよっ! やめ、やめてぇぇぇ! そんなのいやぁぁぁぁぁ!」 藍は思い切り股間に力を入れて足を閉じたが、どうしようもなかった。 「いいわね? 入れるわよ?」 「あっ! あっ! あっ! いや、いやあ! ああぁぁぁ!」 目の前の鏡には、バイブの先がほんの少し自分の中に埋め込まれたとこ ろが映っていた。 「・・い、やあぁぁっ!、や・・め・・て・・・」 藍はあまりの恐怖に言葉も途切れていた。 「さぁ、いくわよ・・・」と真里が言いかけたその時、突然電話が鳴っ た。 「もう、なによ! 邪魔しないでよ・・・」 真里は舌打ちをした。 そのまま電話の音を無視し、バイブを藍に突き入れようとした・・・が、 肩をすくめるとバイブから手を離し、振り返った。 バイブは一瞬、そこに止まるかのように藍の股間で揺れていたが、やが てコトリと音を立てて、床に転がった。 真里は電話を取ると、話はじめた。話しながら藍の方をちらちら見て、 なにやら悔しそうな顔つきになっていた。 ようやく電話が終わり、真里が藍の所に戻ってきた。 藍は疲れ果てたのか、頭を垂れ、両手を枷に吊られたまま、グッタリと ぶら下がっていた。 真里は暫くそんな藍を見つめていたが「ふふ・・・可愛いコ・・・」と 呟いて、藍をしっかりと抱き締めた。 「う・・・むん?」 藍が驚いて顔を上げると、真里はそっと藍の頭に手をあてて引き寄せた。 そして優しく頬ずりをしていたが、不意に唇を合わせた。 「ああぁ・・・むむぅぅぅっっ」 藍が、ビックリしたように大きく目を開いた。 何をされているのか分からないまま、本能的に固く口を閉じていた。 真里は一層力を入れて、藍を抱き締めた。藍の胸は真里に押し付けられ、 つぶされ、そして擦られていた。 真里がそっと唇を離した。 そして優しく微笑むと「そんなに怖がらなくていいのよ、いいトコロに 連れてってあげる・・・」と囁いた。 もう一度、藍の頭に手を当てると、静かに髪を撫でていたが「さ、いら っしゃい・・・」と引き寄せ、もう一度唇を合わせた。 今度は藍も、抵抗しなかった。※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第6章(5)へ 放課後の憂鬱 第6章 スタイリスト・後篇(5) 2015/06/12 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第6章 (5)】 藍が唇を開くと、真里が舌を差し入れてきた。真里の舌は、藍の口の中 で動き回り、藍の舌を追いかけ、追いつめ、そして絡め取った。 「むふふぅぅぅ・・・」 藍のため息のような息遣いに、甘い響きが混ざっていた。藍の目は、夢 見るようにトロンとして、いつしか閉じられていた。 真里がそっと舌を抜く。そして藍の頬を唇で撫でるようにしながら、首 筋に息を吹きかけた。 藍が薄く目を開けると、真里は唇を藍の耳たぶに当て、そっと咬んだ。 「あ・・はん・・」 藍のため息が漏れた。身体がビクンと動いた・・・と真里は藍の耳に 「ふふふ・・・残念だけど、今日はこれでおしまい。解放してあげるわ よ。」 と囁くように吹き込んだ。 「・・・えっ・・もう・・・どうして・・」と思わず藍は聞いていた。 そう言ってしまってから (あっ、いけない・・嬉しがらなきゃ・・) と思った。 しかし心の片隅には、何か新しい感覚が真里の愛撫で目を覚し、動き始 めたのを意識していた。 真里には、藍の言葉が聞こえなかったようだった。すっかり冷静な顔に 戻ると 「藍、もうすぐお迎えがくるってよ」 といいながら、手馴れた感じで藍を拘束していた枷を外した。 藍はやっと自由を取り戻した。立っていられなくて、床に座り込んでし まった。それでも解放されて、ホッと安堵していた。 しかし、何かが足りなかった。確かに物足りない感じがしていた。安堵 する反面、そんな中途半端な気持ちを覚えるのだった。 真里は藍に手を遣り立たせると、ゆっくりと水着を脱がし始めた。 「えっ! あっ! じ、自分で・・」 藍が言い終わる前に、真里は手を藍の口にあてた。 藍は黙ってされるがまま、真里の動作を見守った。 水着が藍の体を離れ、床に落ちた。真里は藍の股間を濡れたタオルで拭 きはじめた。 「あ・・ん・・!」 藍が声をだすと、真里が話し始めた。 「藍、岸田には注意しなさいね。あいつはあぶないわよ・・」 「・・・・・」 藍が黙っていると、真里は藍に服を着せながら続けた。 「私はあなたの味方。いつでも藍を守ってあげるわ。さぁ、着替え終わ りっと。もう、外にお迎えが来る頃よ。早く行きなさい。」 藍には、真里の言うことがよくわからなかった。 まだ、先程の興奮が冷めずに、頭の中がボーっとしていた。 それでも、真里の言葉に、真剣なものがあるのを感じていた。 藍は鏡に映る自分の姿を見て、髪を直すと、あやふやなまま真里に言っ た。 「・・・・はい。じゃあ、また。」 藍が外に出ようとドアノブに手をかけると、真里が呼びとめた。 「藍、今日のことは誰にも言っちゃだめよ。知られてもだめ。約束よ。」 そういいながらウインクする真里に、藍は静かにうなずくと部屋をでて 外にいる岸田の元へ急いだ。 向こうから岸田が歩いてくるのが見えた。 藍は岸田の元に走った。 走りながら藍は、なぜか真里に惹かれていく自分に気が付いた。それが 少しも不思議には感じられなかった・・・。※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第7章(1)へ 放課後の憂鬱 第7章 無邪気な悪魔・前編(1) 2015/06/19 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第7章 (1)】 真里と別れた後、藍はサイン会、テレビ出演と休む間もなく仕事をこな した。 久しぶりのアイドルらしい仕事に、藍は充実した時間を過ごした。 夜中にようやく家にたどり着くと、家族はみな眠っていて真っ暗だった。 藍は物音を立てないように自分の部屋に入り、すぐに着替えを済ませた。 そしてベッドに横になったかと思うと、疲れていたせいか何一つ考える ことなく眠っていた。 次の日の朝、その日も仕事だった。藍はまた少し寝坊をしてしまい、忙 しく身支度を整えている。 (・・学校、二日連続休みかぁ。) ふと藍は手をとめた。それまで感じたことのない、そんな感覚が沸き上 がった。 ついこの間まで、学校に行くのが苦痛だった。誰にも話しかけられず、 1日中黙って過ごすあの教室・・・。 それが、今は部活の仲間がいる。自分の場所がある・・・。 初めて経験した喜びだった。その嬉しい記憶に、最初はあの出来事を思 い出せなかった。 (・・・・) 藍の顔が、少し曇った。少しずつ、あの悪夢の記憶が蘇ってきた。 ・・・学校に行くと、また辱しい目に逢わされてしまうかもしれない。 ・・・いや、この前のように、自分から変なコトをしてしまうかも知れ ない。 仕事の日は、学校に行かない今日は、それから逃れられる・・・そんな 安堵も感じた。 それでいて、なにかわからない、モヤモヤとした物足りなさを感じてい るのを意識していた。 が、次の瞬間、藍は身支度を続けた。藍のもやもやとした気分は、朝の 忙しさに紛れてすぐに消されてしまった。 「藍、遅いぞ! はやくしろ、行くぞ!」 藍の家の外に既にタクシーが止まっていた。タクシーに乗っていた岸田 が、玄関を飛び出してきた藍に怒鳴り声を上げた。 「あっ! す、すいません!」 藍は岸田の声に驚き、反射的にそう返事すると、慌ててタクシーに乗り 込んだ。 藍が岸田の隣に座ると同時に、岸田は運転手に行き先を告げ、タクシー はすぐに走り出した。 「昨日は忙しかったな、よく眠れたようだな?」 岸田は少し遅れた藍に皮肉っぽく聞いた。 「は、はい。昨日はお疲れ様でした。・・・よく眠りすぎました。」 藍はぺろっと舌をだした。岸田は苦い顔をしたが、それ以上は黙ってし まった。 「・・・今日は・・どこに?」 暫くして、藍が聞いた。 今日の仕事の内容を聞かされていなかったので、そう尋ねるとすぐに岸 田が答えた。 「ああ。今日は打ち合わせだ。今度は‘写真集’のな。」 「・・・写真集・・ですか。」 藍はテレビやラジオの仕事が好きだったので、できれば「写真集」など の仕事は避けたかった。 藍の嫌そうな気分を察したのか、岸田がすぐに続けた。 「野村由香、知ってるよな?」 「・・はい。」※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第7章(2)へ 放課後の憂鬱 第7章 無邪気な悪魔・前編(2) 2015/06/26 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第7章 (2)】 野村由香は藍とライバルとされている女優だ。 歳も同じ、仕事も藍と同じようなテリトリーで、藍自身も由香には負け たくない、そんな感情を抱いていた。 「あちらさんが今度出す写真集、結構ヤってるらしいんだ。こっちも指 くわえてるわけにはな・・」 藍は少し不安になった。藍の今まで出した写真集は、どれも清純路線だ った。 実のところ「水着や下着姿」の写真集を、という話がなかった訳ではな い。 しかし、その度に藍自身が「絶対にイヤ・・」と拒否していたのと、前 の事務所はそんな藍の希望を聞き入れてくれていので、今まではそんな 仕事をしなくて済んでいた。 (・・やっぱり、水着の写真集、出さなきゃなのかな・・・) 藍は事務所を変わったことを今更ながら後悔した。 が、負けず嫌いの藍は、妹の秋のことと、前の事務所に自分から啖呵を 切って出てきた手前、弱音を吐くわけにはいかなかった。 ましてライバルの由香がそうするのなら、と考えると「やらなきゃ、だ めか・・」と自分を納得させるしかなかった。 「・・・水着・・ですか?」 恐る恐る聞く藍に、岸田は言葉を濁すように 「・・そんなところだ。まぁどんなのにするか、これから行って打ち合 わせるんだがな。」 と答えた。 「・・がんばります!」 藍は自分に激を入れるかのようにそう言った。 が、岸田は藍の言葉が聞こえなかったかのように、別のことを言い始め た。 「それはそうと・・・昨日、七種になんかされなかったか?」 その質問に藍は動揺した。 昨日のことが鮮明に蘇ってきた。拘束されたこと、そして抵抗できぬま ま、いいように弄ばれたこと。それでも藍は真里に惹かれてしまったこ と・・・。 藍は詰まりながら答えた。顔が赤くなっていた。 「えっ? あっ? べ、別に・・何も・・」 藍が動揺しているのに岸田は気づいていた。が、そしらぬ顔で続けた。 「そうか・・ならいい。・・・あいつな、男には興味のない女なんだよ。」 「えっ?」 「レズ、なんだよ。」 「えっ? レ・・ズ・・ですか?」 昨日真里にされたことが、岸田の話でやっと納得できた。 「だからな、藍にちょっかい出したりしてないだろうな、と思ったんだ よ。何もなかったんなら、いい。」 「・・・・・」 藍が黙っていると、岸田がまた真里のことを話し始めた。 「藍、気をつけろよ。おまえ、結構無防備だからな。ほんとはあの女、 おまえに付けたくなかったんだが・・上からの命令でな。気に入ったと なりゃ見境ないからな。前も手出して、辞めさせちまって困ったんだよ。 おまけに、やり方がきついっつうかなんつうか、商品に傷つけてくれや がる。傷はなぁ、まずいんだよ、この商売。その辺わかってねーんだよ な、あの女。」※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第7章(3)へ 前へ Home 次へ
放課後の憂鬱 第6章 スタイリスト・後篇(5) 2015/06/12 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第6章 (5)】 藍が唇を開くと、真里が舌を差し入れてきた。真里の舌は、藍の口の中 で動き回り、藍の舌を追いかけ、追いつめ、そして絡め取った。 「むふふぅぅぅ・・・」 藍のため息のような息遣いに、甘い響きが混ざっていた。藍の目は、夢 見るようにトロンとして、いつしか閉じられていた。 真里がそっと舌を抜く。そして藍の頬を唇で撫でるようにしながら、首 筋に息を吹きかけた。 藍が薄く目を開けると、真里は唇を藍の耳たぶに当て、そっと咬んだ。 「あ・・はん・・」 藍のため息が漏れた。身体がビクンと動いた・・・と真里は藍の耳に 「ふふふ・・・残念だけど、今日はこれでおしまい。解放してあげるわ よ。」 と囁くように吹き込んだ。 「・・・えっ・・もう・・・どうして・・」と思わず藍は聞いていた。 そう言ってしまってから (あっ、いけない・・嬉しがらなきゃ・・) と思った。 しかし心の片隅には、何か新しい感覚が真里の愛撫で目を覚し、動き始 めたのを意識していた。 真里には、藍の言葉が聞こえなかったようだった。すっかり冷静な顔に 戻ると 「藍、もうすぐお迎えがくるってよ」 といいながら、手馴れた感じで藍を拘束していた枷を外した。 藍はやっと自由を取り戻した。立っていられなくて、床に座り込んでし まった。それでも解放されて、ホッと安堵していた。 しかし、何かが足りなかった。確かに物足りない感じがしていた。安堵 する反面、そんな中途半端な気持ちを覚えるのだった。 真里は藍に手を遣り立たせると、ゆっくりと水着を脱がし始めた。 「えっ! あっ! じ、自分で・・」 藍が言い終わる前に、真里は手を藍の口にあてた。 藍は黙ってされるがまま、真里の動作を見守った。 水着が藍の体を離れ、床に落ちた。真里は藍の股間を濡れたタオルで拭 きはじめた。 「あ・・ん・・!」 藍が声をだすと、真里が話し始めた。 「藍、岸田には注意しなさいね。あいつはあぶないわよ・・」 「・・・・・」 藍が黙っていると、真里は藍に服を着せながら続けた。 「私はあなたの味方。いつでも藍を守ってあげるわ。さぁ、着替え終わ りっと。もう、外にお迎えが来る頃よ。早く行きなさい。」 藍には、真里の言うことがよくわからなかった。 まだ、先程の興奮が冷めずに、頭の中がボーっとしていた。 それでも、真里の言葉に、真剣なものがあるのを感じていた。 藍は鏡に映る自分の姿を見て、髪を直すと、あやふやなまま真里に言っ た。 「・・・・はい。じゃあ、また。」 藍が外に出ようとドアノブに手をかけると、真里が呼びとめた。 「藍、今日のことは誰にも言っちゃだめよ。知られてもだめ。約束よ。」 そういいながらウインクする真里に、藍は静かにうなずくと部屋をでて 外にいる岸田の元へ急いだ。 向こうから岸田が歩いてくるのが見えた。 藍は岸田の元に走った。 走りながら藍は、なぜか真里に惹かれていく自分に気が付いた。それが 少しも不思議には感じられなかった・・・。※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第7章(1)へ 放課後の憂鬱 第7章 無邪気な悪魔・前編(1) 2015/06/19 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第7章 (1)】 真里と別れた後、藍はサイン会、テレビ出演と休む間もなく仕事をこな した。 久しぶりのアイドルらしい仕事に、藍は充実した時間を過ごした。 夜中にようやく家にたどり着くと、家族はみな眠っていて真っ暗だった。 藍は物音を立てないように自分の部屋に入り、すぐに着替えを済ませた。 そしてベッドに横になったかと思うと、疲れていたせいか何一つ考える ことなく眠っていた。 次の日の朝、その日も仕事だった。藍はまた少し寝坊をしてしまい、忙 しく身支度を整えている。 (・・学校、二日連続休みかぁ。) ふと藍は手をとめた。それまで感じたことのない、そんな感覚が沸き上 がった。 ついこの間まで、学校に行くのが苦痛だった。誰にも話しかけられず、 1日中黙って過ごすあの教室・・・。 それが、今は部活の仲間がいる。自分の場所がある・・・。 初めて経験した喜びだった。その嬉しい記憶に、最初はあの出来事を思 い出せなかった。 (・・・・) 藍の顔が、少し曇った。少しずつ、あの悪夢の記憶が蘇ってきた。 ・・・学校に行くと、また辱しい目に逢わされてしまうかもしれない。 ・・・いや、この前のように、自分から変なコトをしてしまうかも知れ ない。 仕事の日は、学校に行かない今日は、それから逃れられる・・・そんな 安堵も感じた。 それでいて、なにかわからない、モヤモヤとした物足りなさを感じてい るのを意識していた。 が、次の瞬間、藍は身支度を続けた。藍のもやもやとした気分は、朝の 忙しさに紛れてすぐに消されてしまった。 「藍、遅いぞ! はやくしろ、行くぞ!」 藍の家の外に既にタクシーが止まっていた。タクシーに乗っていた岸田 が、玄関を飛び出してきた藍に怒鳴り声を上げた。 「あっ! す、すいません!」 藍は岸田の声に驚き、反射的にそう返事すると、慌ててタクシーに乗り 込んだ。 藍が岸田の隣に座ると同時に、岸田は運転手に行き先を告げ、タクシー はすぐに走り出した。 「昨日は忙しかったな、よく眠れたようだな?」 岸田は少し遅れた藍に皮肉っぽく聞いた。 「は、はい。昨日はお疲れ様でした。・・・よく眠りすぎました。」 藍はぺろっと舌をだした。岸田は苦い顔をしたが、それ以上は黙ってし まった。 「・・・今日は・・どこに?」 暫くして、藍が聞いた。 今日の仕事の内容を聞かされていなかったので、そう尋ねるとすぐに岸 田が答えた。 「ああ。今日は打ち合わせだ。今度は‘写真集’のな。」 「・・・写真集・・ですか。」 藍はテレビやラジオの仕事が好きだったので、できれば「写真集」など の仕事は避けたかった。 藍の嫌そうな気分を察したのか、岸田がすぐに続けた。 「野村由香、知ってるよな?」 「・・はい。」※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第7章(2)へ 放課後の憂鬱 第7章 無邪気な悪魔・前編(2) 2015/06/26 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第7章 (2)】 野村由香は藍とライバルとされている女優だ。 歳も同じ、仕事も藍と同じようなテリトリーで、藍自身も由香には負け たくない、そんな感情を抱いていた。 「あちらさんが今度出す写真集、結構ヤってるらしいんだ。こっちも指 くわえてるわけにはな・・」 藍は少し不安になった。藍の今まで出した写真集は、どれも清純路線だ った。 実のところ「水着や下着姿」の写真集を、という話がなかった訳ではな い。 しかし、その度に藍自身が「絶対にイヤ・・」と拒否していたのと、前 の事務所はそんな藍の希望を聞き入れてくれていので、今まではそんな 仕事をしなくて済んでいた。 (・・やっぱり、水着の写真集、出さなきゃなのかな・・・) 藍は事務所を変わったことを今更ながら後悔した。 が、負けず嫌いの藍は、妹の秋のことと、前の事務所に自分から啖呵を 切って出てきた手前、弱音を吐くわけにはいかなかった。 ましてライバルの由香がそうするのなら、と考えると「やらなきゃ、だ めか・・」と自分を納得させるしかなかった。 「・・・水着・・ですか?」 恐る恐る聞く藍に、岸田は言葉を濁すように 「・・そんなところだ。まぁどんなのにするか、これから行って打ち合 わせるんだがな。」 と答えた。 「・・がんばります!」 藍は自分に激を入れるかのようにそう言った。 が、岸田は藍の言葉が聞こえなかったかのように、別のことを言い始め た。 「それはそうと・・・昨日、七種になんかされなかったか?」 その質問に藍は動揺した。 昨日のことが鮮明に蘇ってきた。拘束されたこと、そして抵抗できぬま ま、いいように弄ばれたこと。それでも藍は真里に惹かれてしまったこ と・・・。 藍は詰まりながら答えた。顔が赤くなっていた。 「えっ? あっ? べ、別に・・何も・・」 藍が動揺しているのに岸田は気づいていた。が、そしらぬ顔で続けた。 「そうか・・ならいい。・・・あいつな、男には興味のない女なんだよ。」 「えっ?」 「レズ、なんだよ。」 「えっ? レ・・ズ・・ですか?」 昨日真里にされたことが、岸田の話でやっと納得できた。 「だからな、藍にちょっかい出したりしてないだろうな、と思ったんだ よ。何もなかったんなら、いい。」 「・・・・・」 藍が黙っていると、岸田がまた真里のことを話し始めた。 「藍、気をつけろよ。おまえ、結構無防備だからな。ほんとはあの女、 おまえに付けたくなかったんだが・・上からの命令でな。気に入ったと なりゃ見境ないからな。前も手出して、辞めさせちまって困ったんだよ。 おまけに、やり方がきついっつうかなんつうか、商品に傷つけてくれや がる。傷はなぁ、まずいんだよ、この商売。その辺わかってねーんだよ な、あの女。」※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第7章(3)へ 前へ Home 次へ
放課後の憂鬱 第7章 無邪気な悪魔・前編(1) 2015/06/19 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第7章 (1)】 真里と別れた後、藍はサイン会、テレビ出演と休む間もなく仕事をこな した。 久しぶりのアイドルらしい仕事に、藍は充実した時間を過ごした。 夜中にようやく家にたどり着くと、家族はみな眠っていて真っ暗だった。 藍は物音を立てないように自分の部屋に入り、すぐに着替えを済ませた。 そしてベッドに横になったかと思うと、疲れていたせいか何一つ考える ことなく眠っていた。 次の日の朝、その日も仕事だった。藍はまた少し寝坊をしてしまい、忙 しく身支度を整えている。 (・・学校、二日連続休みかぁ。) ふと藍は手をとめた。それまで感じたことのない、そんな感覚が沸き上 がった。 ついこの間まで、学校に行くのが苦痛だった。誰にも話しかけられず、 1日中黙って過ごすあの教室・・・。 それが、今は部活の仲間がいる。自分の場所がある・・・。 初めて経験した喜びだった。その嬉しい記憶に、最初はあの出来事を思 い出せなかった。 (・・・・) 藍の顔が、少し曇った。少しずつ、あの悪夢の記憶が蘇ってきた。 ・・・学校に行くと、また辱しい目に逢わされてしまうかもしれない。 ・・・いや、この前のように、自分から変なコトをしてしまうかも知れ ない。 仕事の日は、学校に行かない今日は、それから逃れられる・・・そんな 安堵も感じた。 それでいて、なにかわからない、モヤモヤとした物足りなさを感じてい るのを意識していた。 が、次の瞬間、藍は身支度を続けた。藍のもやもやとした気分は、朝の 忙しさに紛れてすぐに消されてしまった。 「藍、遅いぞ! はやくしろ、行くぞ!」 藍の家の外に既にタクシーが止まっていた。タクシーに乗っていた岸田 が、玄関を飛び出してきた藍に怒鳴り声を上げた。 「あっ! す、すいません!」 藍は岸田の声に驚き、反射的にそう返事すると、慌ててタクシーに乗り 込んだ。 藍が岸田の隣に座ると同時に、岸田は運転手に行き先を告げ、タクシー はすぐに走り出した。 「昨日は忙しかったな、よく眠れたようだな?」 岸田は少し遅れた藍に皮肉っぽく聞いた。 「は、はい。昨日はお疲れ様でした。・・・よく眠りすぎました。」 藍はぺろっと舌をだした。岸田は苦い顔をしたが、それ以上は黙ってし まった。 「・・・今日は・・どこに?」 暫くして、藍が聞いた。 今日の仕事の内容を聞かされていなかったので、そう尋ねるとすぐに岸 田が答えた。 「ああ。今日は打ち合わせだ。今度は‘写真集’のな。」 「・・・写真集・・ですか。」 藍はテレビやラジオの仕事が好きだったので、できれば「写真集」など の仕事は避けたかった。 藍の嫌そうな気分を察したのか、岸田がすぐに続けた。 「野村由香、知ってるよな?」 「・・はい。」※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第7章(2)へ 放課後の憂鬱 第7章 無邪気な悪魔・前編(2) 2015/06/26 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第7章 (2)】 野村由香は藍とライバルとされている女優だ。 歳も同じ、仕事も藍と同じようなテリトリーで、藍自身も由香には負け たくない、そんな感情を抱いていた。 「あちらさんが今度出す写真集、結構ヤってるらしいんだ。こっちも指 くわえてるわけにはな・・」 藍は少し不安になった。藍の今まで出した写真集は、どれも清純路線だ った。 実のところ「水着や下着姿」の写真集を、という話がなかった訳ではな い。 しかし、その度に藍自身が「絶対にイヤ・・」と拒否していたのと、前 の事務所はそんな藍の希望を聞き入れてくれていので、今まではそんな 仕事をしなくて済んでいた。 (・・やっぱり、水着の写真集、出さなきゃなのかな・・・) 藍は事務所を変わったことを今更ながら後悔した。 が、負けず嫌いの藍は、妹の秋のことと、前の事務所に自分から啖呵を 切って出てきた手前、弱音を吐くわけにはいかなかった。 ましてライバルの由香がそうするのなら、と考えると「やらなきゃ、だ めか・・」と自分を納得させるしかなかった。 「・・・水着・・ですか?」 恐る恐る聞く藍に、岸田は言葉を濁すように 「・・そんなところだ。まぁどんなのにするか、これから行って打ち合 わせるんだがな。」 と答えた。 「・・がんばります!」 藍は自分に激を入れるかのようにそう言った。 が、岸田は藍の言葉が聞こえなかったかのように、別のことを言い始め た。 「それはそうと・・・昨日、七種になんかされなかったか?」 その質問に藍は動揺した。 昨日のことが鮮明に蘇ってきた。拘束されたこと、そして抵抗できぬま ま、いいように弄ばれたこと。それでも藍は真里に惹かれてしまったこ と・・・。 藍は詰まりながら答えた。顔が赤くなっていた。 「えっ? あっ? べ、別に・・何も・・」 藍が動揺しているのに岸田は気づいていた。が、そしらぬ顔で続けた。 「そうか・・ならいい。・・・あいつな、男には興味のない女なんだよ。」 「えっ?」 「レズ、なんだよ。」 「えっ? レ・・ズ・・ですか?」 昨日真里にされたことが、岸田の話でやっと納得できた。 「だからな、藍にちょっかい出したりしてないだろうな、と思ったんだ よ。何もなかったんなら、いい。」 「・・・・・」 藍が黙っていると、岸田がまた真里のことを話し始めた。 「藍、気をつけろよ。おまえ、結構無防備だからな。ほんとはあの女、 おまえに付けたくなかったんだが・・上からの命令でな。気に入ったと なりゃ見境ないからな。前も手出して、辞めさせちまって困ったんだよ。 おまけに、やり方がきついっつうかなんつうか、商品に傷つけてくれや がる。傷はなぁ、まずいんだよ、この商売。その辺わかってねーんだよ な、あの女。」※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第7章(3)へ 前へ Home 次へ
放課後の憂鬱 第7章 無邪気な悪魔・前編(2) 2015/06/26 20:00.00 カテゴリ:放課後の憂鬱 【第7章 (2)】 野村由香は藍とライバルとされている女優だ。 歳も同じ、仕事も藍と同じようなテリトリーで、藍自身も由香には負け たくない、そんな感情を抱いていた。 「あちらさんが今度出す写真集、結構ヤってるらしいんだ。こっちも指 くわえてるわけにはな・・」 藍は少し不安になった。藍の今まで出した写真集は、どれも清純路線だ った。 実のところ「水着や下着姿」の写真集を、という話がなかった訳ではな い。 しかし、その度に藍自身が「絶対にイヤ・・」と拒否していたのと、前 の事務所はそんな藍の希望を聞き入れてくれていので、今まではそんな 仕事をしなくて済んでいた。 (・・やっぱり、水着の写真集、出さなきゃなのかな・・・) 藍は事務所を変わったことを今更ながら後悔した。 が、負けず嫌いの藍は、妹の秋のことと、前の事務所に自分から啖呵を 切って出てきた手前、弱音を吐くわけにはいかなかった。 ましてライバルの由香がそうするのなら、と考えると「やらなきゃ、だ めか・・」と自分を納得させるしかなかった。 「・・・水着・・ですか?」 恐る恐る聞く藍に、岸田は言葉を濁すように 「・・そんなところだ。まぁどんなのにするか、これから行って打ち合 わせるんだがな。」 と答えた。 「・・がんばります!」 藍は自分に激を入れるかのようにそう言った。 が、岸田は藍の言葉が聞こえなかったかのように、別のことを言い始め た。 「それはそうと・・・昨日、七種になんかされなかったか?」 その質問に藍は動揺した。 昨日のことが鮮明に蘇ってきた。拘束されたこと、そして抵抗できぬま ま、いいように弄ばれたこと。それでも藍は真里に惹かれてしまったこ と・・・。 藍は詰まりながら答えた。顔が赤くなっていた。 「えっ? あっ? べ、別に・・何も・・」 藍が動揺しているのに岸田は気づいていた。が、そしらぬ顔で続けた。 「そうか・・ならいい。・・・あいつな、男には興味のない女なんだよ。」 「えっ?」 「レズ、なんだよ。」 「えっ? レ・・ズ・・ですか?」 昨日真里にされたことが、岸田の話でやっと納得できた。 「だからな、藍にちょっかい出したりしてないだろうな、と思ったんだ よ。何もなかったんなら、いい。」 「・・・・・」 藍が黙っていると、岸田がまた真里のことを話し始めた。 「藍、気をつけろよ。おまえ、結構無防備だからな。ほんとはあの女、 おまえに付けたくなかったんだが・・上からの命令でな。気に入ったと なりゃ見境ないからな。前も手出して、辞めさせちまって困ったんだよ。 おまけに、やり方がきついっつうかなんつうか、商品に傷つけてくれや がる。傷はなぁ、まずいんだよ、この商売。その辺わかってねーんだよ な、あの女。」※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。 尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。 無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。 同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみのアブナイ体験とSMチックな官能小説 目次へ 第7章(3)へ 前へ Home 次へ